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144ただいま
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翌日、俺が目を覚ますと浩司が泣いて大変だった。
意思疎通は出来ていても、こんなに心配をかけていたのか。
本当に、何時も迷惑をかけてばかりだな。
直ぐに、OZ,ブルネリ公爵、サリナ姫達も来てくれた。
皆に心配してもらい、悪いと思いつつも嬉しくなり顔が緩んでしまう。
その中で、オリバーさんが泣きそうな顔をして立っていた。
「オリバーさん、無事でよかったです。
あの状態で、死者が出ないなんて奇跡でしたよ。ありがとうございます。
お陰で、後は俺が回復してピースさんの魔力障害を治すだけですね。
しばらくの間、魔法が使えないのでピースさんの事をお願いします。」
「分かりました。しかし自分の為に・・・」
「ピースさんは俺の魔力が原因となった障害です。
俺の事も自分の力が足らなかった為。
自分の力を過信していただけで、オリバーさんの所為では無いですよ。」
「しかし、私があんな状態になっていなければ。」
「そんな事は有りません。そもそも、あんな事をした奴等が悪い。」
静かになった所で、ブルネリ公爵が話す。
「拓殿の言う通りだ。誰も悪くはない。
オリバー殿が居なければ、私もサリナ姫も無事では済まなかった。
拓殿も目覚めたばかりだ。
後はOZに任せて、我々は部屋を出るとしよう。」
皆が出て行った所で、エチゴさんが2対の短剣を取り出す。
「拓さんの武器を回収しておきました。」
「ありがとうございます。未完成ですが、使えて良かった。
これが無かったら、オリバーさんを助けられなかった。
浩司、持っててもらえないかな。今の状態じゃ、アイテムボックスにしまう事も出来ないから。」
この短剣は、遺跡で見つけたミスリルの合金とパラライトで作ってある。
見た目がカッコいいかと思って短剣にしたが、中身は魔道具だ。俺の魔力を2割増しにしてくれる。
これに光と闇の魔道結晶を組み込みたいが、光、闇、雷、氷の魔道結晶は市場に出る事は殆ど無く、気長に材料が揃う事を待つしかない。
短剣を浩司に渡すと、次に取り出したのは布に包まれた魔力結界を張る魔道具のペンダント。
「あの魔法陣を起動させた時に壊れてしまいましたか。」
俺の言葉にエチゴさんが頷いている。
ペンダントにはヒビが入り、コアに描かれた魔法陣は使い物にならなくなっていた。
他のペンダントも似た様な感じで、まともに結界を張れるか怪しい状態だった。
あの時、魔力を抑え込むのもギリギリだったのだろう。
オリバーさんを助けられたのは、本当に紙一重の幸運だった。
「体調が戻ったら、皆さんのペンダントは新しく作ります。無理をさせて、すみませんでした。」
「拓は他人の心配より自分の心配をしろ。俺達は全員問題無い。お前が一番無茶しているんだよ。」
ガラが俺の頭を軽く叩く。
「オリバーさんが無事で良かったと思っています。
拓さんも疲れているでしょうから、我々も部屋を出ましょう。」
エチゴさんの言葉で、皆部屋を出て、部屋に浩司だけが残った。
「お帰り。」
「うん、ただいま。」
無事に生還できた事を改めて2人で喜んだ。
それにしても、その後の状態は何なんだ。
完治には程遠いが、自分の身の回りの事は出来るように回復はしている。
それにも拘らず、浩司が俺から全く離れず、何かしようとすると直ぐに手伝おうとする。
止めなければトイレにまで付いて来ようとする始末だ。
食事も食べさせてもらっている。
過保護過ぎるのではないだろうか。
『あれだけ心配を掛けたんじゃ。諦めるしかなかろう。』
そして、浩司の過保護は1週間続いた。
解放されたのもピース医師に「自分で動かないと、逆に回復が遅れますよ。」と忠告され、しぶしぶ同意しただけだったりする。
