異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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350先生?

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ガラはBランクの冒険者となり、ちょっとした時の人となっている。
しかし、目指すのはAランク冒険者、慢心せず休みの日は訓練を続けている。
アーク、クリームも一緒に訓練を行い、ロウガさんとジークさんがガラとの打ち合いに付き合ってくれる。

今回からはカイも訓練に参加し、俺が放つレイアローを体術で避けたり、浩司のファイヤーボールを受けている。
流石に皆の様に動く事は出来ないが、必死に付いてきているのが凄いと思う。

皆にとっては充実した良い訓練だが、浩司と俺自身がグリムに鍛えられる地獄の場と化している。
浩司は繊細な魔法制御。今ではコースを曲げたりと変則的な攻撃を行っている。
俺は探索魔法だけで周囲を把握し全範囲への一斉攻撃。手足の動作まで把握し不意打ちを狙う。
浩司も俺も、この訓練に手ごたえを感じているのだが、余りにもきつ過ぎる。

グリムは訓練を考えるのが趣味なのだろう。俺達に指示する時は生き生きしている。
更に、ヤマトまで訓練に参加しているが、俺がレイアローを全て闇の魔力で覆って攻撃をしてもヤマトには問題なく避けられてしまう。
一発も当たらずに避けきった時のドヤ顔が鬱陶しい。

その後は、浩司は剣の訓練、俺は、ヨギ魔道師に教わった気配を消す訓練を行っている。
気配消しは少しづつ形になり、動きながらも有る程度は出来るようになってきた。
悔しいのはヤマトの方が気配の消し方が上手い事だ。

『拓、吾輩の事を先生と呼んでも良いにゃ。』

このデブ猫の魔法のセンスが俺より上なのは認めるが、いつか抜いてやる。


ギルドでは出来る限りガラの為になりそうな難易度の高い依頼を受けている。
Aランクの冒険者試験を受けるには、それなりの実績を作る必要があるからだ。
しかし、ラグテルの町での依頼はたかが知れている為、時間が掛かってしまう。

「また俺達と一緒にマクニス王国で高ランクの依頼を受けてみないか。」

そうクリームが言ってくれるのは有りがたい事だった。
移動に殆ど人が居ない街道で自転車を使えば移動時間をだいぶ短縮出来る。
剣や盾をアイテムボックスにしまっても、俺が広範囲の探索魔法を使っていれば問題ないだろう。
俺達はクリームの好意に甘える事にした。

出掛ける前に、ニックさんに廃坑で見つけた光苔を苔玉にすると気に入って受け取ってくれた。
暗闇で光らせ、苔の解毒剤としての効果を説明すと、何か言いたそうな感じだったが気にしない事にした。
俺達の地下に育てている苔は皆が栄養となる魔力を大量に与える為か順調に育ち、未だ数カ月しか経っていないにも関わらず3倍以上に育っている。
最近では、俺が用意した毒を使いピース医師とトリス練成術師が効果を色々と試しているので、その内結果をもらう事が出来るだろう。


マクニス王国へ行く準備も終わり、朝早くから出発だ。
町の門には、既に依頼を受けた冒険者が大勢いる。

「ガラさん、浩司さん、拓、久しぶり。」

一緒にCランク冒険者の試験を受けたハックとリタが居た。
あの試験の後、2人はパーティを組んで一緒に行動しているそうだ。
今日も依頼を受けて、これらか出る所だった。

「アニスは一緒じゃないのか。」

「アニスか。彼女は別の町に移動したわ。
 特にパーティを組んでいなかったから誘ったんだけど、いろんな町を見たいと言ってから。
 それより、丁度良かった。ほら」

リタが猫族の女の子の腕を引っ張って俺達の前に出した。
全く記憶にないが、リタが言っていた以前にOZで助けたと女の子だろうか。

「あの、リリーと言います。
 以前、森で魔獣に襲われた時に助けて頂きありがとうございました。
 拓さんには、怪我も治して頂いて助かりました。
 あの時は、お礼も言えず失礼しました。」

そう言うと、頭を下げる。

「いや、無事でよかったよ。
 これから皆で依頼を受けに行くんだろ。気を付けて行けよ。」

ガラが返事をすると、リリーが可愛らしい笑顔で頭を上げた。
律義で良い子だな。記憶に無いけど無事でよかった。
挨拶が終わると、「またな」と言って、ハック達は町から出て行った。
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