26 / 761
026毒
しおりを挟む
働かざる者、食うべからず。
依頼を受けるために、ギルド会館にやってきた。
ガラはCランク、レオはDランク、そして浩司と俺はFランク
パーティーとして受けれる依頼はEランクまでとなる。
薬草の採取の依頼と、町の周辺に現れる魔獣の討伐を行うことにした。
魔獣の討伐は常時依頼となり、討伐した魔獣の決められた部位を提示する。
「これはこれは、ガラの子守パーティじゃないか。」
後ろを振り向くと、男が立っていた。
「ガキ、達成できなきゃ罰金だぞ。金は有るのか?」
「ん、誰だお前?」
「ふざけるな、俺はゴルゴだ。せいぜい、死なないよう気をつけるんだな。」
「この間、拓が喧嘩した奴だよ。」
ガラに言われて、やっと相手を思い出した。
あの時、本当に見ている余裕が無かったんだな。
出だしにケチがついたが、出発しよう。
俺達がやってきたのとは別の森に向かう。
「依頼の薬草は、岩場で採取できる。ただ、魔獣も出るから周りに気を付けろ。」
レオに道先案内をしてもらいながら進んでいくと、これから向かう岩場の所で探索魔法に引っかかる気配があった。
「この先の岩場で誰かが魔獣と闘っているみたいだ。どうする。」
俺が問いかけると、邪魔にならない様に近付く事になった。
冒険者の暗黙のルールで、危険な状態や、相手が助けを求めていない場合は戦闘に割り込まない事になっている。
討伐報酬や売れる素材の所有権で揉めない為の対応だ。
闘っていたのは、獣人の5人パーティと5、6mは有る巨大なヘビ
『あれはハブリじゃな。牙の毒か、あの体で締め付けて相手を倒す。
皮は丈夫で、毒は痺れ薬の材料になるぞ。』
獣人達は手堅く攻撃を繰り出し、少しづつハブリを追い詰めていた。
「あれなら問題無いだろう。俺達は迂回して岩場に向かう。」
ガラの指示で森の中を迂回していると、獣人の1人がハブリに腕を噛まれた。
直ぐに他のメンバーが助けに入り助けるが、噛まれた獣人は痙攣を起こしている。
何か薬の様な物を飲ませ、一命は取り止めたみたいだ。
倒れた獣人を狙ってハブリが攻撃を仕掛けるが4人で防ぎ攻撃を行っている。
しかし、1人抜けたことで守り重視となり攻撃が思う様に出来ていないので、加勢する事にした。
「シールド」
ハブリが獣人を狙い飛びかかろうとするのをシールドで全て防いでいると、獣人達は隙をついてハブリの首を切り落とした。
ハブリの体がのた打ち回っていたが、しばらくして落ち着いた。
「仲間が勝手に戦いに割り込んで申し訳なかった。」
レオが獣人達のパーティに謝りながら近付いて行く。
「いや、こちらこそ助かった。あのままだと、打ち取れたとしても時間が掛かっていた。素材の取り分なんだが…」
「それは、俺達が勝手に割り込んだんだ。気にしなくて良い。」
人間と獣人の間に差別意識が有るので、対応は全てレオに任せている。
その間に、俺は毒にやられた獣人の状態を確認させてもらう。
一応、薬が効いているみたいだが、こんな魔獣が出現する場所で回復に時間が掛かっては危険なので光魔法で解毒する。
「浄化」
獣人の顔色も良くなり、体の痺れも無くなったみたいだ。おまけで傷を治しておく。
レオと話していた獣人が、この様子を見ていて
「正直、助けてもらえただけでも驚いていたのに、治療までしてもらえるとは。
ハブリの素材は、そちらで受け取ってもらって構わない。
正直、あのままだったら町に戻る事を優先にして、殆ど素材を持ち帰る事なんて出来なかった。」
レオが「どうしたい」と俺に聞いてくるので、ハブリの毒が欲しいと伝えると
OZは毒を、それ以外は獣人のパーティが受け取る事で話しが付いた。
グリムの指示に従って、ハブリの毒を採取していると
「その毒は何に使えるんだ?」
「痺れ薬だって。なかなか強力で意識は有るけど、筋肉を麻痺させられるらしいよ。」
浩司が聞いてくるので、教えてあげたと言うのに
「強力な痺れ薬ね。しかし、毒の採取をそんなに嬉しそうにやっていると怖いぞ。犯罪に走らないでくれよ。」
変な事を言われてしまった。
痺れ薬を作って、少し違法的なエロい妄想していて顔がニヤついていたみたいだ。
実際は、いざと言う時の補助として使用すし、解毒剤を作る時にも必要となる。
犯罪的な使い方も出来るが、俺は使わない…と思う。
依頼を受けるために、ギルド会館にやってきた。
ガラはCランク、レオはDランク、そして浩司と俺はFランク