ここまで浩司に心配させる自分が情けない。
意思疎通は出来ていても、こんなに心配をかけていたのか。
本当に、何時も迷惑をかけてばかりだな。
直ぐに、OZ,ブルネリ公爵、サリナ姫達も来てくれた。
皆に心配してもらい、悪いと思いつつも嬉しくなり顔が緩んでしまう。
その中で、オリバーさんが泣きそうな顔をして立っていた。
「オリバーさん、無事でよかったです。
あの状態で、死者が出ないなんて奇跡でしたよ。ありがとうございます。
お陰で、後は俺が回復してピースさんの魔力障害を治すだけですね。
しばらくの間、魔法が使えないのでピースさんの事をお願いします。」
「分かりました。しかし自分の為に・・・」
「ピースさんは俺の魔力が原因となった障害です。
俺の事も自分の力が足らなかった為。
自分の力を過信していただけで、オリバーさんの所為では無いですよ。」
「しかし、私があんな状態になっていなければ。」
「そんな事は有りません。そもそも、あんな事をした奴等が悪い。」
静かになった所で、ブルネリ公爵が話す。
「拓殿の言う通りだ。誰も悪くはない。
オリバー殿が居なければ、私もサリナ姫も無事では済まなかった。
拓殿も目覚めたばかりだ。
後はOZに任せて、我々は部屋を出るとしよう。」
皆が出て行った所で、エチゴさんが2対の短剣を取り出す。
「拓さんの武器を回収しておきました。」
「ありがとうございます。未完成ですが、使えて良かった。
これが無かったら、オリバーさんを助けられなかった。
浩司、持っててもらえないかな。今の状態じゃ、アイテムボックスにしまう事も出来ないから。」
この短剣は、遺跡で見つけたミスリルの合金とパラライトで作ってある。
見た目がカッコいいかと思って短剣にしたが、中身は魔道具だ。俺の魔力を2割増しにしてくれる。
これに光と闇の魔道結晶を組み込みたいが、光、闇、雷、氷の魔道結晶は市場に出る事は殆ど無く、気長に材料が揃う事を待つしかない。
短剣を浩司に渡すと、次に取り出したのは布に包まれた魔力結界を張る魔道具のペンダント。
「あの魔法陣を起動させた時に壊れてしまいましたか。」
俺の言葉にエチゴさんが頷いている。
ペンダントにはヒビが入り、コアに描かれた魔法陣は使い物にならなくなっていた。
他のペンダントも似た様な感じで、まともに結界を張れるか怪しい状態だった。
あの時、魔力を抑え込むのもギリギリだったのだろう。
オリバーさんを助けられたのは、本当に紙一重の幸運だった。
「体調が戻ったら、皆さんのペンダントは新しく作ります。無理をさせて、すみませんでした。」
「拓は他人の心配より自分の心配をしろ。俺達は全員問題無い。お前が一番無茶しているんだよ。」
ガラが俺の頭を軽く叩く。
「オリバーさんが無事で良かったと思っています。
拓さんも疲れているでしょうから、我々も部屋を出ましょう。」
エチゴさんの言葉で、皆部屋を出て、部屋に浩司だけが残った。
「お帰り。」
「うん、ただいま。」
無事に生還できた事を改めて2人で喜んだ。
それにしても、その後の状態は何なんだ。
完治には程遠いが、自分の身の回りの事は出来るように回復はしている。
それにも拘らず、浩司が俺から全く離れず、何かしようとすると直ぐに手伝おうとする。
止めなければトイレにまで付いて来ようとする始末だ。
食事も食べさせてもらっている。
過保護過ぎるのではないだろうか。
『あれだけ心配を掛けたんじゃ。諦めるしかなかろう。』
そして、浩司の過保護は1週間続いた。
解放されたのもピース医師に「自分で動かないと、逆に回復が遅れますよ。」と忠告され、しぶしぶ同意しただけだったりする。
ここまで浩司に心配させる自分が情けない。
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