異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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293Aランク冒険者は意地汚い?

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しばらくして、クリームのメンバーもラグテルの町に戻って来た。

「ラグテルの町で売っていない食材を色々と集めてみた。討伐した魔獣の肉もある。ここでの食事に使って欲しい。
 量は有るが、拓のアイテムボックスも有るから大丈夫だろ。」

ジークさんはそう言うと、拡張バッグから大量の食材を取り出して部屋中に並べていく。
色々な調味料や香草も購入してくれたみたいだ。

「やっと、レオさんの料理が食べられるわ。」

「OZが先に帰っていて良かったわ。
 ブルネリ公爵領に寄らずに戻って来て正解だったわね。」

ジェニファーさんとロビンさんが喜んでいる。

「今夜は地下のテラス席で食事を出来ないかな。」

トムさんの要求をレオが了承すると

「やった。あそこで食べたかったんだ。部屋に食事、風呂にしても、ここ以上の場所なんて考えられないよな。」

ニコラスさんが、本当に言葉通り飛び上がって喜んでいた。
クリームのメンバーに風呂に入る様に進めて、大量の食糧を整理する事にした。

「レオ、食料の保存にこれを使って。」

俺がレオに渡したのは、ミスリルで造った大きな箱

「拓ちゃん、これは何だ。」

「食糧保存用に作った拡張バッグ、と言うか拡張ボックスかな。ミスリル製だから大量の食材が入るよ。
 この家の住人が増えたので、有った方が良いだろ。
 後で台所を改造して設置する場所を作るよ。」

クリームと生活するようになってから、クリームが大量に食材を持って来てくれる。
そんなに気を使わなくて良いと言っても、「普通に生活するより安く済んでいる。気にしないで受け取ってくれ。」と言われる。
肉も倒した魔獣を拡張バッグやアイテムボックスで持って帰っているので、これだけ大食らいが居ても余るほど有る。
最近、料理と食材が多くなり過ぎ整理が必要になってきていた。

「それは助かる。しかし、食材を保存にミスリル製の拡張ボックスを使うなんて拓ちゃんだよな。」

「そうかな?まぁ、便利だから良いよね。
 今度、皆で大量に調理して拡張ボックスに入れておこうよ。後で、調理した料理を入れる容器も用意しておくよ。」

今夜の食事のメニューをどうするか話しながら、クリームが持って来てくれた食材をしまっていく。
それにしても、色々な調味料を入手してくれたな。
元の世界と同じ物かは分からないけど、これはウコンだよな。この香りはシナモンか。クミンにパクチーもある。
カレーの香りがするのまで有るな。

「浩司、カレーに使うスパイスって何を使うか知ってるか?」

「カレールーの種類しか知らないな。流石にスパイスなんて分からないよ。」

「レオ、ここら辺のスパイスは俺に使わせてくれないか。少し、研究してみたい料理があるんだ。」

「もちろん良いが、カレーって何だ?」

「茶色くてカレーの味がする料理だよ。ごめん、カレーの味を表現できない。浩司は伝えられるか?」

「カレーの味って、カレー味だよな。難しいな、なんて言えば良いんだ。
 これは、拓ちゃんが作って食べさせるしかないだろ。」

俺はカレーを作る事を決めた。
味の説明が出来ればレオにも手伝ってもらえるのに、何故カレー味としか伝える言葉が浮かばないんだろう。
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