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『何で何も言わなかったのにゃ。あんなの潰してしまえば良いのにゃ。』
『そう言うな。人間の世界では貴族の相手にするとなると面倒なんじゃ。
目立たない様にするなら、表から叩き潰すより暗殺した方が効率が良いじゃろう。』
『にゃるほど。忍者の修行はこの為だったのにゃ。吾輩も今まで身に付けた技術を生かすチャンスにゃ。』
ヤマトとグリム、2人共外れだ。俺は小声で
「あんなのより、ここにギリス教の支部を出す事の方が問題なんだよ。
一気に叩きつぶさないと、困るだろ。」
『じゃったら、死者の洞窟で使った火の魔道具を使って一気に完全に燃やしつくせば良いじゃろう。
骨も残らない様に、徹底的にな。』
『たしかに、一気に燃やしつくした方が効果は高いにゃ。さすが拓、勉強になるにゃ。
にゃら、あいつ等の後を付けて、巣を徹底的に調べるのにゃ。』
この2人の考えが怖い。とりあえず、あいつ等の後を付けて状況を確認しないと。
今日のギルドの仕事は中止にさせてもらう様にお願いすると
「拓ちゃん、俺も行くからな。絶対に燃やすんじゃないぞ。」
浩司まで、俺がグリムとヤマトの言う様な行動をすると思っている。
「あのね浩司。俺はグリムやヤマトとは違うから、とりあえずあいつ等の様子を調べるだけだよ。」
「本当に調べるだけだな。行動に移すのは相談した後だぞ。」
浩司は俺の事を何だと思っているんだ。それじゃ大魔道師グリムだろう。
その真剣な目は本気なんだよな。
少し悲しくなったが頷いて浩司とヤマトと一緒に俺様男の後を付けた。
店や貴族の屋敷を回っているが、殆ど良い返事を貰えないみたいだ。
思った以上に獣人に対する偏見が無くなっているみたいだが、中には俺様男を受け入れている人もいる。
そして、ギリス教の支部建設予定地に寄って宿に戻った。
仲間は4人、それぞれ2人のAランクの冒険者が護衛で付いているみたいだ。
「何だ、この町は。聞いていたより獣人を受け入れている。」
「しかも、冒険者が獣人のパーティと仲が良いとは驚きだ。
あんな使えない奴等なんて、捨て駒にしか使えないだろうに。」
「大きい町だが、田舎なのだろう。我々は田舎者に正しい事を伝えなければいけない。」
「そうだな。この田舎では我々のやる事が多い。」
全員が、ふざけた事を言っている。
邪魔者が居れば排除し、この町の有力者の中に信者を増やすのが最大の目的みたいだ。
クリームとアークも邪魔者リストに挙がっていた。
色々と出てくる計画を聞いていると気分が悪くなってくる。
家に戻ると、エチゴさん、アル、ニックさんにアーク、クリームと全員揃っていた。
既にニックさんはロダン侯爵の状態を確認する為、ブルネリ公爵に手紙を送ったそうだ。
ロダン侯爵は50代で現役のはずだ。人徳があり、民に慕われている貴族らしい。
獣人に対する差別意識も無く、クリームは何度か警護の依頼を受けていたそうで、その人柄に敬意を払っていた。
エチゴさんの方では店に奴等が人間と獣人の格の差とやらを話しに来たらしい。
「拓さん、死者の洞窟で使用した火の魔法陣を描いた魔石を売って下さい。
奴等が居る場所を一気に焼き尽くして来ます。」
こんなに怒っているエチゴさんを見るのは初めてだ。おまけにグリムやヤマトと同じ事まで言い始めるし。
アルは一緒に怒っていないで、エチゴさんを止める側に回って欲しい。
とりあえず、暫くは奴等の行動を調べて、この町の現状も把握してしまおう。
しばらくして、ギリス教の奴等が、自分達に従わない者の家を放火しようとしているとの噂が流れた。
直ぐに冒険者の口から町中に広がり町全体でギリス教の人間を監視する状態になった。
同時に、彼等の話に乗ろうとした店や貴族の名前も知れ渡った。
店の売り上げは下がり、ギルドに依頼を行っても依頼者の名前が分かると放置され続けた。
噂や情報の出所は当然俺達だ。
「拓、嫌らし過ぎないか。もっとスパッと敵をやっつけりゃ良いじゃねぇか。」
「アルは何を言っているの。それじゃ、俺達が犯罪者になってしまうよ。
奴等は、わざと犯罪にならない手を打ってくるんだよ。それに乗るのは駄目だろう。」
「拓ちゃん、やり過ぎるなよ。窮鼠猫を噛むって言うからな。
後、エチゴさんを参加させた方が良いぞ。あいつ等に対して、未だ怒り心頭って感じだからな。」
浩司の言う通りなんだよな。
ガラとレオがエチゴさんを止めてくれているけど、今にでも暴走しそうだ。
エチゴさんをここまで怒らせるなんて、俺様男って有る意味天才だ。
