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067基本中の基本
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「グリム、俺達が毎日行っている魔力操作練習って基本で良いんだよな。」
『もちろんじゃ、魔力操作は基本中の基本じゃよ。』
「それにしては、やっていてギャップが有ったけど。話して良かったのかな」
『それは問題ないじゃろう。しかし、解除魔法を使えるまで時間がかかりそうじゃな。』
「拓ちゃん、危険なのは、新しい知識による技術だよ。」
そう言って、浩司が俺の頭を撫でて、ガラもアルも問題ないと言ってくれる。
皆を見ていると不思議と心が落ち着いてくるな。
「お腹も空いたし、早く夕食を食べようぜ。」
ガラの言葉に各々の好きな料理の話しで盛り上がったが、テントに着いても何を作るか決まらず
結局、焼き肉になった。
食後はガラとレオも魔力操作の訓練を行う事になり、星空の下皆で並んで魔力循環をおこなった。
******(ピース医師、トリス練成術師)
夕食が終った後も、ピース医師、トリス練成術師は魔力操作の練習を続けていた。
「拓殿の魔力操作は凄いですね。あれだけの事を平然とやるなんて。こんな練習は初めてですよ。」
「それは私も同じだ。魔力操作の練習なんてしたことが無い。
これだけの事を教えてもらえたんだ、やるしかないだろう。」
過去に捕まえた襲撃者を調べたのは、我々だった。我々ともう一人の女性医師。
襲撃者の状態に違和感を感じた為、医師、錬成術師としての実力がある3人が呼ばれた。
手足を縛り付け、呪文が唱えられない様に口も塞がれた襲撃者
確かに、違和感を感じる。
そして分ったのが心臓に施された服従の魔法。
本人の意思とは関係なく、強制的に動かされていた事実。
今まで見た事も、聞いた事もない魔法だった。
それでも自分達なら何とか出来ると考えていた。
3人が持つ技術を合わせ解除しようと試みたが、その悪夢の様な魔法に手が出ない。
光魔法だろうと、魔道具だろうと魔力を感知するだけで心臓を潰そうとする。
まともな手段が見つからずに時間だけが過ぎて行く。
最後の手段として、心臓の周りに闇魔法でシールドを行い魔力を感知されない様にし解除魔法を一気にぶつける。
魔力を近づけた時の反応を確認し、イメージ通りの魔法をかける事が出来た。
しかし…
一瞬だった
解除魔法がシールドを越えたとたん、心臓が潰れた。
口から血を吐いた襲撃者は、まだ10代の少年だった。
回復魔法も、ポーションも何も役に立たなかった。
何も出来ずに死んでゆく少年を見ているしかなかった。
今でも我々を見る彼の怯えた目が忘れられない。
何が医者だ、何が練成術師だ。
許せなかった。こんな魔法を作り上げた奴を
許せなかった。こんな理不尽を
許せなかった。自分の無力を。
その後も、魔法、魔道具の観点から調べ続けたが、何も手がかりを得ることが出来なかった。
我々が初めて体験した絶望だった。
女性医師は自分は無力だと言って、町を出て行った。
やっとだ、やっと助ける手段が分った。
それも、光と闇の魔力を持つ自分達なら可能だ。
次こそは助けると亡くなった少年に誓った。
どんなに難しい技術が必要だとしても諦める気はない。
私達は魔力操作の練習を続けた。
『もちろんじゃ、魔力操作は基本中の基本じゃよ。』
「それにしては、やっていてギャップが有ったけど。話して良かったのかな」
『それは問題ないじゃろう。しかし、解除魔法を使えるまで時間がかかりそうじゃな。』
「拓ちゃん、危険なのは、新しい知識による技術だよ。」
そう言って、浩司が俺の頭を撫でて、ガラもアルも問題ないと言ってくれる。
皆を見ていると不思議と心が落ち着いてくるな。
「お腹も空いたし、早く夕食を食べようぜ。」
ガラの言葉に各々の好きな料理の話しで盛り上がったが、テントに着いても何を作るか決まらず
結局、焼き肉になった。
食後はガラとレオも魔力操作の訓練を行う事になり、星空の下皆で並んで魔力循環をおこなった。
******(ピース医師、トリス練成術師)
夕食が終った後も、ピース医師、トリス練成術師は魔力操作の練習を続けていた。
「拓殿の魔力操作は凄いですね。あれだけの事を平然とやるなんて。こんな練習は初めてですよ。」
「それは私も同じだ。魔力操作の練習なんてしたことが無い。
これだけの事を教えてもらえたんだ、やるしかないだろう。」
過去に捕まえた襲撃者を調べたのは、我々だった。我々ともう一人の女性医師。
襲撃者の状態に違和感を感じた為、医師、錬成術師としての実力がある3人が呼ばれた。
手足を縛り付け、呪文が唱えられない様に口も塞がれた襲撃者
確かに、違和感を感じる。
そして分ったのが心臓に施された服従の魔法。
本人の意思とは関係なく、強制的に動かされていた事実。
今まで見た事も、聞いた事もない魔法だった。
それでも自分達なら何とか出来ると考えていた。
3人が持つ技術を合わせ解除しようと試みたが、その悪夢の様な魔法に手が出ない。
光魔法だろうと、魔道具だろうと魔力を感知するだけで心臓を潰そうとする。
まともな手段が見つからずに時間だけが過ぎて行く。
最後の手段として、心臓の周りに闇魔法でシールドを行い魔力を感知されない様にし解除魔法を一気にぶつける。
魔力を近づけた時の反応を確認し、イメージ通りの魔法をかける事が出来た。
しかし…
一瞬だった
解除魔法がシールドを越えたとたん、心臓が潰れた。
口から血を吐いた襲撃者は、まだ10代の少年だった。
回復魔法も、ポーションも何も役に立たなかった。
何も出来ずに死んでゆく少年を見ているしかなかった。
今でも我々を見る彼の怯えた目が忘れられない。
何が医者だ、何が練成術師だ。
許せなかった。こんな魔法を作り上げた奴を
許せなかった。こんな理不尽を
許せなかった。自分の無力を。
その後も、魔法、魔道具の観点から調べ続けたが、何も手がかりを得ることが出来なかった。
我々が初めて体験した絶望だった。
女性医師は自分は無力だと言って、町を出て行った。
やっとだ、やっと助ける手段が分った。
それも、光と闇の魔力を持つ自分達なら可能だ。
次こそは助けると亡くなった少年に誓った。
どんなに難しい技術が必要だとしても諦める気はない。
私達は魔力操作の練習を続けた。
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