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出発の朝、ブルネリ公爵、ピース医師、トリス錬成術師に呼ばれて部屋に入ると机の上に錬成術の材料が並んでいた。
戸惑っている俺に、ブルネリ公爵が
「呪詛返しの魔道具の礼だ。受け取って欲しい。」
「・・・失礼ですが、この領地の経営は大丈夫ですか。」
3人はお互いに顔を見合わせて笑い始めた。
《何を笑っているんだ。こんな風に浪費している領主を見たら心配になるだろう》
なかなか手に入らない希少な素材ばかりだ。
拡張バッグの材料となる黒磁鉱石、アイテムボックスの材料となる白磁鉱石や、かなりの量のミスリルの塊まである。
「笑ってしまい、すまない。
皆のおかげで、この町は、今までにないほど潤っている。安心して受け取って欲しい。
それに錬成術師として、これらの材料は使えると思うがどうだろう。」
『良いじゃないか。せっかくの好意じゃ。素直に受け取っておけ。』
グリムに促され、お礼を述べて、有りがたく受け取らせてもらった。
死者の洞窟の依頼はマクニス王国のギルド会館で受けるため、先ずはマクニス王国に寄る事になっている。
総勢16名。メンバーの殆どが巨漢で、OZ以外の荷物は大きい。
必然的に徒歩での移動となった。
オリバー隊長は馬でブルネリ領に来ていたが、馬を引いて俺達に付き合ってくれた。
マクニス王国まで、およそ80キロ、着いたのは、2日目の夕方だった。
オリバー隊長と別れ、直ぐにギルド会館に行くと、ホールに居る冒険者達が興味深そうにクリームとアークのメンバー見ている。
アークのメンバーは無事にAランクの冒険者に合格し、今や話題の冒険者になっていた。
その話題の冒険者が同じAランクのクリームと一緒に行動していれば目立つのは当たり前だ。
そして、その少し後ろを付いて行く低ランクのOZ。子供や獣人の存在が浮いている。
パーティ登録を行おうと受付に向かうと、Aランクの冒険者だけの登録をすると思っていた受付の男が俺やレオ、アルを見て
「何故、お前等が一緒に居るんだ。これから登録を行うから別の所に行ってろ。」
「いえ、俺達も一緒にパーティ登録するんですが。」
「はっ、子供が何を言っているんだ。子供や獣人がAランクの冒険者と組めるわけがないだろ。
お前等がこいつ等の仲間なんだろ。邪魔なんだよ。さっさと何処かに連れて行け。」
受付の男はガラとエチゴさんを見下した様な感じで言うと、隣から圧力を感じる。
「依頼を受ける条件に問題が有るとでも言うのか。」
ジークさんが思いっきりすごんでいた。
傷まである強面のジークさんが凄むと、威圧感が凄い。
更に、アークのメンバーからも殺気がほとばしり、ギルドホールから音が消えた。
受付の男は、真っ青な顔をして、動けなくなっている。
「Aランクの冒険者の集団が、すごまないでやってもらえないか。
こいつの態度が悪かったのなら、謝ませる。ここは、矛を収めてもらえないだろうか。」
奥から出て来た男が、受付の男に頭を下げさせ、この場を収めてくれた。
受付の男が謝り躓きながら引っ込むと、奥の会議室に案内された。
直ぐに、女性の方がお茶を持ってきてくれたが、手が震えている。
「ずいぶんと、程度の低い従業員を雇っているな。ギルドマスター。」
この男がギルドマスターか。正直、ひょうひょうとしたオジサンって感じでイメージが違った。
「なかなか、教育が行き届かなくてね。不愉快な思いをさせて申し訳なかった。
次に彼がふざけた態度を取ろうとしたら、私が責任を持って対処させてもらう。
しかし、死者の洞窟の探索は、過去に何度も失敗している依頼だ。
私としては、Aランクの冒険者が受けてくれたのは有りがたいが
アンデットが居る場所に、子供や獣人とパーティを組んで大丈夫か。」
「問題ない。」
獣人に対する態度はふざけているが、俺の様な子供に対しては仕方が無いかも知れない。
レオもアルも気にしていないみたいなので、そのままギルドカードを渡す。
