異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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195特訓

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******(ガラ)

浩司と拓には周辺散策と言ったが、クリームと練習試合を行っている。
何度やっても、彼等に勝つ事が出来ない。
さすが、Aランクの冒険者。俺達より数段上の実力だ。
打ちのめされる度に、オリバー隊長の光魔法で治療をしてもらっている。
しかし、グリムや、浩司、拓との訓練は、想像以上に俺達を鍛えてくれていた。
Aランクの冒険者だが、全く手の届かない相手では無い。
個人の力だけでなく仲間との連携、攻撃パターンをもっと柔軟にすれば対応できる。

「俺達が本気で戦うなんて、本当に低ランクのパーティなのかよ。
 遺跡での戦いで分かってはいたが、魔法や気配察知なんて俺達以上だ。」

ジークが呆れる様に言うが、未だ足らない。
今回も浩司や拓がボロボロになってしまった。
俺達がもっと強くなれば、あいつ等の負担を減らす事ができる。

「もう一度、お願いします。」

******(ジーク)

浩司と拓の力は別次元だ。
あれだけの大結界を1人で張り、朱雀なんていう火魔法を繰り出す・・・
自分の目で見ていなければ信じられない事だった。
いや、実際にその場に居たにも関わらず、未だに現実感が無い。
俺達が島で戦ったのは、それ以外に選択肢が無かっただけだ。
足止めと言っても、2人が居なければ船を脱出させるだけの時間も稼げていたか難しいところだ。

そして、このOZ。あの2人がチームを組むだけの事はある。
ランクなんて関係ない力を持っている。
実際、あの戦いで彼等の戦いには驚かされた。
獣人のレオとアルまで魔法を使える。
腕に付けているリングが魔道具と思うが、水虎とロックウォールという上級魔法まで使いこなしている。
未だ、魔法と攻撃の連携がぎこちないが、そんなのは慣れだ。
これでも俺達はAランクなんだが、本気を出さないと勝てないとは・・・

ここまで気分が高揚させられるとは思わなかった。
この訓練で、俺達クリームも更に力を付けさせてもらうぞ。


******(バラン将軍)

「拓さんは受け取ってくれましたか。」

「嬉しそうに、目を輝かせていました。
 休んでいる間、暇かと思い渡しましたが、体調が戻ってからにした方が良かったかも知れません。」

「この遺跡に対する私の報告書がまとめ直したら、彼に意見を伺おうかしら。」

ポトリ教授が楽しそうに話す。
彼女は、島から脱出した船の上で遺跡の報告書をまとめ上げていた。
もし、自分達が魔獣に沈められる事になっても、記録だけは残そうと・・・
遺跡の再発掘を行っている間、報告書をまとめ直している。

「魔石に描かれている魔法陣は解析出来ましたか。」

「私では分かりませんよ。私の魔力では起動させる事も出来ませんでした。
 古代の魔道具の解析は簡単に出来る物ではありません。
 OZの皆さんが居なければ、未だに地下で魔道具と睨めっこをしていたでしょう。」

本当にOZは凄い。あれだけの力を持っているのが彼等で良かった。
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