異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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337試験結果

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「受かっていると良いな。」
「大丈夫だとは思うけど、こればかりは結果を見てみないと分からないからな。」
「もし駄目でも、次回は筆記はパスなんだろ。半分はクリアーしているから楽だな。」
「落ちると、不味い飯の合宿試験がもう一度か。」

結果発表に緊張している俺と浩司の後ろをOZ、クリームそしてアークのメンバーが他人事だと思って楽しそうに雑談をしながらゾロゾロと付いて来る。
面白そうだと言って、俺達の結果を見る為にアークにまで一緒に付いて来るとは思わなかった。
俺は1人だけ落ちるという悪夢の所為で寝不足だ。
皆から自粛しろと言われて色々と抑えていたが、手を抜いていたと言われないだろうか。
思い当たる事が多過ぎて、問題だらけだ。

ギルド会館に入ると、テストの時にパーティを組んだハック、リタ、アニス達が居たので皆に断って彼等に合流した。
これでも発表時間の20分前には到着したのだが、ハックとリタなんて1時間以上も前に来ていたらしい。
皆、結果が気になり寝不足らしい。浩司とアニスはいつも通りだ。
少ししてピエール達がやって来たので、少し早いがギルドマスターより発表が行われた。

「おめでとう、全員合格だ。次は護衛任務についてもらう。
 これで、最後の試験だ。気を引き締めて頑張るように。」

喜ぶ俺達が落ち着くのを待って、話を続けた。

「ガラも居るなら丁度いい。一緒に聞いてくれ。
 次の試験になる護衛任務に関しては、2組の商人が対応してくれる。
 ガラは5人組のパーティと一緒に護衛を受けてくれ。
 商人との顔合わせは3日後、どのパーティがどの商人に付くかは商人側で決める。
 日程はおおよそ往復15日と考えてくれれば良い。
 テストだが、今回は依頼料が支払われる。
 詳しい話は、受付から聞いてくれ。
 それから、クリーム、アーク、それからハック、リタ、アニス、浩司、拓はちょっと来てもらえるか。」

ギルドの会議室に通されると、既にゴルゴ達が待機していた。

「集まってもらったのは、森で発見されたケルベロスについて話しをしたかったからだ。
 ゴルゴ達から詳細を聞いていた所だったので、丁度良かった。
 クリーム、アークにはギルドから森の調査依頼を行わせてもらっている。」

ギルドマスターの話を聞いてジークさんが納得した感じで俺達に話してきた。

「ケルベロスを倒したのは浩司と拓だったのか。
 突然の戦いで怪我人の話も無いのが不思議だったんだ。」

そう言えば、ケルベロスの話をしていなかった。
俺達は、ケルベロスが出現した場所、突然現れた様に感じた事や、実際に戦った際の強さなどを説明すると

「完全にCランクの魔物だな。
 ゴルゴ達が居たとはいえ、誰も死なないで良かった。」

ロウガさんの言葉に皆が頷いている。
Cランクの魔物であれば、10人以上の手練れの冒険者で対応するレベルだ。
Cランクの冒険者2名、Dランクの冒険者5名で対峙したとなると、怪我人所か全滅の可能性も有った。

「しかし、全員が気配を突然感じたのは引っかかるな。
 それに、現れた位置が離れているにも関わらず、真直ぐに襲ってきたのも気になる。
 ケルベロス以外の気配は感じなかったのか。」

現れたのが離れた場所だったので、そこまでは分からない。
話しはそこまでとなり、クリームとアークを残して俺達は会議室を出た。
その後、皆で受付で次の試験について聞きに行くと、

・行き先:マクニス王国かエバの村
・報酬:銀貨2枚。危険に合わせて特別報酬有り
・移動中の食料は支給
・移動中の野営は各自対応、ただし町、村での宿泊は用意される。
・出発日については依頼者と話をした上で決められるが、直ぐに行動できる準備をしておく事。

この様な説明を受けた。ちなみに依頼者についての情報は無かった。
依頼者との顔合わせの時間を確認した後、ギルドホールでガラが新しくパーティに加わったので、自己紹介と攻撃パターンについて確認した所で、午後から町の外での魔獣討伐を行う事にした。
前衛にガラが入ると、町周辺の魔獣であれば、ガラ一人で十分だった。
そこで、ガラに抜けてもらい、5人での魔獣討伐を行い他のメンバーの力量を確認してもらう。
戦闘の役割分担が出来た所で、3日後までに各自荷物の準備を行う事になった。

家に帰ると、レオに手伝って貰いながらアーク、クリーム総出で弁当作りを行っていて、キッチン、テーブルの上は戦場と化していた。
明日から暫くの間、ケルベロスが出た森の周辺の調査を行う為の準備だそうだ。
普段から武器や防具の手入れは怠らず、ポーションや薬に関しては拡張バッグに確保してあるので、必要な準備は食料だけらしい。
拡張バッグは時間の流れが止まるので、食料も保存出来る筈なのだが

「そんなに食料を作ってどうするつもりです?流石に無駄に多いでしょう。」
「何か有って滞在期間が延びても大丈夫なように多めに用意しているんだ。」

とジークさんが真っ当そうな事を答えている。ただ

「それは分かりますが、それならケーキとかのデザートは持って行かない方が良くないですか。
 それに、スープをそんな入れ物で持って行ったら食べ終わってもマジックバックの容量は減りませんよ。」

皆さん、視線を逸らさない。
今回の試験では、あの不味い食事をだったので気持ちは良く分かる。

「今度、俺達が使っている容器を用意するよ。
 一緒に行動している時に使っているから知っていると思うけど、
 重ねたり、折り畳める容器なら食べ終わった後に場所は取らない。
 護衛試験に出発する前にサンプルを用意しておくから、後でサイズとか確認してくれる。」

一般に売られている容器はサイズがまばらで綺麗に重ねる事は出来ず、俺達が使っている様な折り畳める箱なんて売っていない。
折り畳める箱は、パンやケーキ等を入れるのに重宝する。
喜ぶ彼等に、魔獣の骨をもっと持ち帰ってくれるようにお願いしておいた。
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