257 / 761
257家賃
しおりを挟む
それにしても、楽しんでいるクリームのメンバーのテンションが落ちてきている様に感じる。
調子に乗って喋りすぎたか。
ジークさんが泉から上がり、残念そうな表情で話し始めた。
「部屋や設置された魔道具、そして地下の庭園。本当に凄いと思う。
魔道結晶を使ってこんな凄い仕掛けをするなんて初めて見た。
ただ、俺達クリームはここで世話になる事は出来ない。」
何が駄目だっだのだろう。
「本当に、ここに泊まれたら良いと思っている。
だが、前も言った様に残り金も少なくてな、ここに泊まるだけの金を払えない。」
宿泊費が足らないって、ガラはいくら取ろうとしているんだ。
この家の持ち主はガラなので、そこら辺は丸投げをしていて分からない。
俺と浩司がガラの方を見ると
「そうか、宿泊費か。まだ考えてなかったな。
拓が改造してくれなければ、ただの倉庫だったんで深く考えて無かったんだ。
家事を手伝ってもらうという事で、1ヶ月で1人銀貨5枚・・・拓はどう思う。」
冒険者用の汚い宿の相部屋が素泊まりで銅貨1枚、個室なら銅貨4、5枚。この部屋で共同生活なら問題ないか
「良いと思うよ。まぁ、酒、食事は自腹だね。
居る時は一緒にしても、長期間帰って来ない時も有るからその方が良いかな。」
「本当にそんなに安くて良いのか。こんな凄い部屋に庭園なら金貨でも安いぞ。」
「そうかも知れないが、拓の趣味満載の庭園なんて気軽に人を入れられないだろ。
別に宿として営業している訳じゃ無いから十分だ。」
ガラが提示した宿泊費でクリームのメンバーが泊まる事に決まったが、浩司が今の話を聞いていて
「なぁ、拓ちゃん。今更だけど俺達って家賃を幾ら払っているんだ。」
自分達の家賃が気になったみたいだ。
「俺の収入は用意してくれた貯金箱に入れてたけど、俺って拓ちゃんに養ってもらっている状態だったりするのか。」
「・・・払って無い。」
「えっ。」
「俺達、家賃を払って無い。ガラ、俺達、今まで家賃を払って無い。」
浩司に言われて、今更だが自分達が家賃を払っていない居候だと言う事に気がついた。
そんな俺を見て、ガラが笑い始めた。
「こんな家を作ってくれたのに家賃なんて取れる訳無いだろ。
逆に、俺達の方が金を払わなければいけない立場だよ。」
殆ど、自分の趣味に走って作ったのに良いのだろうか。
俺達がガラとレオに礼を言うと、何故かクリームのメンバーまで笑い始めた。
先ほどまでの暗い雰囲気が無くなった所で、通路に有った階段を上って行く。
そこは、地下1Fの大部屋を区切ったテラス席で、1階の居間とも階段で繋がっている。
滝を見下ろせる側にテーブル、区切った壁側中央に、キッチン設備を備えたバーカウンターが設置されている。
洞窟とは違い、バーの雰囲気を壊さない程度に、明るくしてある。
棚にはガラが集めた酒が綺麗に並べてある。
言うまでも無くバーカウンターはガラからの要望だった。
調子に乗って喋りすぎたか。
ジークさんが泉から上がり、残念そうな表情で話し始めた。
「部屋や設置された魔道具、そして地下の庭園。本当に凄いと思う。
魔道結晶を使ってこんな凄い仕掛けをするなんて初めて見た。
ただ、俺達クリームはここで世話になる事は出来ない。」
何が駄目だっだのだろう。
「本当に、ここに泊まれたら良いと思っている。
だが、前も言った様に残り金も少なくてな、ここに泊まるだけの金を払えない。」
宿泊費が足らないって、ガラはいくら取ろうとしているんだ。
この家の持ち主はガラなので、そこら辺は丸投げをしていて分からない。
俺と浩司がガラの方を見ると
「そうか、宿泊費か。まだ考えてなかったな。
拓が改造してくれなければ、ただの倉庫だったんで深く考えて無かったんだ。
家事を手伝ってもらうという事で、1ヶ月で1人銀貨5枚・・・拓はどう思う。」
冒険者用の汚い宿の相部屋が素泊まりで銅貨1枚、個室なら銅貨4、5枚。この部屋で共同生活なら問題ないか
「良いと思うよ。まぁ、酒、食事は自腹だね。
居る時は一緒にしても、長期間帰って来ない時も有るからその方が良いかな。」
「本当にそんなに安くて良いのか。こんな凄い部屋に庭園なら金貨でも安いぞ。」
「そうかも知れないが、拓の趣味満載の庭園なんて気軽に人を入れられないだろ。
別に宿として営業している訳じゃ無いから十分だ。」
ガラが提示した宿泊費でクリームのメンバーが泊まる事に決まったが、浩司が今の話を聞いていて
「なぁ、拓ちゃん。今更だけど俺達って家賃を幾ら払っているんだ。」
自分達の家賃が気になったみたいだ。
「俺の収入は用意してくれた貯金箱に入れてたけど、俺って拓ちゃんに養ってもらっている状態だったりするのか。」
「・・・払って無い。」
「えっ。」
「俺達、家賃を払って無い。ガラ、俺達、今まで家賃を払って無い。」
浩司に言われて、今更だが自分達が家賃を払っていない居候だと言う事に気がついた。
そんな俺を見て、ガラが笑い始めた。
「こんな家を作ってくれたのに家賃なんて取れる訳無いだろ。
逆に、俺達の方が金を払わなければいけない立場だよ。」
殆ど、自分の趣味に走って作ったのに良いのだろうか。
俺達がガラとレオに礼を言うと、何故かクリームのメンバーまで笑い始めた。
先ほどまでの暗い雰囲気が無くなった所で、通路に有った階段を上って行く。
そこは、地下1Fの大部屋を区切ったテラス席で、1階の居間とも階段で繋がっている。
滝を見下ろせる側にテーブル、区切った壁側中央に、キッチン設備を備えたバーカウンターが設置されている。
洞窟とは違い、バーの雰囲気を壊さない程度に、明るくしてある。
棚にはガラが集めた酒が綺麗に並べてある。
言うまでも無くバーカウンターはガラからの要望だった。
25
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。
越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる