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535追跡
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空から探しているが馬車が見つからない。
ヤマトに力を蓄えておくように言われ、ハングライダーを動かす風魔法はヤマトに任せている。
「拓ちゃん、こっちの街道で良いのか。」
「それで良い。馬車で移動するなら、人の居ない道を選ぶしか無い。この道の可能性が高い。」
王家の馬車は目立つ、乗り換えるにしても何処かに王家の馬車を乗り捨てる必要が有るはずだ。
しかし、本当にこの道で良いのか?
空から探索魔法で地上を調べているが、なかなか見つからない。
焦る気持ちの中、探索魔法に引っかかるものが
「浩司、馬車を見つけた。」
俺の指し示す方へハングライダーの高度を下げると街道から外れた森の中に捨てられた王家の馬車。
俺はハングライダーから飛び降りて馬車の扉を開けたが、誰も乗っていなかった。
『周囲の探索を行い何も無ければ、馬車を乗り継いだと考えてよかろう。』
グリムの言う通りだ。周囲を探索したが何も発見が出来なかった。
直ぐにエアウォークで空を駆け上がり、ハングライダーに乗り込むと街道を進む。
『拓、浩司、距離が有るが、この先にも未発見の遺跡が有ったはずじゃ。』
そこを目指しているのかもしれない。
街道が分岐している場所が有ったが、遺跡の方へ向かう方を選んだ。
サリナ姫とヨハン王子を人目につかない様に連れているとなると馬車を使っているはず。
どんなに急いだとしても、俺達の方が早いはずだ。
だとすれば、そろそろ
「この先に速度を出している馬車が有る。」
「俺に任せろ。一気に追いついてやる。」
『待つにゃ。このまま吾輩に任せるにゃ。拓と浩司は戦いに備えるにゃ。』
ヤマトの操縦で馬車を追い抜き、少し先に俺達は降りた。
******(サリナ姫)
私の前に仮面を被った2人が座っている。
1人は黒髪の女性、もう一人は手に持っている杖から魔道師だとは分かるが、肌を見ても若いのではないだろうか。
しかし、持っている杖は私にも尋常ではない力を感じさせる。
「何故、私達を誘拐したの。何が目的なの。」
問いかけても返事は無い。
私は縛られて身動きが取れないし、ヨハン王子は先程の戦いで疲労してしまい動く事が出来ない。
今の私に出来るのは、少しでも情報を引きだす事ぐらい。
「俺達を使い、掴まったお前達の仲間の貴族を解放させる為か。」
ヨハン王子も問いかけるが、やはり何も答えない。
しかし、女性の口元が少し笑った。
「貴方はナターシャですよね。どうして生きているのです。」
女性は笑い始めると、自分の仮面を外す。
手配書で知っていたけど、綺麗な人だと思った。
「貴方は私の最後を知っているのかしら。私をどうやって倒したのか答えなさい。」
この人は何を言っているの。自分の最後、どうやって倒したってどういう事?
この女性と倒されたナターシャとは別の人なの?
私が黙っていると、ダークマインドで締めつけてくる。
「止めろ」
ヨハン王子がナターシャに体当たりをしようとするが、ダークバインドで動きを封じられれた。
「勇ましいけど、無駄よ。
婚約者と言っても国同士が勝手に決めた事。そんな相手を守る価値が有るのかしら?
特別な力も無く、王族の血筋として道具に使われているだけじゃない。」
悔しいけど、今の私にはナターシャに何も言い返す事が出来ない。その通りだから。
「何も分かっていないのはお前の方だ。
特別な力が無くても、彼女の王族であろうとする姿はそれだけで素晴らしい。
国同士の決め事なんか関係なく、俺は彼女を選らぶ。」
そう言ったヨハン王子をダークバインドが締め上げる。
「止めて。私は何も知らない、貴方が倒されたと聞いているだけ。」
私が叫ぶように答えると、ダークマインドが解除された。
「貴方程度が係わっている訳が無いわね。
貴方達は人質よ。国王が取引に応じれば命の保証はするわ。
しかし、五体満足で生かしておく必要は無いのよ。
おとなしくしていなさい。」
馬車の窓も塞がれていて自分達が何処を走っているのかも分からない。
一度、馬車を乗り換えさせられたが、周囲に目印になる様な物は無かった。
何も出来る事は無く、計画通りに進んでいるのか2人は何も話さなかった。
私は2人を観察する事しか出来なかった。
暫くして、男性が身構えるような動きをすると、馬車が突然止まった。
「何が有った。」
ナターシャが外に呼び掛けたが返答は無く、窓から外の様子を見ると男性と外に飛び出していた。
縛られているけど何とか窓に近づき、ドアに体をぶつけるけどびくともしない。
目隠しのカーテンをずらして外を見ると、目の前には土の壁が道を塞いでいた。
そして、壁の上には剣君と斧ちゃん。
2人が助けにきれくれた。
ヤマトに力を蓄えておくように言われ、ハングライダーを動かす風魔法はヤマトに任せている。
「拓ちゃん、こっちの街道で良いのか。」
「それで良い。馬車で移動するなら、人の居ない道を選ぶしか無い。この道の可能性が高い。」
王家の馬車は目立つ、乗り換えるにしても何処かに王家の馬車を乗り捨てる必要が有るはずだ。
しかし、本当にこの道で良いのか?
