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478危険生物
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拓の司会の元、それぞれの公爵が行っている毎日の仕事の説明から話が始まった。
時々、拓から話の内容に質問が上がるが、勇者の3人は聞いているだけとなっている。
「浩司、大丈夫か?書類処理と言うが、契約の判断を誤ればどれだけ危険か分かるよな。」
「それは分かります。しかし、そこまで危険なんですか?」
「当たり前だろ。他人より自分の利益を求めるのが人間。立場が上になれば影響が大きくなるからね。」
拓は公爵達に騙し合いについての話を聞いてみると、出てくる、出てくる。
「言葉を話す能力と言うのは、意志を通じ合わせる為か、相手をだます為なのか分かりませんね。」
「その通りだ。貴族になると、友人はなかなか出来ない。他人と会うのなら腹の探り合いになると考えた方が良い。」
拓の言葉にブルネリ公爵が同意して頷く。
そこからは騙し合いの話が続いたが、えぐ過ぎる話になる前に拓が止めていた。
拓が驚いたのは、バラキエ公爵が腹の底までは表に出さないが、かなり深い話をしてくれる事だった。
この辺はブルネリ公爵やクロイツ公爵も驚いていた。
2人はバラキエ公爵の狙いを怪しみながら合わせて話をしてくれたのだが、更に話が深くなりバラキエ公爵は拓にも意見を求めてくる。
「それ以上は、ここでは必要ありません。流石に話が深すぎます。」
国家方針にまで話が進もうとしたので拓が止めていた。
この3大貴族の話になれば、もはや雑談で済む話ではない。
そんな話を聞かされてしまうと、後々面倒なことに巻き込まれそうだとの判断だった。
拓が止めた時のバラキエ公爵の様子を見ると、本当に巻き込もうとしていたみたいだった。
いや、バラキエ公爵だけでなくブルネリ公爵とクロイツ公爵も狙っていた様に思える。
拓は浩司に本当にこんな危険生物になりたいのかと問いただしたくなる。
一通りの話が終わると、ブルネリ公爵が勇者3人に話しかける。
「この先、勇者の皆様は貴族、もしくは同等の立場に成られると思います。
その時には優秀な補佐が付くでしょうが、貴族としての教育を受けたいのであれば協力は惜しみません。
当然、特定の貴族という訳にはいきませんので、我々3名による教育となります。
選択肢の1つとして考えて頂ければと思います。」
ブルネリ公爵はこの場での回答を求めてはいなかったが、
「教育を受けさせてください。宜しくお願いします。」
「私もお願いします。協力をお願いします。」
浩司と由美が願い出る。一人参加の意思を示さない里香に拓が聞いてみる。
「私は将来やりたい事が有るからいいや。私は孤児院の運営をしたいの。出来れば、その為の勉強をしたい。」
公爵の3人は里香の望みに力を貸すこと、その為の勉強に協力する事を約束した。
ただ、それでも立場的に貴族の教育は受けた方が良いと言うので、里香も参加する事にした。
「拓さんは貴族に興味はないの?国王陛下からの話も断っていたけど?」
「由美ちゃん、あれは国王陛下のおふざけだよ。皆のお陰で国としても余裕が出来て来たんだと思うけど、止めて欲しいよね。
俺が貴族になれる訳無いじゃない。仲間と一緒に旅をするのが丁度良いかな。」
「そんなものかしら?」
「逆に由美ちゃんは何で貴族の勉強をしたいと思ったの?」
由美は少し考えてから答える。
「拓さんの旅の話を聞いていて、私もこの世界を見たいと思ったの。
ただ、勇者と言う立場だとなると、貴族との接点は出て来るでしょ。
それに、里香と違って未だ先の事は考えていないから、選択肢を広げるためにも勉強をしておこうかと思って。」
拓は3人が色々と考えているんだと思いながらも、唯一貴族を目指す浩司の将来が不安だった。
このまま、サリナ姫との結婚を夢見て大丈夫なのだろうか?
