異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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559冒険者家業

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今夜は、地下室で食事をすることになった。
とはいっても、地価庭園の方ではなく訓練場として使っている広間の方だ。
部屋全体を小さな青い光が覆い、まるで星空の中に浮かんでいる様な感じにした。
その中心に机を並べ、キャンドル風の魔道具を机に並べる。
ここで、食事をするのも久しぶりだ。

「凄いわ。さすが拓ちゃんね。常識外だわ。」
「本当に凄いな。こんな部屋は、有り得ないだろう。」

地下に降りてきたサリナ姫とヨハン王子の最初の一言がこれだ。
バラン将軍やガゼルス将軍達も唖然としている。そしてロダン侯爵は、

「エントランスだけでも驚いたが、こんな部屋まで有るのか。
 私の領地への助力は、あれでも抑えていたのか。やはり、価値観がずれているのか。」

と変な独り言を呟いているのでスル―させてもらう。

「相変わらず素晴らしい部屋だな。
 しかし、以前に来た時はもっと広かったと記憶しているのだが」

ブルネリ公爵は一度見ているので、広さが気になっているみたいだ。

「クリームの部屋を地下に作ったので、少し狭くなりました。」

「すると、壁の向こう側が彼等の部屋なのか。」

ブルネリ公爵の言葉に、クリームのメンバーが目を逸らす。
地下庭園は後日公開するので、変な態度を見せないで笑顔で流して欲しい。
来たばかりのヨーコさんは微笑んで流していると言うのに・・・
ブルネリ公爵は何か感じたみたいだが、それ以上は何も言わずに食事会となった。
食事も終わり、最後にデザートを食べていると

「皆さんは、ギルド会館で依頼を受けて仕事をするのよね。
 何時、冒険者としての仕事をするのかしら。」

サリナ姫が聞いてくるので

「そうだな。明日は依頼を受けるか。」

ガラが答えている。
ナターシャ達の件がそのままなのに、そんな時間は無いだろう。
そんな時間が有るなら、特訓をした方が良くないだろうか。

「なぁ、拓ちゃん。少し、息抜きをした方が良いぞ。」

『そうじゃな。拓が1人でどうにか出来る話では無いじゃろう。
 それに、ガラも外に出たいじゃろう。
 出来る事はやっておる。息抜きも必要じゃ。』

浩司の言葉に合わせて、グリムも言ってくれる。
正直その通りなんだが、ギルドの依頼も仕事ではないのだろうか?

「そろそろ、お開きにした方が良いだろう。
 この部屋にもっと居たいが、明日の為に今夜は早く寝た方が良い。」

ブルネリ公爵の言葉に、サリナ姫達が頷いている。

「私、ギルド会館に入るのは初めてなのよね。ワクワクするわ。」

ガラもそれは考えていなかったみたいだ。
この状況でサリナ姫が来ない訳が無い。しかし、ブルネリ公爵まで来たがるとは意外だった。
そうなると、ロダン侯爵の参加も決まったな。

「私が荷物持ちをやろう。」

ヨギ魔道師が腕に嵌めたアイテムボックスを見せている。この人が来ない訳ないか。
すると、護衛のアークやクリームも一緒か。
ブルネリ公爵とバラン将軍の兵士達は残って、ソードさんとバックラさんに特訓を受けるらしい。

「ガラ、総勢20人以上で受ける依頼が有ると良いね。」

ガラも困っている。
人数もそうだが、幾らなんでも過剰戦力だろう。この町で、そこまでの依頼なんて見た事がない。
これは、本当に気分転換でしかない。
ついでに、河原でバーベキューでもして遊んだほうが良いのだろうか。
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