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252新しい店
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次の日、朝食を食べ終わると、セバスチャンに案内されてエチゴさんの新しい店に行ってみる。
「エチゴさん、良い場所じゃないですか。ブルネリ公爵領で、これだけ良い立地条件なんて考えられませんぜ。」
店を見てアルが興奮している。
確かに良い場所だ。メイン通り沿いで外に向かう多くの冒険者が店の前を通る。
「では、中に案内させてもらいます。」
先ずは売り場、未だ棚も何も無く広く感じるが、ここに色々と商品が並ぶと思うと楽しくなる。
「おっ、2階も有るのか。上がってみても良いですか。」
ガラがエチゴさんに断って、2階に上ってみると、1階と同じ広さが有った。
「思っていたより広いな。エチゴさん、ここで何を売る予定ですか?」
俺が尋ねると、少し考えて
「正直、当初の予定より店が広い。暫くは1階だけ使ってラグテルの町と同じ様な感じで行く予定です。
レオさんの料理本や、拓さんの調理器具も売らせてもらいます。」
2階が空いているのか。だとしたら、俺の小遣い稼ぎの提案をさせてもらおうかな。
「エチゴさん、ここからは商人と技術者として話をさせて貰いたいんですが
2階が空いているなら、準備が出来るまで俺のガラス細工を置かせてもらえませんか。」
「半年分の売り物を用意できるなら問題ありません。
無駄になるだけの場所ですので、こちらの取り分は2割でどうでしょう。
しかし、ブローチ等は売れませんよ。あれを売るとなると色々と問題になりますので。」
「ありがとうございます。
売り物はガラスの食器や、置物です。半年分なら用意出来ます。
サリーの家を建てた時のガラスが大量に余っていて使い道に困っていたんです。
幾つか用意しますので、それを見て判断してもらえますか。」
エチゴさんに了解をもらえたので、後でサンプルを見せる事になった。
そうなると、売り場のデザインも考えてみたいな。
部屋の寸法を測定して、後で浩司に相談させてもらおう。
店の奥は住居エリアで1階にキッチンとリビング、2階には2部屋あり6人が寝泊まり出来るようになっている。
ブルネリ公爵の屋敷に戻ると、さっそく部屋に籠りガラスで皿やグラス、置物を練成していく。
浩司は、俺のイメージを聞いて部屋の装飾、棚の配置等を考え始めた。
「拓、浩司、起きているか。」
いつの間にか深夜になり、ガラとレオが軽食を持って部屋にやって来た。
「やはり作っていたか。サンドイッチを用意したから一息ついたらどうだ。
それにしても、ずいぶんと作ったな。
熱中するのは分かるが、ほどほどにしておけよ」
レオはそう言うと、持って来てくれたサンドイッチを置いて完成した食器を見ていた。
このタイミングでの夜食は本当に嬉しい。
その後も頑張ってしまい、朝食ギリギリまで寝ていた。
後で聞いた話では、エチゴさんとアルも夜中遅くまで、店の事で色々と検討していて同じような状態だったらしい。
朝食が終わった所で、俺の考えている商品サンプルを見てもらう事にした。
ブルネリ公爵、セバスチャンの他に、食器がメインの為、ルドルフ料理長にも来てもらう。
部屋にはガラス製品が並べてある。
器やグラスの他に、箸置きや簡単な造形の置物、キャンドル型の魔道具を用意してみた。
「凄いな。一晩でこんなに作ったのか。このワイングラスなんて面白いな。」
アルが手に取ったのは柄が曲がったワイングラス。
「せっかくだから面白いのを作ってみた。
因みにそれは『酔っぱらいのワイングラス』だよ。
酒を飲んでいる人に、グラスをこっそり変えて出したら面白いと思わない。」
「・・・」
「拓殿、こちらのワイングラスには魔道具を仕込んであるのですか。」
ブルネリ公爵が見ているのは、光の魔法陣を描いた魔石を組みこみ、魔力を流すと光るワイングラス。
「『キラッと輝く君に乾杯ワイングラス』ですか。それは少し薄暗い所で使うとワインが光って綺麗ですよ。」
「・・・」
「なぁ、拓。これも売りに出すのか。」
ガラの手に取ったのは、髑髏の形をしたグラス。
「『サバトな夜に乾杯グラス』だね。個性のある商品が混じった方が楽しいと思うんだ。
目が光るのも作ってみたんだよ。凄いだろ?」
「・・・」
「小さいグラスも作ったのか。」
アルの大きな手で持つと、更に小さく見える。
「それは子供用。小さい方が使い易いからね。底に光の魔道具を埋め込んであるよ。」
アルが魔力を流すと、グラスが7色に光る。
「どう、子供が喜ぶと思わない。光が分かれるように、光の魔道具の間に仕切りを付けて指向性を持たせてあるんだ。