パーティーとして受けれる依頼はEランクまでとなる。
薬草の採取の依頼と、町の周辺に現れる魔獣の討伐を行うことにした。
魔獣の討伐は常時依頼となり、討伐した魔獣の決められた部位を提示する。
「これはこれは、ガラの子守パーティじゃないか。」
後ろを振り向くと、男が立っていた。
「ガキ、達成できなきゃ罰金だぞ。金は有るのか?」
「ん、誰だお前?」
「ふざけるな、俺はゴルゴだ。せいぜい、死なないよう気をつけるんだな。」
「この間、拓が喧嘩した奴だよ。」
ガラに言われて、やっと相手を思い出した。
あの時、本当に見ている余裕が無かったんだな。
出だしにケチがついたが、出発しよう。
俺達がやってきたのとは別の森に向かう。
「依頼の薬草は、岩場で採取できる。ただ、魔獣も出るから周りに気を付けろ。」
レオに道先案内をしてもらいながら進んでいくと、これから向かう岩場の所で探索魔法に引っかかる気配があった。
「この先の岩場で誰かが魔獣と闘っているみたいだ。どうする。」
俺が問いかけると、邪魔にならない様に近付く事になった。
冒険者の暗黙のルールで、危険な状態や、相手が助けを求めていない場合は戦闘に割り込まない事になっている。
討伐報酬や売れる素材の所有権で揉めない為の対応だ。
闘っていたのは、獣人の5人パーティと5、6mは有る巨大なヘビ
『あれはハブリじゃな。牙の毒か、あの体で締め付けて相手を倒す。
皮は丈夫で、毒は痺れ薬の材料になるぞ。』
獣人達は手堅く攻撃を繰り出し、少しづつハブリを追い詰めていた。
「あれなら問題無いだろう。俺達は迂回して岩場に向かう。」
ガラの指示で森の中を迂回していると、獣人の1人がハブリに腕を噛まれた。
直ぐに他のメンバーが助けに入り助けるが、噛まれた獣人は痙攣を起こしている。
何か薬の様な物を飲ませ、一命は取り止めたみたいだ。
倒れた獣人を狙ってハブリが攻撃を仕掛けるが4人で防ぎ攻撃を行っている。
しかし、1人抜けたことで守り重視となり攻撃が思う様に出来ていないので、加勢する事にした。
「シールド」
ハブリが獣人を狙い飛びかかろうとするのをシールドで全て防いでいると、獣人達は隙をついてハブリの首を切り落とした。
ハブリの体がのた打ち回っていたが、しばらくして落ち着いた。
「仲間が勝手に戦いに割り込んで申し訳なかった。」
レオが獣人達のパーティに謝りながら近付いて行く。
「いや、こちらこそ助かった。あのままだと、打ち取れたとしても時間が掛かっていた。素材の取り分なんだが…」
「それは、俺達が勝手に割り込んだんだ。気にしなくて良い。」
人間と獣人の間に差別意識が有るので、対応は全てレオに任せている。
その間に、俺は毒にやられた獣人の状態を確認させてもらう。
一応、薬が効いているみたいだが、こんな魔獣が出現する場所で回復に時間が掛かっては危険なので光魔法で解毒する。
「浄化」
獣人の顔色も良くなり、体の痺れも無くなったみたいだ。おまけで傷を治しておく。
レオと話していた獣人が、この様子を見ていて
「正直、助けてもらえただけでも驚いていたのに、治療までしてもらえるとは。
ハブリの素材は、そちらで受け取ってもらって構わない。
正直、あのままだったら町に戻る事を優先にして、殆ど素材を持ち帰る事なんて出来なかった。」
レオが「どうしたい」と俺に聞いてくるので、ハブリの毒が欲しいと伝えると
OZは毒を、それ以外は獣人のパーティが受け取る事で話しが付いた。
グリムの指示に従って、ハブリの毒を採取していると
「その毒は何に使えるんだ?」
「痺れ薬だって。なかなか強力で意識は有るけど、筋肉を麻痺させられるらしいよ。」
浩司が聞いてくるので、教えてあげたと言うのに
「強力な痺れ薬ね。しかし、毒の採取をそんなに嬉しそうにやっていると怖いぞ。犯罪に走らないでくれよ。」
変な事を言われてしまった。
痺れ薬を作って、少し違法的なエロい妄想していて顔がニヤついていたみたいだ。
実際は、いざと言う時の補助として使用すし、解毒剤を作る時にも必要となる。
犯罪的な使い方も出来るが、俺は使わない…と思う。
44
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。
越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる