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353アマメ
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次の日、朝早くに皆でギルド会館に向かうと
「浩司に拓じゃない。久しぶりだね。」
冒険者のCランク試験を一緒に受けたアニスが居た。
話しを聞くと、Cランクの冒険者になってから、暫くは同じ試験を受けたハックやリタ達とパーティを組んだりしていたらしいが、ラグテルの町を出てからはソロで動いているそうだ。
雑談をしていると、ジークさんがやって来て
「浩司、拓、話している所悪いが、今回はBランクの依頼でアマメの退治を受けようと思う。
報酬は安いが、依頼した村が人手を出して倒した魔獣から素材を取り出してくれる。
それなりの数が目撃されているので十分な収入にもなると思うが、どうだ。」
浩司も俺アマメという魔獣の名前を初めて聞いたが
『アマメとは、1mから1.5m位の動きも素早く空も飛ぶ魔獣じゃ。
更に、闇魔法を使う厄介な相手じゃな。大量発生となるとBランクの魔物になる。
触角と目を潰せばまともに動けなくなる。動きが素早いのでお主等の訓練にはもってこいじゃ。
それに、食料だろうと人間だろうと何でも食べるので早く退治するに越したことはないじゃろう。』
グリムに説明を受け、ガラ達も了解しているので依頼を受けることにした。
アニスと別れた後、クリームの方でアマメ退治の準備をしてくれると言うので、
俺達はバラン将軍に数日王都を離れる連絡を入れ、ヨーゼフさんに食器のサンプルを渡す事にした。
依頼を出した村に着くと、直ぐに村長の家へ案内された。
既に、農作物や家畜、そしても村人も襲われていた。
「直ぐに、アマメの退治に向かう。奴等の住処まで案内をして貰いたい。」
ジークさんの依頼に、猟師の男が連れて来られた。
村長の家を出て猟師に付いて森の方へと向かうと、直ぐに探索魔法に大量の魔獣が感知された。
「大量に居るよ。森の中には入らない方が良いと思う。」
案内してくれた猟師を村に帰らせると、トムさんが拡張バッグから大量の腐った肉を取り出し、ニコラスさんが風魔法で臭いを森の方へと流す。
事前に聞いている話では、アマメはこの臭いに引き寄せられるらしい。
皆、剣や杖を構えると、森の方からアマメがおびき出されてきた。
「アマメって、もしかしてあれ。俺駄目。」
「俺も駄目だ。背中がゾワゾワしている。」
『何じゃ、お主等はアマメを知っておるのか。
大丈夫じゃ。大量に居ようと、お主等なら問題なく退治できる。』
『いざとなったら、吾輩が守るにゃ。あんなのから2人を守る位問題ないにゃ。』
グリムやヤマトが腰の引けた俺達に声を掛けてくれるが、そういう問題でない。
「魔獣って獣の事を表すんじゃないのかよ。何であんなのまで魔獣と呼ぶんだよ。
こんなに距離が有るのに、何で分かるんだよ。
近付く前に、全滅させるぞ。弱点の触角と目を潰すんだ。早く。」
アマメの見た目は巨大Gだった。
『焦るでない。お主等はキラービーとも戦っておったじゃろうが。』
グリムに言われるまで忘れていたが、巨大な蜂型の魔獣もいたので虫系の魔獣が居てもおかしくない。
しかし、普通のGが自分の方に向かって飛んできただけでも悲鳴を上げてしまうのに、あんな巨大なのと接近戦になったら、絶対に気絶する。
「魔力全開で行くぞ。レイアロー」
俺は白い短剣を取り出しすと何百もの光の矢を放つ。威力は弱いとはいえピンポイントで目や触角を狙えば倒せるだろう。
こうなったら、何があろうと近付く前に全滅させるしかない。グリムの特訓に心底感謝した。
俺の攻撃を潜り抜けたGに対し
「とっとと、くたばれ。ドラゴンライトニング」
浩司の雷が襲う。
「どうだ、拓ちゃん。全滅させられたか。」
「いや、未だ背後から第2陣。徹底的に潰せ。げっ、空を飛んでくるぞ。
浩司は空を、俺は地上をやっつける。」
「拓ちゃん、取り逃すなよ。絶対に全滅させろよ。近付けるなよ。」
これほど怯えている浩司を見るのは初めてだ。
俺は広範囲に細い針状のロックランスを発生させGを串刺しにし、浩司はドラゴンライトニングで空のGを一気に落とす。
仕留め損ねたのは探索魔法で見つけファイヤーボールとレイアローで確実に仕留めておく。
動く気配が無くなった所で、浩司と俺はその場に座り込んだ。
完全に魔法の使い過ぎだ。体中が痛くて動けそうにない。
そんな俺達を見て唖然としているクリームとOZのメンバー。
「当初の予定通り対応しなくてすみません。あれと普通に戦うなんて無理でした。」
「すみません。あれは、生理的に受け付けなくて近付いて来るのも耐えられません。」
俺と浩司が皆に謝ると、
「無事に退治出来て何よりだ。アマメがこれだけの数だと、俺達だけでは対応出来たか分からない。
しかし、連携を無視した行動はパーティの危険になる可能性があるから気を付けてくれよ。」
ジークさんに軽く注意されてしまった。
本当に申し訳ないが、アマメ退治だけは2度と御免だ。
「しかし、2人でアマメを全部退治ちまったな。
ここまでの数だと、Bランクの魔物指定だぞ。やっぱスゲーな。」
そう言うアルは、森までの広範囲に広がる原っぱに横たわる何百というアマメの死骸を満足そうに眺めている。
俺は早くこの場所を離れたい。巨大Gなんて見たくも無かった。
「浩司に拓じゃない。久しぶりだね。」
冒険者のCランク試験を一緒に受けたアニスが居た。
話しを聞くと、Cランクの冒険者になってから、暫くは同じ試験を受けたハックやリタ達とパーティを組んだりしていたらしいが、ラグテルの町を出てからはソロで動いているそうだ。
雑談をしていると、ジークさんがやって来て
「浩司、拓、話している所悪いが、今回はBランクの依頼でアマメの退治を受けようと思う。
報酬は安いが、依頼した村が人手を出して倒した魔獣から素材を取り出してくれる。
それなりの数が目撃されているので十分な収入にもなると思うが、どうだ。」
浩司も俺アマメという魔獣の名前を初めて聞いたが
『アマメとは、1mから1.5m位の動きも素早く空も飛ぶ魔獣じゃ。
更に、闇魔法を使う厄介な相手じゃな。大量発生となるとBランクの魔物になる。
触角と目を潰せばまともに動けなくなる。動きが素早いのでお主等の訓練にはもってこいじゃ。
それに、食料だろうと人間だろうと何でも食べるので早く退治するに越したことはないじゃろう。』
グリムに説明を受け、ガラ達も了解しているので依頼を受けることにした。
アニスと別れた後、クリームの方でアマメ退治の準備をしてくれると言うので、
俺達はバラン将軍に数日王都を離れる連絡を入れ、ヨーゼフさんに食器のサンプルを渡す事にした。
依頼を出した村に着くと、直ぐに村長の家へ案内された。
既に、農作物や家畜、そしても村人も襲われていた。
「直ぐに、アマメの退治に向かう。奴等の住処まで案内をして貰いたい。」
ジークさんの依頼に、猟師の男が連れて来られた。
村長の家を出て猟師に付いて森の方へと向かうと、直ぐに探索魔法に大量の魔獣が感知された。
「大量に居るよ。森の中には入らない方が良いと思う。」
案内してくれた猟師を村に帰らせると、トムさんが拡張バッグから大量の腐った肉を取り出し、ニコラスさんが風魔法で臭いを森の方へと流す。
事前に聞いている話では、アマメはこの臭いに引き寄せられるらしい。
皆、剣や杖を構えると、森の方からアマメがおびき出されてきた。
「アマメって、もしかしてあれ。俺駄目。」
「俺も駄目だ。背中がゾワゾワしている。」
『何じゃ、お主等はアマメを知っておるのか。
大丈夫じゃ。大量に居ようと、お主等なら問題なく退治できる。』
『いざとなったら、吾輩が守るにゃ。あんなのから2人を守る位問題ないにゃ。』
グリムやヤマトが腰の引けた俺達に声を掛けてくれるが、そういう問題でない。
「魔獣って獣の事を表すんじゃないのかよ。何であんなのまで魔獣と呼ぶんだよ。
こんなに距離が有るのに、何で分かるんだよ。
近付く前に、全滅させるぞ。弱点の触角と目を潰すんだ。早く。」
アマメの見た目は巨大Gだった。
『焦るでない。お主等はキラービーとも戦っておったじゃろうが。』
グリムに言われるまで忘れていたが、巨大な蜂型の魔獣もいたので虫系の魔獣が居てもおかしくない。
しかし、普通のGが自分の方に向かって飛んできただけでも悲鳴を上げてしまうのに、あんな巨大なのと接近戦になったら、絶対に気絶する。
「魔力全開で行くぞ。レイアロー」
俺は白い短剣を取り出しすと何百もの光の矢を放つ。威力は弱いとはいえピンポイントで目や触角を狙えば倒せるだろう。
こうなったら、何があろうと近付く前に全滅させるしかない。グリムの特訓に心底感謝した。
俺の攻撃を潜り抜けたGに対し
「とっとと、くたばれ。ドラゴンライトニング」
浩司の雷が襲う。
「どうだ、拓ちゃん。全滅させられたか。」
「いや、未だ背後から第2陣。徹底的に潰せ。げっ、空を飛んでくるぞ。
浩司は空を、俺は地上をやっつける。」
「拓ちゃん、取り逃すなよ。絶対に全滅させろよ。近付けるなよ。」
これほど怯えている浩司を見るのは初めてだ。
俺は広範囲に細い針状のロックランスを発生させGを串刺しにし、浩司はドラゴンライトニングで空のGを一気に落とす。
仕留め損ねたのは探索魔法で見つけファイヤーボールとレイアローで確実に仕留めておく。
動く気配が無くなった所で、浩司と俺はその場に座り込んだ。
完全に魔法の使い過ぎだ。体中が痛くて動けそうにない。
そんな俺達を見て唖然としているクリームとOZのメンバー。
「当初の予定通り対応しなくてすみません。あれと普通に戦うなんて無理でした。」
「すみません。あれは、生理的に受け付けなくて近付いて来るのも耐えられません。」
俺と浩司が皆に謝ると、
「無事に退治出来て何よりだ。アマメがこれだけの数だと、俺達だけでは対応出来たか分からない。
しかし、連携を無視した行動はパーティの危険になる可能性があるから気を付けてくれよ。」
ジークさんに軽く注意されてしまった。
本当に申し訳ないが、アマメ退治だけは2度と御免だ。
「しかし、2人でアマメを全部退治ちまったな。
ここまでの数だと、Bランクの魔物指定だぞ。やっぱスゲーな。」
そう言うアルは、森までの広範囲に広がる原っぱに横たわる何百というアマメの死骸を満足そうに眺めている。
俺は早くこの場所を離れたい。巨大Gなんて見たくも無かった。
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