異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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424工場

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「なぁ、拓ちゃん。カレー粉を商品にする訳にはいかないか。
 あれなら日持ちはするし、皆に受け入れてもらえると思うんだ。
 生産体制を整えれば有る程度の人を雇える・・・すまん、出過ぎた事を言った。」

レオの言葉の最後は尻つぼみになった。どうしたのだろう?

「レオがレシピを公開しても良いなら問題ないよ。
 今まで、食べた人のウケも良かったし、大量に作れば単価も下げられるから行けると思う。」
「そう言う事では無く、あれは拓ちゃんと浩司のレシピだ。俺のじゃ無い。俺は手伝っただけだ。
 それなのに、勝手な事を言ってすまない。」

レオはそんな事を考えていたのか。すると浩司が

「作り上げたのはレオだろ。何で俺達のレシピになるんだよ。」
「俺もそう思う。カレーはレオが作り上げたレシピだよ。レオが良いなら、本格的に工場を作る事を考えてみようか。
 使う香辛料の種類も多いから、出来上がった物を販売するのは良い考えだよ。
 先ずは、専門家に現実に可能か調べて貰ってからの方が良いと思うけど。」

さりげなくエチゴさんを見ると、諦め顔で調べてくれる事を了解してくれた。


エチゴさんに検討して貰った所、

「十分いけるかと思います。
 開墾の状況を考えると、今の内に場所を抑え来年から動く事になります。
 後は、経営を任せられる人と作業員、材料の調達ルートの確保、資金の調達の話になります。」

材料の調達はヨーゼフさんとエチゴ屋を使い、販売はヨーゼフさんの店とエチゴ屋の他にパウロさんの店でも扱ってくれるそうだ。
有る程度の量を作る事で販売価格も抑えられ、平民も十分に購入できる。
経営はニックさんにお願いしようと考えていた。
ここまでは、エチゴさんの方で話をして、工場を作るなら動いてくれると話しをもらっている。
エチゴさんの考えている工場は最低でも30人位の人が必要になる。
実際に行うならスポンサーを探す必要が有るが、ヨーゼフさん、パウロさんが対応してくれるそうだ。

「工場を作るかどうするかはレオが決定すれば良いと思う。
 やるなら、初期投資は俺が出す。応援するよ。
 それに、少しだけどブルネリさんの手助けにもなるしね。」

俺がそう言うと、レオは暫く考え「宜しくお願いします。」と俺達に頭を下げた。
俺が初期投資をする事にエチゴさんも異論は無いみたいで話を進めてもらう。
直ぐに、ニックさんの所で、ヨーゼフさんを含めて具体的な話を行う。
と言っても、エチゴさんが細かい所まで計画を立ててくれていたので、確認をするだけで終わった。

「しかし、あれだけのお金を出すなんて、拓殿は貴族の方ですか。」

ヨーゼフさんが聞いて来るが、たまたま大金を手に入れる機会に恵まれただけだと話すと、それ以上は追求しないでいてくれた。
今年は工場の申請を行うだけで、実際に動くのは来年からになる。
代表経営者はニックさん、経営陣はヨーゼフさん、パウロさん、そしてエチゴさんの甥のティムさんになる予定。
残った問題は従業員だが、工場の稼働が1年以上先になるので未だ余裕が有る。

「拓殿は、果樹園には興味は有りませんか」

ヨーゼフさんが、この土地で育てられる果物を調べたついでに、検討したらしい。
これに関しては、専門の職人が必要になるが、初期投資額はカレー工場より高い。
指導できる職人については伝手が有るそうで、その気が有るなら力を貸してくれると言ってくれる。
ニックさんも「それは良いですね。やるなら私も手伝いますよ。」と乗り気でいるみたいだ。
果樹園か、使う予定も無い泡銭も十分にある。

「エチゴさん、ヨーゼフさん、果樹園について話を詰めてみませんか。工場と併設して小規模で問題有りません。」

エチゴさんとヨーゼフさん、ニックさんが検討してくた内容は、商売として売り上げが確保できる広さの果樹園だった。
想像以上の広さだが、商売として収穫量を考え、この広さは最低限必要となるそうだ。
ヨーゼフさんの検討してもらった果物の中から俺の希望として桃、梨、葡萄、リンゴを育てたいと考えている。
パウロさんにも話は通してあり、逆にもっと規模を大きくしても良いのではないかと言われているそうだ。

ヨーゼフさんが紹介してくれる人に会って問題ないようなら果樹園の話も進めさせてもらう。
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