異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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238アンデット

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これからの行動についての打合せの前にガラから話をさせてもらう。

「これからの行動について話す前に聞いてもらいたい。
 この場所に、遺跡が在った可能性がある。
 地上にそれらしき構造物が無いので、この溶岩の下に埋もれているかも知れない。」

OZで話し合った所、全員が知っていた方が良いとなった。

「そうか、ここに遺跡が在るのか。
 すると、このアンデットは遺跡に関係しているのか。」

俺達の唐突な話を疑うことなく受け入れてくれ、ジークさんが質問してきた。

「いや、分かっているのは遺跡のある可能性だけだ。
 ただ、これから洞窟を探索するなら全員が情報共有しておいた方が良いだろ。
 正直、こんな場所とは思って無かったのでな。」

ジークさんは頷くと

「そうか、洞窟を調べれば遺跡の痕跡でも見つかるかも知れないな。
 では、明日からの行動を説明したいと思う。」

やる事は簡単で、外で騒ぎを起こしてアンデットを引き付けている間に、クリームのニコラスさん、アークのアクセルさんが洞窟の調査を行う。
そして、アンデットを引き付ける囮役は3チームに分けた。

ジーク、トム、ジェニファー、ロビン、エチゴ、
ロウガ、ダニエル、ハンス、フェリックス、ガラ、
浩司、拓、アル、レオ、ヤマト

各チームに浄化の魔法を使える人を2名付けた組み合わせだ。俺は魔力が高いので1人。
翌日の朝、改めてジークさんから話が有った。

「良いか、無理はするなよ。逃げる場合は、アンデットをある程度引き付けながら遠回りして、この結界に戻れ。
 ニコラス、アクセル、洞窟の奥まで調べる必要は無い。中の状態がある程度分かれば良い。
 必ず、逃げ道を確保しながら進め。」

細かい打合せを終えて、それぞれが自分の持ち場に移動する。

俺達の持ち場は、結界に一番近い岩場の上。ジークさんが、気を使って逃げやすい場所に配置してくれた。
今回、逃げても良いなら気が楽だ。
しかし、出来るだけ多くのアンデットを浄化したいと思う。

「準備は良いか。アンデットを呼び寄せるぞ。」

俺は魔力増幅を行う光と闇の短剣を構えると、浩司が魔力を高め何も無い所に雷を落とす。
すると、魔力に誘われてアンデットやスケルトンが集まってきた。

「何だよこの数は。そこら中の洞窟にアンデットが潜んでいたのか。」

レオが驚きの声を上げるほど、ゾワゾワと這い出て来る。まるでパニック映画の様だ。
闇の魔力を纏い気配を消して浄化の魔法を掛けていくが、アンデットは俺を見つける事は出来ないでいた。
しかし、徐々に俺達の居る場所に気付き始めた様で、何体かが岩場を登り始める。

「不味いな。撤退するか。」

「今撤退するとニコラスさんとアクセルさん危険だ。もう少し時間を稼ごう。」

数体づつ退治をしていたが、完全に居場所がばれてしまった様で俺達がいる岩場はアンデットに取り囲まれてしまった。

「魔法陣を描いて一気に浄化する。アンデットを出来る限り集めてくれ。」

『無茶をするんじゃないぞ。サポートは任せておれ。』

以前、アンデットに襲われた時に描いた魔法陣を少し小型にして描く。
浩司が風の魔法でアンデットを落として行くが、その魔力にひかれ次から次へと下から這い上がってくる。
岩場の下ではアンデットの上にアンデットが登り凄い事になっている。
落とし損ねて登ってきたアンデットに対しては、レオ、アル、ヤマトが魔法で岩場の下に撃退していく。
俺は魔法陣を描き終わると、魔力を込めて一気に浄化を行った。
周囲のアンデットが居なくなったとはいえ、またアンデットが集まり始めた。

「浩司、アンデットがやってくる方に、火を放てるか。ヤマトは俺達を闇の魔力で覆ってくれ。」

「任せろ」『任せるにゃ』

浩司がアンデットに向かって炎を放ち、炎で近付けない内にヤマトの闇の魔力で気配を断ってもらった。
探索魔法の範囲を広げ他のチームの状況を調べると、大量のアンデットが集まっている。
魔力を増幅するアイテムを使い、浄化魔法への耐性が付いたとはいえ、体への負担は大きい。
今の俺では、出来て同じ規模がもう1回が限度か。それに、逃げる事を考えればガリウム鉱石で作った腕輪に溜めておいた魔力はある度温存しておきたい。
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