時々、拓から話の内容に質問が上がるが、勇者の3人は聞いているだけとなっている。
「浩司、大丈夫か?書類処理と言うが、契約の判断を誤ればどれだけ危険か分かるよな。」
「それは分かります。しかし、そこまで危険なんですか?」
「当たり前だろ。他人より自分の利益を求めるのが人間。立場が上になれば影響が大きくなるからね。」
拓は公爵達に騙し合いについての話を聞いてみると、出てくる、出てくる。
「言葉を話す能力と言うのは、意志を通じ合わせる為か、相手をだます為なのか分かりませんね。」
「その通りだ。貴族になると、友人はなかなか出来ない。他人と会うのなら腹の探り合いになると考えた方が良い。」
拓の言葉にブルネリ公爵が同意して頷く。
そこからは騙し合いの話が続いたが、えぐ過ぎる話になる前に拓が止めていた。
拓が驚いたのは、バラキエ公爵が腹の底までは表に出さないが、かなり深い話をしてくれる事だった。
この辺はブルネリ公爵やクロイツ公爵も驚いていた。
2人はバラキエ公爵の狙いを怪しみながら合わせて話をしてくれたのだが、更に話が深くなりバラキエ公爵は拓にも意見を求めてくる。
「それ以上は、ここでは必要ありません。流石に話が深すぎます。」
国家方針にまで話が進もうとしたので拓が止めていた。
この3大貴族の話になれば、もはや雑談で済む話ではない。
そんな話を聞かされてしまうと、後々面倒なことに巻き込まれそうだとの判断だった。
拓が止めた時のバラキエ公爵の様子を見ると、本当に巻き込もうとしていたみたいだった。
いや、バラキエ公爵だけでなくブルネリ公爵とクロイツ公爵も狙っていた様に思える。
拓は浩司に本当にこんな危険生物になりたいのかと問いただしたくなる。
一通りの話が終わると、ブルネリ公爵が勇者3人に話しかける。
「この先、勇者の皆様は貴族、もしくは同等の立場に成られると思います。
その時には優秀な補佐が付くでしょうが、貴族としての教育を受けたいのであれば協力は惜しみません。
当然、特定の貴族という訳にはいきませんので、我々3名による教育となります。
選択肢の1つとして考えて頂ければと思います。」
ブルネリ公爵はこの場での回答を求めてはいなかったが、
「教育を受けさせてください。宜しくお願いします。」
「私もお願いします。協力をお願いします。」
浩司と由美が願い出る。一人参加の意思を示さない里香に拓が聞いてみる。
「私は将来やりたい事が有るからいいや。私は孤児院の運営をしたいの。出来れば、その為の勉強をしたい。」
公爵の3人は里香の望みに力を貸すこと、その為の勉強に協力する事を約束した。
ただ、それでも立場的に貴族の教育は受けた方が良いと言うので、里香も参加する事にした。
「拓さんは貴族に興味はないの?国王陛下からの話も断っていたけど?」
「由美ちゃん、あれは国王陛下のおふざけだよ。皆のお陰で国としても余裕が出来て来たんだと思うけど、止めて欲しいよね。
俺が貴族になれる訳無いじゃない。仲間と一緒に旅をするのが丁度良いかな。」
「そんなものかしら?」
「逆に由美ちゃんは何で貴族の勉強をしたいと思ったの?」
由美は少し考えてから答える。
「拓さんの旅の話を聞いていて、私もこの世界を見たいと思ったの。
ただ、勇者と言う立場だとなると、貴族との接点は出て来るでしょ。
それに、里香と違って未だ先の事は考えていないから、選択肢を広げるためにも勉強をしておこうかと思って。」
拓は3人が色々と考えているんだと思いながらも、唯一貴族を目指す浩司の将来が不安だった。
このまま、サリナ姫との結婚を夢見て大丈夫なのだろうか?
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