異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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567探検隊1

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******(サリナ姫)

この家、本当に面白過ぎるわ。
家・・・ここを家と言って良いのか疑問が残るわね。

洞窟に入ると、足元は平らになり周囲には水晶が光り、洞窟内を照らしている。
洞窟の奥には球形の広間があった。広間と言っても何とか全員が入れる位の広さでしかないけど。
そして中央には金属が設置され、それを魔方陣が描かれた何重ものリングが囲んでいる球形の装置がある。

「驚いた。中心はパラライトの塊じゃないか。
 ここが、この建物の動力源か。こんな物は初めて見る。
 トリス練成術士の魔力を集める魔道具だけで、この家の魔力使用量をどうして賄えているのか疑問に思っていたが
 ここで魔力を増幅させていたのか。
 リングにも魔法陣が描かれているなら、増幅の手助けでもしているのだろうか。これは本当に美しい魔道具だ。」

ヨギ魔道士が装置を見て興奮していた。
そんなに凄い装置なのかしら。

「ほんのり光っていて綺麗ね。隠していないで、地下庭園に飾れば良いのに。」

私がそう言うと

「サリナ様、これだけの物を人目に晒すことは出来ませんよ。
 さすがに拓殿でも、この価値は分かっているのだろう。」

「知られれば、手段を選ばず奪い取ろうとする者が出てくるでしょう。
 我々は、本当に信用されているみたいだ。」

ブルネリ公爵と、ロダン侯爵はそう言うと、黙って装置を見続けている。
天井、周囲の壁は丸みが有り、元の床が無ければ部屋全体が球形になっているみたいだ。
壁は滑らかな金属で出来ていて表面には幾何学模様が描かれていている。

「見たことが無いけど、これも魔方陣なのかしら。」

壁全体に描かれた模様に光の線が走る。
仕組みは分からないけど、この部屋全体が1つの装置となっているみたい。
ヨギ魔道士達が壁を調べてみたが、動作については全く理解できなかった。

暫く眺めた後、部屋の奥に下に向かう通路が続いているので先に進むことにした。
そして、通路の先には大きな空間。そして光る水晶の山。

「きゃ~、水晶の鉱脈だわ。これは大発見よ。」

輝く淡い色の水晶を見て興奮する私に

「サリナさん、ここは家の中だから。拓が作った魔道具だよ。これはガラスにミスリルを混ぜてあるみたいだな。」

ヨハン王子の冷静な声。
そういえば、ここはガラさんの家の中だった。
途中から、本当に探検している気分になっていた。
山積みにされている水晶で分からなかったけど、ここは普通の部屋になっている。
良く見れば、水晶と水晶の間に布が挟まれ、傷つかない様に配慮までされていた。
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