343 / 761
343ケーマ
しおりを挟む
皆と別れて、ガラと浩司と一緒に向かった先は
「お前、拓じゃないのか。そうだよ、拓だよな。」
以前に、遺跡を見に来た時に知り合ったケーマの家。
夕方で、少し前にケーマも狩りから帰ってきたばかりだそうだ。
ケーマの母親も俺達の事を覚えてくれ、ケーマが兄と慕っているアドニスさんにも声を掛けて一緒に夕食にでもと誘われた。
パウロさんに許可をもらいに、ガラが戻ると言うので俺達は残って料理の手伝いをする事にした。
バッグから出す振りをして、アイテムボックスから酒、醤油、ミリンを取り出す。
直ぐにアドニスさんが肉を持ってやって来た。
久しぶりに会って挨拶をした後、肉や野菜を串に刺して焼く下準備を手伝ってもらい、浩司にはペンタというイースト菌の代わりを渡してパン生地を作ってもらう。
俺は鶏がらを用意してもらい、ネギ、ショウガを入れて水から煮こんで灰汁取り。
ガラが野菜を買って戻ってきたので、野菜や肉を煮込んでスープにする。
野菜の付け合わせに果物のドレッシングを作り、マヨネーズも用意しておく。
パンが良い感じで発酵した所で、ピザを作る。
皆で一枚づつ、好きな様にトッピングをする事にした。
ガラは相変わらず独創的な組み合わせを作り始めると、アドニスさんに悪影響を与えていた。
浩司の魔法でカマドを熱してもらい皆のピザを焼きながら、アドニスさんに用意してもらった串を焼く。
テーブルの上に並んだ御馳走。
「「「美味しい」」」
食事って、こういうものだよな。
旅の間の食べ物は、ただのエネルギー補給だと思う。
「結局、拓さんにやってもらったけど、本当に凄いわ。
町だと、こんな食事が食べれるのかしら。
こんなに美味しいのは初めてよ。」
ケーマの母親も喜んでくれ、ケーマは無言で料理に被りついている。
アドニスさんも料理を楽しんでくれている。
そして意外だったのは、ガラとアドニスさんのピザが美味しかった事だ。
食事と共に、お酒が進んでいる。それを見ていたケーマが
「そう言えば、拓は二日酔いになる薬は作れたのか。
前に会った時、俺に酷い二日酔いになる薬の事を聞いてたよな。」
「「・・・」」
ガラと浩司の無言の視線が俺に突き刺さる。
あの後も、色々と探してはいるが、見つける事が出来ないでいた。
しかし、ケーマも余計な事を言ってくれる。
「嫌だな、ケーマ君。君は誰かと間違えているんじゃないかな。」
そう言ってもガラと浩司の視線が痛い。
「ガラと浩司は、酒を飲む時は気を抜けないな。」
アドニスさんはそう言って、笑っている。
直ぐに話題を変えて最近のケーマの状況を聞くと、アドニスさんの下で狩人見習いとして活動していた。
狩りの腕はそれなりで、問題なく獲物を捕えられているそうだ。
この2日間、ケーマに案内してもらい森を探検したり、遺跡を探索して過ごした。
遺跡の近くの崩した洞窟にも行ったが、ケーマは気にして無い様だ。
洞窟の奥に遺跡時代の家が埋まっていたが、昔、遺跡発掘で村が荒れたという事も有り、アドニスさんの依頼で俺が崩した。
正直、ケーマが気にして無くて良かった。
俺達が遊んでいる間、ハック、リタ、アニスは風雅のメンバーと訓練をしていたそうだ。
一応、遺跡にも誘っていたが、10キロも離れた場所まで行く気は無かった。
パウロさんの商売も終わり、俺達はラグテルの町に帰る事になった。
「お前、拓じゃないのか。そうだよ、拓だよな。」
以前に、遺跡を見に来た時に知り合ったケーマの家。
夕方で、少し前にケーマも狩りから帰ってきたばかりだそうだ。
ケーマの母親も俺達の事を覚えてくれ、ケーマが兄と慕っているアドニスさんにも声を掛けて一緒に夕食にでもと誘われた。
パウロさんに許可をもらいに、ガラが戻ると言うので俺達は残って料理の手伝いをする事にした。
バッグから出す振りをして、アイテムボックスから酒、醤油、ミリンを取り出す。
直ぐにアドニスさんが肉を持ってやって来た。
久しぶりに会って挨拶をした後、肉や野菜を串に刺して焼く下準備を手伝ってもらい、浩司にはペンタというイースト菌の代わりを渡してパン生地を作ってもらう。
俺は鶏がらを用意してもらい、ネギ、ショウガを入れて水から煮こんで灰汁取り。
ガラが野菜を買って戻ってきたので、野菜や肉を煮込んでスープにする。
野菜の付け合わせに果物のドレッシングを作り、マヨネーズも用意しておく。
パンが良い感じで発酵した所で、ピザを作る。
皆で一枚づつ、好きな様にトッピングをする事にした。
ガラは相変わらず独創的な組み合わせを作り始めると、アドニスさんに悪影響を与えていた。
浩司の魔法でカマドを熱してもらい皆のピザを焼きながら、アドニスさんに用意してもらった串を焼く。
テーブルの上に並んだ御馳走。
「「「美味しい」」」
食事って、こういうものだよな。
旅の間の食べ物は、ただのエネルギー補給だと思う。
「結局、拓さんにやってもらったけど、本当に凄いわ。
町だと、こんな食事が食べれるのかしら。
こんなに美味しいのは初めてよ。」
ケーマの母親も喜んでくれ、ケーマは無言で料理に被りついている。
アドニスさんも料理を楽しんでくれている。
そして意外だったのは、ガラとアドニスさんのピザが美味しかった事だ。
食事と共に、お酒が進んでいる。それを見ていたケーマが
「そう言えば、拓は二日酔いになる薬は作れたのか。
前に会った時、俺に酷い二日酔いになる薬の事を聞いてたよな。」
「「・・・」」
ガラと浩司の無言の視線が俺に突き刺さる。
あの後も、色々と探してはいるが、見つける事が出来ないでいた。
しかし、ケーマも余計な事を言ってくれる。
「嫌だな、ケーマ君。君は誰かと間違えているんじゃないかな。」
そう言ってもガラと浩司の視線が痛い。
「ガラと浩司は、酒を飲む時は気を抜けないな。」
アドニスさんはそう言って、笑っている。
直ぐに話題を変えて最近のケーマの状況を聞くと、アドニスさんの下で狩人見習いとして活動していた。
狩りの腕はそれなりで、問題なく獲物を捕えられているそうだ。
この2日間、ケーマに案内してもらい森を探検したり、遺跡を探索して過ごした。
遺跡の近くの崩した洞窟にも行ったが、ケーマは気にして無い様だ。
洞窟の奥に遺跡時代の家が埋まっていたが、昔、遺跡発掘で村が荒れたという事も有り、アドニスさんの依頼で俺が崩した。
正直、ケーマが気にして無くて良かった。
俺達が遊んでいる間、ハック、リタ、アニスは風雅のメンバーと訓練をしていたそうだ。
一応、遺跡にも誘っていたが、10キロも離れた場所まで行く気は無かった。
パウロさんの商売も終わり、俺達はラグテルの町に帰る事になった。
23
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。
越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる