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002グリム
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「とりあえず自己紹介しようか。俺は児島拓、46歳。サラリーマンだった・・・かな?」
「何で疑問形なんだ?本当に年上なんだよな。俺は近藤浩二、20歳。大学生だ、です。」
「随分体格が良いけど、何かしていたのか?」
「ラグビーをやっていますよ。182cm 100kg位かな。」
近藤の体は凄い筋肉で、短髪の人懐っこい顔をしている。
俺の方は・・・今は7,8歳位の子供だ。
外見が変わったのは俺だけみたいだ。
俺が46歳だとしても容姿が容姿なので、近藤は敬語を使おうとするも違和感が有り、俺のことを「拓ちゃん」と呼び普通に話す事にした。
俺の方は「浩司」と呼ぶことにした。
記憶では俺も浩司も交通事故に巻き込まれたはずだが、特に怪我や痛みは全く無い。
気持ちが落ち着いた所で、改めて部屋を見渡してみると
ドアが一つ有るだけで、窓は一つもない石造りの部屋だった。
床と天井には対になるような魔法陣ともいえる模様が描かれていた。
他には机が一つ置いてあり、何も書かれていない黒表紙の本が一冊。
とりあえず、本を持ってドアを開けると石の階段。
先に進もうとすると、「拓ちゃんの体では何か有ったら対応出来ない」と浩司が先導し、俺が少し間を空けて登る事に。
俺が上を見ると、浩司の広い背中。
全く先が見えない。これではヌリカベだ。
上りきった所は、書斎の様で棚に入りきらない程の大量の本
先ほどの部屋は地下室だった。
本を開いても知らない言葉で書かれていて、何も情報を得る事は出来なかった。
他に居間、台所、寝室と昔の古い家の様だが人の気配は無し。
窓の外を見ると森に囲まれ、道一本も無し。
寝室に鏡が有ったので自分の姿を確認してみると
子供に戻った自分の姿が映っていた。
本当に子供になってしまうなんて現実なのだろうか?
箪笥の中の服を探すとボロボロの服が出てきたが、寒く無いので裸のままでいることにした。
何も情報が得られないままソファーに座って、これからどうするか考えていると声が聞こえてくる。
『わ・・・えが・・・・か』
周囲を見ても俺達以外に何もなく、それに声のする方向の判断も付かない。
「浩司、何か声が聞こえないか?」
「声?何も聞こえないぞ。」
少しづつ声が大きくなっていくが、浩司には全く聞こえていない。
何とか聞き取れる大きさになり辺りをキョロキョロしていると
『何処を見ている。儂じゃ、お主が持っている本じゃ』
地下室で見つけた黒い本から声がしているのか。
『儂の声が聞こえているんじゃろう』
俺は驚いて、投げ捨ててしまった。
『全く、いきなり投げ捨てるとは。儂の名はグリム、グリムと呼ばれていた者の知識じゃ』
間違いなく、この本から声が出ている。
本の声が聞こえていない浩司は俺の行動を本気で心配していた。
「何で疑問形なんだ?本当に年上なんだよな。俺は近藤浩二、20歳。大学生だ、です。」
「随分体格が良いけど、何かしていたのか?」
「ラグビーをやっていますよ。182cm 100kg位かな。」
近藤の体は凄い筋肉で、短髪の人懐っこい顔をしている。
俺の方は・・・今は7,8歳位の子供だ。
外見が変わったのは俺だけみたいだ。
俺が46歳だとしても容姿が容姿なので、近藤は敬語を使おうとするも違和感が有り、俺のことを「拓ちゃん」と呼び普通に話す事にした。
俺の方は「浩司」と呼ぶことにした。
記憶では俺も浩司も交通事故に巻き込まれたはずだが、特に怪我や痛みは全く無い。
気持ちが落ち着いた所で、改めて部屋を見渡してみると
ドアが一つ有るだけで、窓は一つもない石造りの部屋だった。
床と天井には対になるような魔法陣ともいえる模様が描かれていた。
他には机が一つ置いてあり、何も書かれていない黒表紙の本が一冊。
とりあえず、本を持ってドアを開けると石の階段。
先に進もうとすると、「拓ちゃんの体では何か有ったら対応出来ない」と浩司が先導し、俺が少し間を空けて登る事に。
俺が上を見ると、浩司の広い背中。
全く先が見えない。これではヌリカベだ。
上りきった所は、書斎の様で棚に入りきらない程の大量の本
先ほどの部屋は地下室だった。
本を開いても知らない言葉で書かれていて、何も情報を得る事は出来なかった。
他に居間、台所、寝室と昔の古い家の様だが人の気配は無し。
窓の外を見ると森に囲まれ、道一本も無し。
寝室に鏡が有ったので自分の姿を確認してみると
子供に戻った自分の姿が映っていた。
本当に子供になってしまうなんて現実なのだろうか?
箪笥の中の服を探すとボロボロの服が出てきたが、寒く無いので裸のままでいることにした。
何も情報が得られないままソファーに座って、これからどうするか考えていると声が聞こえてくる。
『わ・・・えが・・・・か』
周囲を見ても俺達以外に何もなく、それに声のする方向の判断も付かない。
「浩司、何か声が聞こえないか?」
「声?何も聞こえないぞ。」
少しづつ声が大きくなっていくが、浩司には全く聞こえていない。
何とか聞き取れる大きさになり辺りをキョロキョロしていると
『何処を見ている。儂じゃ、お主が持っている本じゃ』
地下室で見つけた黒い本から声がしているのか。
『儂の声が聞こえているんじゃろう』
俺は驚いて、投げ捨ててしまった。
『全く、いきなり投げ捨てるとは。儂の名はグリム、グリムと呼ばれていた者の知識じゃ』
間違いなく、この本から声が出ている。
本の声が聞こえていない浩司は俺の行動を本気で心配していた。
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