異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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414ハングライダー

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一気に目的地の山までやって来た。眼下には雪に覆われた森が広がっている。
良い場所だ。テントを張り、露天風呂も用意した。

「拓ちゃん、そろそろ日も落ちるし先に風呂に入ろうぜ。」

浩司の火魔法で周囲を温かい空気で覆って貰い、露天風呂に飛び込む。
雪に覆われた大地を真っ赤に染める夕焼けを眺めながら浩司と風呂でいちゃついた。


いちゃつくのも楽しいが、俺のやりたかったハングライダーを行ってみる。
座席とタイヤが付いているタイプのハングライダーを用意した。

「拓ちゃん、本当に大丈夫か。俺、新婚旅行で怪我をしたくないぞ。」

新婚旅行って・・・俺も思っていたけど、言葉に出すと恥しいな。

「模型で何度も確認し、調整も行っている。後は、実践有るのみ。
 大丈夫だよ。いざとなればエアウォークがある。
 骨組みはミスリルを使っているから機体も軽く出来ているしね。」
「空でもエアウォークが有れば問題ないか。」

用意して来た機材をセットしていく。ヤマトも紐で俺の体に縛り付けて浩司と席に着く。

「それじゃ、俺がエアウォークで軽くするから風魔法で飛ばしてくれるか。」

魔法で空に浮かぶと、翼の力だけで飛んでみる。

「やった、成功だ。一度やってみたかったんだ。サイコー。」
「ハングライダーなんて始めてだ。拓ちゃん、方向を変えるのはどうするんだ。」
「両サイドに有るレバーの曲がりたい方を引いてみて。」
「やってるけど、曲がらないぞ。」
「うそ。浩司の風魔法で方向修正出来ないか。」

浩司が風魔法を使い何とか飛ぶ方向を変えることが出来るみたいだ。
無事に飛んで本当に良かった。
翼の形は知っていたが、実験をしてみると思った様に浮力が得られなかった。
浮力と安定したバランスを得る為に何度も地味に作り直した甲斐があるってものだ。

浩司が、風魔法を操り自由に空を飛ぶ。

『先ずは成功したな。エアウォークとは違い面白い。』

『これは凄いにゃ。魔法を使わなくても空を飛べるのにゃ。』

グリムとヤマトも空を飛ぶことを楽しんでくれている。
何度か修正を行い、浩司の風魔法が無くても飛べる機体を造り上げられた。
エアウォークと風魔法を使って飛び立っているが、飛んでしまえば風魔法は補助的なものなので長時間楽しむことが出来る。
時速4、50キロ位だろうか。風魔法を合わせて使えば7、80キロ位は出てそうだ。
浩司が運転に慣れた所で、俺の操縦とヤマトの風魔法の組み合わせで飛べるように練習した。

「なぁ、拓ちゃん。せっかくだから、残りの新婚旅行はハングライダーを使って空の旅をしないか。」

それも良いな。気配を消せば気付かれないだろう。
予定を変更して、空の旅を楽しむことにした。
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