空から探索魔法で地上を調べているが、なかなか見つからない。
焦る気持ちの中、探索魔法に引っかかるものが
「浩司、馬車を見つけた。」
俺の指し示す方へハングライダーの高度を下げると街道から外れた森の中に捨てられた王家の馬車。
俺はハングライダーから飛び降りて馬車の扉を開けたが、誰も乗っていなかった。
『周囲の探索を行い何も無ければ、馬車を乗り継いだと考えてよかろう。』
グリムの言う通りだ。周囲を探索したが何も発見が出来なかった。
直ぐにエアウォークで空を駆け上がり、ハングライダーに乗り込むと街道を進む。
『拓、浩司、距離が有るが、この先にも未発見の遺跡が有ったはずじゃ。』
そこを目指しているのかもしれない。
街道が分岐している場所が有ったが、遺跡の方へ向かう方を選んだ。
サリナ姫とヨハン王子を人目につかない様に連れているとなると馬車を使っているはず。
どんなに急いだとしても、俺達の方が早いはずだ。
だとすれば、そろそろ
「この先に速度を出している馬車が有る。」
「俺に任せろ。一気に追いついてやる。」
『待つにゃ。このまま吾輩に任せるにゃ。拓と浩司は戦いに備えるにゃ。』
ヤマトの操縦で馬車を追い抜き、少し先に俺達は降りた。
******(サリナ姫)
私の前に仮面を被った2人が座っている。
1人は黒髪の女性、もう一人は手に持っている杖から魔道師だとは分かるが、肌を見ても若いのではないだろうか。
しかし、持っている杖は私にも尋常ではない力を感じさせる。
「何故、私達を誘拐したの。何が目的なの。」
問いかけても返事は無い。
私は縛られて身動きが取れないし、ヨハン王子は先程の戦いで疲労してしまい動く事が出来ない。
今の私に出来るのは、少しでも情報を引きだす事ぐらい。
「俺達を使い、掴まったお前達の仲間の貴族を解放させる為か。」
ヨハン王子も問いかけるが、やはり何も答えない。
しかし、女性の口元が少し笑った。
「貴方はナターシャですよね。どうして生きているのです。」
女性は笑い始めると、自分の仮面を外す。
手配書で知っていたけど、綺麗な人だと思った。
「貴方は私の最後を知っているのかしら。私をどうやって倒したのか答えなさい。」
この人は何を言っているの。自分の最後、どうやって倒したってどういう事?
この女性と倒されたナターシャとは別の人なの?
私が黙っていると、ダークマインドで締めつけてくる。
「止めろ」
ヨハン王子がナターシャに体当たりをしようとするが、ダークバインドで動きを封じられれた。
「勇ましいけど、無駄よ。
婚約者と言っても国同士が勝手に決めた事。そんな相手を守る価値が有るのかしら?
特別な力も無く、王族の血筋として道具に使われているだけじゃない。」
悔しいけど、今の私にはナターシャに何も言い返す事が出来ない。その通りだから。
「何も分かっていないのはお前の方だ。
特別な力が無くても、彼女の王族であろうとする姿はそれだけで素晴らしい。
国同士の決め事なんか関係なく、俺は彼女を選らぶ。」
そう言ったヨハン王子をダークバインドが締め上げる。
「止めて。私は何も知らない、貴方が倒されたと聞いているだけ。」
私が叫ぶように答えると、ダークマインドが解除された。
「貴方程度が係わっている訳が無いわね。
貴方達は人質よ。国王が取引に応じれば命の保証はするわ。
しかし、五体満足で生かしておく必要は無いのよ。
おとなしくしていなさい。」
馬車の窓も塞がれていて自分達が何処を走っているのかも分からない。
一度、馬車を乗り換えさせられたが、周囲に目印になる様な物は無かった。
何も出来る事は無く、計画通りに進んでいるのか2人は何も話さなかった。
私は2人を観察する事しか出来なかった。
暫くして、男性が身構えるような動きをすると、馬車が突然止まった。
「何が有った。」
ナターシャが外に呼び掛けたが返答は無く、窓から外の様子を見ると男性と外に飛び出していた。
縛られているけど何とか窓に近づき、ドアに体をぶつけるけどびくともしない。
目隠しのカーテンをずらして外を見ると、目の前には土の壁が道を塞いでいた。
そして、壁の上には剣君と斧ちゃん。
2人が助けにきれくれた。
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