異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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224改築工事

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再びリフォーム・・・というより改築工事が始まった。
材料はサリーの家を作る時のが残っているので問題無い。
直ぐに増築に取り掛かり、細かい所が残っているが何とか地下室が完成した。
家の屋根にトリス練成術師が魔道具を並べてくれ、家に魔力を供給している。
俺の好きな様に作り上げた地下庭園と来客用6部屋と、ピース医師、トリス練成術師専用の部屋。
2人とも部下が育ち自分の時間が出来るようになり、ここで研究をしたいらしい。
エチゴさん経由で大量の道具を購入し既に秘密基地化している。
今回、自動的に魔力を取り込めるようになり、ガラが自分の部屋に作った温度と湿度を管理できる小部屋の魔道具にも供給して欲しいと頼まれた。
棚まで用意したが、何置かれていない。
温度と湿度の調整が自動的に出来る様にした所で

「ガラはこの部屋を何に使っているの。」

ガラに聞いてみると

「実は、これの保管庫にするつもりだったんだが、居ない期間が長くて困っていたんだ。」

そう言って、拡張バッグから酒の瓶を取り出し棚に並べ始めた。

「この辺の酒は寝かせた方が味に深みが出る。
 本当は、洞窟の様な温度も湿度も安定した所で寝かせるんだ。
 特に、この酒は特別だな。」

ガラが差し出した酒。
正直、俺には酒の価値観は分からないが、目に魔力を集めてウルトラアイで見ても普通の酒に見える。

「この酒は、特別な酒でな。
 勇者の遺跡に辿りついたら皆で飲もうと決めているんだ。」

嬉しそうな顔をするな。
夢が叶った時に飲む酒か。格別なんだろうな。
この酒を飲めるように頑張らないといけないな。
それにしても、次々に酒が出てくる。
ガラの拡張バッグの大半は酒で埋まっていたのか。


ブルネリ公爵領へは、ピース医師とトリス練成術師が用意してくれた馬車で移動する事となった。

「それにしても、結構な量の荷物ですね。」

「殆どが私の荷物でですね。
 エチゴ屋で、珍しい材料が有ったので、ついつい買ってしまいました。」

トリス練成術師が購入したのは、俺達が遠出をした時に討伐した魔獣の部位や、アークが訓練を兼ねて森の深い所で入手した物だった。
トリス練成術師だけでなく、ピース医師も掘り出し物だと言って楽しそうに買い漁っていた。

「この先、ブルネリ公爵領とラグテルの町を行き来するなら大変じゃないですか。」

「確かに凄い量ですね。これでも、今回専用の部屋を用意させて頂いたので凄く楽になりましたよ。
 そうでなければ、実験道具も持ち運ぶ必要がありますから。」

「拡張バッグのコアを用意しましょうか。
 鞄のデザインが私達が使っている様な感じでよければ、拡張バッグまで作っても良いですし。
 いま使っているのより、荷物を入れられると思いますから。」

コアとなる魔法陣を描いた魔石さえあれば、材料を揃えればトリス錬成術師なら問題無く拡張バッグを作る事ができる。
ピース医師もトリス錬成術師も拡張バッグを使っているが、10倍位の容量だ。
これでも、どんてもない程の高級品だが、俺達の使っているデイバッグ型の拡張バッグは8畳部屋の容量くらい確保できる。

「「本当ですか。」」

2人に、既に魔法陣を描いてある魔石を渡す。

「その代り、拡張バッグを作る為に必要な黒磁鉱石を余分に頂きたいのですが、どうでしょう。」

2人は魔石を手に取り、そこに描かれた魔法陣を眺めはじめた。
黒磁鉱石の入手をエチゴさんにお願いをしているが、未だに出来ずにいた。
ここまで貴重な品だとは思わず、グリムが持っていた分は全て使いきっていた。
マクニス王国でも一流の錬成術師として名が通っているトリス錬成術師なら在庫がないかと期待して提案させてもらったのだが、

「拓殿が作られただけ有って、本当に美しい魔法陣です。ここまでの魔法陣は、古代に作られた物でしか見たことが有りません。
 私を含め、ここまでの魔法陣を描ける練成術師を知りません。
 申し訳ありませんが、今回の提案はお断りさせて下さい。」

問題いと思ったが、トリス錬成術師かに断られた。

「理由を伺っても。」

「私の手元にある黒磁鉱石は5つしか有りません。
 私達のバッグを作れば拓殿には3つしか渡す事が出来ません。正直、このコアを頂くには到底足りません。」

「このコアの方が価値が高いと言っているのですよね。」

俺の問いかけに、トリス錬成術師が頷く。

「良かった。それなら問題有りません。残り3つも有れば十分です。
 他に使う予定が無いなら、交換して頂けないでしょうか。」

「拓殿は宜しいのですか。このコアとの交換なら、もっと多くの黒磁鉱石が手に入れられます。」

「最低、2個有れば良かったので、予備が1個有れば十分です。
 それに、自分が作った魔道具を好きな人以外に渡す気は有りませんから。」

2人は、俺の申し出を受けてくれ、俺の方で鞄も作る事になった。
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