『子供もビックリ、レインボーグラス』大ウケ間違いなし。」
「・・・」
「エチゴさん、良い場所じゃないですか。ブルネリ公爵領で、これだけ良い立地条件なんて考えられませんぜ。」
店を見てアルが興奮している。
確かに良い場所だ。メイン通り沿いで外に向かう多くの冒険者が店の前を通る。
「では、中に案内させてもらいます。」
先ずは売り場、未だ棚も何も無く広く感じるが、ここに色々と商品が並ぶと思うと楽しくなる。
「おっ、2階も有るのか。上がってみても良いですか。」
ガラがエチゴさんに断って、2階に上ってみると、1階と同じ広さが有った。
「思っていたより広いな。エチゴさん、ここで何を売る予定ですか?」
俺が尋ねると、少し考えて
「正直、当初の予定より店が広い。暫くは1階だけ使ってラグテルの町と同じ様な感じで行く予定です。
レオさんの料理本や、拓さんの調理器具も売らせてもらいます。」
2階が空いているのか。だとしたら、俺の小遣い稼ぎの提案をさせてもらおうかな。
「エチゴさん、ここからは商人と技術者として話をさせて貰いたいんですが
2階が空いているなら、準備が出来るまで俺のガラス細工を置かせてもらえませんか。」
「半年分の売り物を用意できるなら問題ありません。
無駄になるだけの場所ですので、こちらの取り分は2割でどうでしょう。
しかし、ブローチ等は売れませんよ。あれを売るとなると色々と問題になりますので。」
「ありがとうございます。
売り物はガラスの食器や、置物です。半年分なら用意出来ます。
サリーの家を建てた時のガラスが大量に余っていて使い道に困っていたんです。
幾つか用意しますので、それを見て判断してもらえますか。」
エチゴさんに了解をもらえたので、後でサンプルを見せる事になった。
そうなると、売り場のデザインも考えてみたいな。
部屋の寸法を測定して、後で浩司に相談させてもらおう。
店の奥は住居エリアで1階にキッチンとリビング、2階には2部屋あり6人が寝泊まり出来るようになっている。
ブルネリ公爵の屋敷に戻ると、さっそく部屋に籠りガラスで皿やグラス、置物を練成していく。
浩司は、俺のイメージを聞いて部屋の装飾、棚の配置等を考え始めた。
「拓、浩司、起きているか。」
いつの間にか深夜になり、ガラとレオが軽食を持って部屋にやって来た。
「やはり作っていたか。サンドイッチを用意したから一息ついたらどうだ。
それにしても、ずいぶんと作ったな。
熱中するのは分かるが、ほどほどにしておけよ」
レオはそう言うと、持って来てくれたサンドイッチを置いて完成した食器を見ていた。
このタイミングでの夜食は本当に嬉しい。
その後も頑張ってしまい、朝食ギリギリまで寝ていた。
後で聞いた話では、エチゴさんとアルも夜中遅くまで、店の事で色々と検討していて同じような状態だったらしい。
朝食が終わった所で、俺の考えている商品サンプルを見てもらう事にした。
ブルネリ公爵、セバスチャンの他に、食器がメインの為、ルドルフ料理長にも来てもらう。
部屋にはガラス製品が並べてある。
器やグラスの他に、箸置きや簡単な造形の置物、キャンドル型の魔道具を用意してみた。
「凄いな。一晩でこんなに作ったのか。このワイングラスなんて面白いな。」
アルが手に取ったのは柄が曲がったワイングラス。
「せっかくだから面白いのを作ってみた。
因みにそれは『酔っぱらいのワイングラス』だよ。
酒を飲んでいる人に、グラスをこっそり変えて出したら面白いと思わない。」
「・・・」
「拓殿、こちらのワイングラスには魔道具を仕込んであるのですか。」
ブルネリ公爵が見ているのは、光の魔法陣を描いた魔石を組みこみ、魔力を流すと光るワイングラス。
「『キラッと輝く君に乾杯ワイングラス』ですか。それは少し薄暗い所で使うとワインが光って綺麗ですよ。」
「・・・」
「なぁ、拓。これも売りに出すのか。」
ガラの手に取ったのは、髑髏の形をしたグラス。
「『サバトな夜に乾杯グラス』だね。個性のある商品が混じった方が楽しいと思うんだ。
目が光るのも作ってみたんだよ。凄いだろ?」
「・・・」
「小さいグラスも作ったのか。」
アルの大きな手で持つと、更に小さく見える。
「それは子供用。小さい方が使い易いからね。底に光の魔道具を埋め込んであるよ。」
アルが魔力を流すと、グラスが7色に光る。
「どう、子供が喜ぶと思わない。光が分かれるように、光の魔道具の間に仕切りを付けて指向性を持たせてあるんだ。
『子供もビックリ、レインボーグラス』大ウケ間違いなし。」
「・・・」
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