多分、真っ先に対応したのだろう。直ぐにパーティ登録と依頼の受理が行われた。
戸惑っている俺に、ブルネリ公爵が
「呪詛返しの魔道具の礼だ。受け取って欲しい。」
「・・・失礼ですが、この領地の経営は大丈夫ですか。」
3人はお互いに顔を見合わせて笑い始めた。
《何を笑っているんだ。こんな風に浪費している領主を見たら心配になるだろう》
なかなか手に入らない希少な素材ばかりだ。
拡張バッグの材料となる黒磁鉱石、アイテムボックスの材料となる白磁鉱石や、かなりの量のミスリルの塊まである。
「笑ってしまい、すまない。
皆のおかげで、この町は、今までにないほど潤っている。安心して受け取って欲しい。
それに錬成術師として、これらの材料は使えると思うがどうだろう。」
『良いじゃないか。せっかくの好意じゃ。素直に受け取っておけ。』
グリムに促され、お礼を述べて、有りがたく受け取らせてもらった。
死者の洞窟の依頼はマクニス王国のギルド会館で受けるため、先ずはマクニス王国に寄る事になっている。
総勢16名。メンバーの殆どが巨漢で、OZ以外の荷物は大きい。
必然的に徒歩での移動となった。
オリバー隊長は馬でブルネリ領に来ていたが、馬を引いて俺達に付き合ってくれた。
マクニス王国まで、およそ80キロ、着いたのは、2日目の夕方だった。
オリバー隊長と別れ、直ぐにギルド会館に行くと、ホールに居る冒険者達が興味深そうにクリームとアークのメンバー見ている。
アークのメンバーは無事にAランクの冒険者に合格し、今や話題の冒険者になっていた。
その話題の冒険者が同じAランクのクリームと一緒に行動していれば目立つのは当たり前だ。
そして、その少し後ろを付いて行く低ランクのOZ。子供や獣人の存在が浮いている。
パーティ登録を行おうと受付に向かうと、Aランクの冒険者だけの登録をすると思っていた受付の男が俺やレオ、アルを見て
「何故、お前等が一緒に居るんだ。これから登録を行うから別の所に行ってろ。」
「いえ、俺達も一緒にパーティ登録するんですが。」
「はっ、子供が何を言っているんだ。子供や獣人がAランクの冒険者と組めるわけがないだろ。
お前等がこいつ等の仲間なんだろ。邪魔なんだよ。さっさと何処かに連れて行け。」
受付の男はガラとエチゴさんを見下した様な感じで言うと、隣から圧力を感じる。
「依頼を受ける条件に問題が有るとでも言うのか。」
ジークさんが思いっきりすごんでいた。
傷まである強面のジークさんが凄むと、威圧感が凄い。
更に、アークのメンバーからも殺気がほとばしり、ギルドホールから音が消えた。
受付の男は、真っ青な顔をして、動けなくなっている。
「Aランクの冒険者の集団が、すごまないでやってもらえないか。
こいつの態度が悪かったのなら、謝ませる。ここは、矛を収めてもらえないだろうか。」
奥から出て来た男が、受付の男に頭を下げさせ、この場を収めてくれた。
受付の男が謝り躓きながら引っ込むと、奥の会議室に案内された。
直ぐに、女性の方がお茶を持ってきてくれたが、手が震えている。
「ずいぶんと、程度の低い従業員を雇っているな。ギルドマスター。」
この男がギルドマスターか。正直、ひょうひょうとしたオジサンって感じでイメージが違った。
「なかなか、教育が行き届かなくてね。不愉快な思いをさせて申し訳なかった。
次に彼がふざけた態度を取ろうとしたら、私が責任を持って対処させてもらう。
しかし、死者の洞窟の探索は、過去に何度も失敗している依頼だ。
私としては、Aランクの冒険者が受けてくれたのは有りがたいが
アンデットが居る場所に、子供や獣人とパーティを組んで大丈夫か。」
「問題ない。」
獣人に対する態度はふざけているが、俺の様な子供に対しては仕方が無いかも知れない。
レオもアルも気にしていないみたいなので、そのままギルドカードを渡す。
多分、真っ先に対応したのだろう。直ぐにパーティ登録と依頼の受理が行われた。
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