異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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032護衛任務

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今、エチゴさんの護衛の任務についている。
エバの遺跡に行く話をすると、少し遠回りになるが途中のエデンの町まで護衛を依頼された。
普段は店の人だけで対応しているらいしが、今回は荷物が多く行きの人手を探していたらしい。
数日ほど遠回りになるが、エチゴさんの依頼と言うことで引き受けた。

エチゴさんの他に、いつもの護衛がつく。
人間はダリウスさん、クマ族はアルさん。
これから向かうエデンの町まで7日間の仲間だ。
エチゴさんが乗る馬車の周りを6人で囲んで護衛を行う。
馬車を引いているのは馬と言っても、実際は魔獣で元の世界の馬より力は数段強い。

ラグテルの町を出て2日目、街道が森の奥に入っていくと探索魔法に魔獣が引っかかった。
それも直ぐ近くに・・・

「戦いの準備。近くに魔獣の群れがいる。」

草叢から黒い魔獣が飛び出し馬に襲いかかって来た。

「ダークバインド」

魔獣の動きを止めた所をレオが止めを刺す。

『ダークウルフじゃ。闇の魔力を纏って気配を消していたんじゃろう。魔力察知力も強いぞ。』

いくら気配を消しても、一度気付けば探索魔法で把握できる。

「前方に8体、後方に6体。浩司、後ろをの牽制を頼む。ガラ、レオ、前方を叩くぞ。
 ダリウスさん、アルさんは馬車を守って下さい。
 隠れている奴らを、あぶり出す。レイアロー」

光の矢を前方に隠れているダークウルフに放つ。
レイアローの威力が弱いと言っても、草むらからあぶり出す程度の威力はある。
飛び出してきた所をガラとレオが迎え撃つ。

「ガラ気を付けて、こいつら闇の魔力を纏って気配を消している。」
「分かってる。こっちだって散々特訓をしてきたんだ。」
「なら、一気に行くぞ。ロックランス」

ダークウルフの足元に土の槍を発生させ、飛び跳ねて避けた所をガラとレオが攻撃を仕掛ける。
ダークウルフからの攻撃はシールドで防ぎ、ガラとレオが止めを刺す。
そして前方のダークウルフが全滅すると、残りは森の中に逃げ出した。
浩司の方は牽制しながらも仕留めようとしたらしいが、相手の避け方が一枚上で魔法を当てられなかったそうだ。


「OZは凄いな。ダークウルフの集団となるとCランクの魔獣。
 それも隠れている気配を察知して、負傷者も出さずに簡単に倒すとは。」
「全くだ。特に魔導師の2人、Fランクの冒険者とは信じられねぇ。」
「確かに想像以上でした。彼等の冒険者ランクは当てにならないと言うことでしょう。
 それにしても、こんな場所にダークウルフが出てくるとは」

エチゴさんによると、この街道は安全で今までダークウルフに遭遇した話は聞いた事が無いらしい。

「もしかすると、何か異変が起きている可能性も考えられる。
 この先、用心するに越した事は無いな。」

ガラの言う通りなんだが、初めての遺跡への旅だと言うのに運が悪過ぎるだろう。
しかし、他の皆は焦って居ないので、この程度の事は良く有るのかも知れない。
元の世界での安全な旅行が懐かしい。
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