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401冒険への誘い
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暫くして、パレードの時にばら撒かれた物質の解析が終わったとブルネリ公爵に呼ばれた。
部屋にはピース医師とトリス練成術師が居た。
解析の結果、病原体だと分かった。人が吸い込むと発病するらしい。
症状としては発熱、全身の痺れで死ぬ事は無いが、発病すると直ぐに酷い症状が現れる。
あのまま撒かれた所にアリゲーターが現れていたら、まともに戦う事も出来ずに大惨事になっていた事だろう。
「バラキエ侯爵は本当に関係無いのでしょうか。それに、病原体ということはナターシャの可能性もありますね。」
「あの後、拓殿がバラキエ侯爵を見つけた付近の探索を行ったが、何も発見できなかった。
前にも言ったが、証拠が無ければ、これ以上はどうしようもない。ナターシャの可能性も有るが、何とも言えない所だな。」
そもそもバラキエ侯爵は何故、ブルネリ公爵の屋敷に俺達と居るのだろう。
今までの攻撃は誰でも知っている事をベースに行われている。
特に情報収集をしている訳でもなく、一緒に居る意味がない。
行動を起こすなら、別行動をした方が良いだろうに。
「アリゲーターを、町に誘き寄せた方法は分かりましたか。」
「それも分からない。Bランクの魔獣を操る方法なんて聞いた事も無い。
ただ、下水道の出口の鉄格子が壊れていたので、そこから侵入したと考えている。
警備兵が何者かに殺されていた為、発見が遅れた。既に対応を行ったので、同じ手は2度と使えないだろう。」
分からない事ばかりだ。しかし以前のナターシャは魔獣を使う事は無かった。
新しい技術を手に入れたか、他の人間が係わっている可能性も有るかもしれない。
「それから、4本指が使っている遺跡が見つかった。
暫く、奴等を泳がせて仲間を調べる事にした。OZには遺跡に近付かない様にお願いしたい。」
それは軍事機密だと思うが、俺達に言って大丈夫なのだろうか。
「遺跡については元々はOZの情報だ。話すのが筋だろう。それに、知らずに追跡を潰されては我々も困るからな。」
邪魔をされない様に話をしてくれたと言う事か。
「その代わりという訳ではないが、ポトリ教授が中心で行う遺跡探索に同行してみる気は無いか。
以前に行った孤島に在った遺跡の様に、残っている遺跡が無いか島を巡る計画を立てている。
船はカミーラ船長が手配してくれる。」
有り難い提案だった。
2000年前の災害で、海に沈んだ場所でも島として残っている遺跡が在る可能性が有ったが、俺達だけでは行けなかった場所だった。
それに無人島なら、当時の状態のまま残されている可能性が高い。
皆の合意を得てOZは、その計画に参加させてもらう事にした。
遺跡情報の提供者としての同行で、港までの旅費と、遺跡探索中の食事だけでなく日当も少しは出してもらえる。
一応、何か気が付いたらポトリ教授に報告すれば良いだけとなっている。
「流石に食事位は自分達で用意させてもらいます。」
という俺の謙虚な言葉に
「情報を提供して頂いた皆さんの食事位は用意させて貰う。拓殿が遠慮する必要はないぞ。」
とバラン将軍がニヤ付きながら余計な事を言ってくる。軍の不味い食事は遠慮したい。
俺の考えを分かっている癖に、性質が悪い。
「ハッハッハ、冗談だ。拓殿なら絶対に断ると思っていた。但し、部下の前で食事はしないで頂きたい。」
この手の冗談は、本当に止めて欲しい。
今回の旅はOZだけが参加する。
アークやクリームは、依頼を受ける予定が有り長期の旅には出れないらしい。
早速、ポトリ教授とカミーラ船長の所に行き計画を伺うと、出発は前回と同じ海が穏やかになる6月。
2ヶ月かけて5箇所の島を回る事になるらしい。
前回と同じ船を使い、船員の他に探索隊15名に俺達OZが加わる。
遺跡が見つかったとしても、今回は予備調査程度とし、本格的な調査は別途行われる。
「OZの皆さんが参加してくれて良かった。これで遺跡を見つけられる確率が高くなります。」
嬉しそうに話すポトリ教授を見ていると、俺の方も楽しくなってくる。
カミーラ船長は積荷や予算について話しを詰めて明日には帰るそうなので、邪魔にならない様に部屋を出た。
そのまま、部屋で錬成術を使って物作りをしていると
「拓は嬉しそうだな。未だ半年も先の話だぞ。今からその状態で大丈夫か。」
そう言うガラも嬉しそうだ。やはり、楽しみだよな。
「色々と準備も有るし、やるべき事を終わらせてしまわないとね。
ロダン侯爵に渡す光の魔道具に食器作り。仕事が残っていると、遺跡を満喫できないから。」
「しかし、拓は何時も仕事に追われてるよな。もっと遊んでも良いんじゃねぇか。
頑張り過ぎるのも善し悪しだぞ。やりてぇ事は無いのかよ。」
アルはそう言うけど、この世界って娯楽が少ない。
何かしていないと、暇で仕方が無い。
「練成術での物作り以外だとOZでの旅かな。他と言われると難しいよ。」
アルは「仕方がねぇなぁ」と言いながら、嬉しそうだ。
部屋にはピース医師とトリス練成術師が居た。
解析の結果、病原体だと分かった。人が吸い込むと発病するらしい。
症状としては発熱、全身の痺れで死ぬ事は無いが、発病すると直ぐに酷い症状が現れる。
あのまま撒かれた所にアリゲーターが現れていたら、まともに戦う事も出来ずに大惨事になっていた事だろう。
「バラキエ侯爵は本当に関係無いのでしょうか。それに、病原体ということはナターシャの可能性もありますね。」
「あの後、拓殿がバラキエ侯爵を見つけた付近の探索を行ったが、何も発見できなかった。
前にも言ったが、証拠が無ければ、これ以上はどうしようもない。ナターシャの可能性も有るが、何とも言えない所だな。」
そもそもバラキエ侯爵は何故、ブルネリ公爵の屋敷に俺達と居るのだろう。
今までの攻撃は誰でも知っている事をベースに行われている。
特に情報収集をしている訳でもなく、一緒に居る意味がない。
行動を起こすなら、別行動をした方が良いだろうに。
「アリゲーターを、町に誘き寄せた方法は分かりましたか。」
「それも分からない。Bランクの魔獣を操る方法なんて聞いた事も無い。
ただ、下水道の出口の鉄格子が壊れていたので、そこから侵入したと考えている。
警備兵が何者かに殺されていた為、発見が遅れた。既に対応を行ったので、同じ手は2度と使えないだろう。」
分からない事ばかりだ。しかし以前のナターシャは魔獣を使う事は無かった。
新しい技術を手に入れたか、他の人間が係わっている可能性も有るかもしれない。
「それから、4本指が使っている遺跡が見つかった。
暫く、奴等を泳がせて仲間を調べる事にした。OZには遺跡に近付かない様にお願いしたい。」
それは軍事機密だと思うが、俺達に言って大丈夫なのだろうか。
「遺跡については元々はOZの情報だ。話すのが筋だろう。それに、知らずに追跡を潰されては我々も困るからな。」
邪魔をされない様に話をしてくれたと言う事か。
「その代わりという訳ではないが、ポトリ教授が中心で行う遺跡探索に同行してみる気は無いか。
以前に行った孤島に在った遺跡の様に、残っている遺跡が無いか島を巡る計画を立てている。
船はカミーラ船長が手配してくれる。」
有り難い提案だった。
2000年前の災害で、海に沈んだ場所でも島として残っている遺跡が在る可能性が有ったが、俺達だけでは行けなかった場所だった。
それに無人島なら、当時の状態のまま残されている可能性が高い。
皆の合意を得てOZは、その計画に参加させてもらう事にした。
遺跡情報の提供者としての同行で、港までの旅費と、遺跡探索中の食事だけでなく日当も少しは出してもらえる。
一応、何か気が付いたらポトリ教授に報告すれば良いだけとなっている。
「流石に食事位は自分達で用意させてもらいます。」
という俺の謙虚な言葉に
「情報を提供して頂いた皆さんの食事位は用意させて貰う。拓殿が遠慮する必要はないぞ。」
とバラン将軍がニヤ付きながら余計な事を言ってくる。軍の不味い食事は遠慮したい。
俺の考えを分かっている癖に、性質が悪い。
「ハッハッハ、冗談だ。拓殿なら絶対に断ると思っていた。但し、部下の前で食事はしないで頂きたい。」
この手の冗談は、本当に止めて欲しい。
今回の旅はOZだけが参加する。
アークやクリームは、依頼を受ける予定が有り長期の旅には出れないらしい。
早速、ポトリ教授とカミーラ船長の所に行き計画を伺うと、出発は前回と同じ海が穏やかになる6月。
2ヶ月かけて5箇所の島を回る事になるらしい。
前回と同じ船を使い、船員の他に探索隊15名に俺達OZが加わる。
遺跡が見つかったとしても、今回は予備調査程度とし、本格的な調査は別途行われる。
「OZの皆さんが参加してくれて良かった。これで遺跡を見つけられる確率が高くなります。」
嬉しそうに話すポトリ教授を見ていると、俺の方も楽しくなってくる。
カミーラ船長は積荷や予算について話しを詰めて明日には帰るそうなので、邪魔にならない様に部屋を出た。
そのまま、部屋で錬成術を使って物作りをしていると
「拓は嬉しそうだな。未だ半年も先の話だぞ。今からその状態で大丈夫か。」
そう言うガラも嬉しそうだ。やはり、楽しみだよな。
「色々と準備も有るし、やるべき事を終わらせてしまわないとね。
ロダン侯爵に渡す光の魔道具に食器作り。仕事が残っていると、遺跡を満喫できないから。」
「しかし、拓は何時も仕事に追われてるよな。もっと遊んでも良いんじゃねぇか。
頑張り過ぎるのも善し悪しだぞ。やりてぇ事は無いのかよ。」
アルはそう言うけど、この世界って娯楽が少ない。
何かしていないと、暇で仕方が無い。
「練成術での物作り以外だとOZでの旅かな。他と言われると難しいよ。」
アルは「仕方がねぇなぁ」と言いながら、嬉しそうだ。
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