『そう言うな。人間の世界では貴族の相手にするとなると面倒なんじゃ。
目立たない様にするなら、表から叩き潰すより暗殺した方が効率が良いじゃろう。』
『にゃるほど。忍者の修行はこの為だったのにゃ。吾輩も今まで身に付けた技術を生かすチャンスにゃ。』
ヤマトとグリム、2人共外れだ。俺は小声で
「あんなのより、ここにギリス教の支部を出す事の方が問題なんだよ。
一気に叩きつぶさないと、困るだろ。」
『じゃったら、死者の洞窟で使った火の魔道具を使って一気に完全に燃やしつくせば良いじゃろう。
骨も残らない様に、徹底的にな。』
『たしかに、一気に燃やしつくした方が効果は高いにゃ。さすが拓、勉強になるにゃ。
にゃら、あいつ等の後を付けて、巣を徹底的に調べるのにゃ。』
この2人の考えが怖い。とりあえず、あいつ等の後を付けて状況を確認しないと。
今日のギルドの仕事は中止にさせてもらう様にお願いすると
「拓ちゃん、俺も行くからな。絶対に燃やすんじゃないぞ。」
浩司まで、俺がグリムとヤマトの言う様な行動をすると思っている。
「あのね浩司。俺はグリムやヤマトとは違うから、とりあえずあいつ等の様子を調べるだけだよ。」
「本当に調べるだけだな。行動に移すのは相談した後だぞ。」
浩司は俺の事を何だと思っているんだ。それじゃ大魔道師グリムだろう。
その真剣な目は本気なんだよな。
少し悲しくなったが頷いて浩司とヤマトと一緒に俺様男の後を付けた。
店や貴族の屋敷を回っているが、殆ど良い返事を貰えないみたいだ。
思った以上に獣人に対する偏見が無くなっているみたいだが、中には俺様男を受け入れている人もいる。
そして、ギリス教の支部建設予定地に寄って宿に戻った。
仲間は4人、それぞれ2人のAランクの冒険者が護衛で付いているみたいだ。
「何だ、この町は。聞いていたより獣人を受け入れている。」
「しかも、冒険者が獣人のパーティと仲が良いとは驚きだ。
あんな使えない奴等なんて、捨て駒にしか使えないだろうに。」
「大きい町だが、田舎なのだろう。我々は田舎者に正しい事を伝えなければいけない。」
「そうだな。この田舎では我々のやる事が多い。」
全員が、ふざけた事を言っている。
邪魔者が居れば排除し、この町の有力者の中に信者を増やすのが最大の目的みたいだ。
クリームとアークも邪魔者リストに挙がっていた。
色々と出てくる計画を聞いていると気分が悪くなってくる。
家に戻ると、エチゴさん、アル、ニックさんにアーク、クリームと全員揃っていた。
既にニックさんはロダン侯爵の状態を確認する為、ブルネリ公爵に手紙を送ったそうだ。
ロダン侯爵は50代で現役のはずだ。人徳があり、民に慕われている貴族らしい。
獣人に対する差別意識も無く、クリームは何度か警護の依頼を受けていたそうで、その人柄に敬意を払っていた。
エチゴさんの方では店に奴等が人間と獣人の格の差とやらを話しに来たらしい。
「拓さん、死者の洞窟で使用した火の魔法陣を描いた魔石を売って下さい。
奴等が居る場所を一気に焼き尽くして来ます。」
こんなに怒っているエチゴさんを見るのは初めてだ。おまけにグリムやヤマトと同じ事まで言い始めるし。
アルは一緒に怒っていないで、エチゴさんを止める側に回って欲しい。
とりあえず、暫くは奴等の行動を調べて、この町の現状も把握してしまおう。
しばらくして、ギリス教の奴等が、自分達に従わない者の家を放火しようとしているとの噂が流れた。
直ぐに冒険者の口から町中に広がり町全体でギリス教の人間を監視する状態になった。
同時に、彼等の話に乗ろうとした店や貴族の名前も知れ渡った。
店の売り上げは下がり、ギルドに依頼を行っても依頼者の名前が分かると放置され続けた。
噂や情報の出所は当然俺達だ。
「拓、嫌らし過ぎないか。もっとスパッと敵をやっつけりゃ良いじゃねぇか。」
「アルは何を言っているの。それじゃ、俺達が犯罪者になってしまうよ。
奴等は、わざと犯罪にならない手を打ってくるんだよ。それに乗るのは駄目だろう。」
「拓ちゃん、やり過ぎるなよ。窮鼠猫を噛むって言うからな。
後、エチゴさんを参加させた方が良いぞ。あいつ等に対して、未だ怒り心頭って感じだからな。」
浩司の言う通りなんだよな。
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エチゴさんをここまで怒らせるなんて、俺様男って有る意味天才だ。
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