異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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450海中デート

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次の日は島の探索と海中の探索に分かれて行動している。
俺達は船で海中の遺跡の探索に参加だ。
海中に危険な魔獣が居ない事を確認すると、船倉から持って来たのは

「それって、潜水服ですか。」

酸素ボンベは付いてなく、海上とホースが繋がれ風の魔道具で空気を送る形だった。
それが3つあり、ポトリ教授、助手の男性、船員がそれぞれ着こみ海に潜っていく。
ボートの上から見ていた浩司が何か思いついたみたいで

「拓ちゃん、俺達も行ってみようぜ。服を脱いで海に飛び込むぞ。」

浩司に急かされるままに、水着になって海に飛び込むと

「俺達の姿を消してくれるか。いくぞマニピュレイト。」

俺達は球体の水の壁に覆われ海の中に沈んで行く。

「マニピュレイトで水の壁を作ってみた。
 このまま海の中を移動できるから海底散歩をしようぜ。
 しかし、やってみると面白いな。」

この海底散策は面白い。
見つからない様に、ポトリ教授達から少し離れた所を移動する。

「このマニュピュレイト、水の中に手を差し込めるように出来ないか。」

「周りの水圧に潰されない様に壁を作っているから無理言うなよ。
 それに、この状態を維持するのも大変なんだぞ。」

確かに海水を押さえ続けるのは大変だろう。
浩司に感謝して、海底遺跡の探索を続けた。

「結構、色々な彫刻が転がっているな。」

浩司の言う通り、崩れているが大量の彫刻が散らばっている。
元々は美術館かも知れない。浩司と美術館デートか。

「拓ちゃん、顔がニヤ付いてるぞ。
 でも、これも美術館デートみたいで良いな。」

浩司も同じことを思ったみたいだ。

『そろそろ、酸素が薄くなる頃じゃ。
 水中デートも良いが、少し安全に注意を払った方が良いぞ。』

グリムの言う通り、この空間だけの酸素だと長くは潜っていられないか。
水上に上がり、船の所へ戻ると

『にゃんで吾輩を連れて行かないのにゃ。
 自分達だけで楽しむなんて酷いのにゃ。』

とヤマトが拗ねていた。
仕方が無いので、浩司には頑張ってもらいOZのメンバー全員で水中から直接遺跡を眺める事に。
大きな空間を維持するのは大変で、数分しか潜ってられなかったが十分楽しめたみたいだ。

「浩司、お疲れ様。海底散歩、楽しかったよ。ありがとう。」

船の上で休んでいる浩司に飲み物と甘いクッキーを渡す。
俺も浩司の横に座り海底から引き上げられる彫刻を見ていた。

「凄い事なんだろうけど、あのテンションにはついて行けないよな。」

浩司の視線の先には、ポトリ教授の助手達が居る。
彼等は新しい石像が上がる度に興奮して声を上げて喜んでいた。
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