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602魔道具マニア
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「お待たせして、申し訳有りませんでした。
お手数ですが、屋敷まで同行願います。」
着いて行った先は、作りはしっかりしているが、内装は質素な屋敷だった。
俺達が中に案内されると、ユーケル侯爵と部下らしき人達が待っていた。
「エチゴ殿、拓殿、浩司殿、さっそく話に入らせてもらっても良いだろうか。」
症状の軽い人の痺れを抑える事が確認出来たらしい。
エチゴさんが製造方法を教える対価としての金額を提示すると
「それで本当に良いのか。技術料としては普通の半額以下だ。」
ユーケル侯爵は提案した価格に裏が有るのではないかと考えているみたいだ。
部下の人達も、素直に提案を受けて良いのか判断しかねている。
俺の知識でもなく、リッチにも対価無しで教えても良いと許可をもらっていたが無料は問題になるので手頃な金額を提示しただけだった。
「その代わり、出来ましたら3つお願いが有ります。」
エチゴさんの言葉にユーケル侯爵達の顔が一瞬強張った。こちらから希望した内容は
1.闇の魔力の原因調査を行う者に遺跡への立ち入る許可を出して頂くこと。
これから遺跡周辺の調査を行う予定だが、闇の魔力が溜まった原因が遺跡である可能性が高い。
神聖な場所で立ち入り禁止となっているなら、領主に許可を出してもらわないと困るだろう。
2.魔道結晶を持っていれば適正価格で売ってもらう事
魔道結晶は簡単に手に入らないので、有れば売ってもらいたい。
ただ、ぼったくられない様に適正価格をつけさせてもらった。
3.ユーケル侯爵が身に着けている剣を調べさせてもらう事
完全に俺の趣味。
いきなり侯爵が出てきたので、目に魔力を集めてウルトラアイで危険が無いか確認していたのだが
その時、剣から発するオーラが凄いので、じっくり見てみたかっただけだ。
「分かった。
但し、剣を調べるのは我々の前で行ってもらう。
無論、傷つけたりするのは厳禁だがそれでいいか。」
何も問題はない。遺跡調査の件以外は駄目でも良いと思っていたが、簡単に受け入れられた。
そして、剣は持ち主の許可が無いと、物理的な意味で他の人には触れないらしい。
この辺はヨハン王子の持つ炎帝剣と同じだった。
用意しておいた、薬のレシピを書いた紙を渡すと、別の部屋に集められていた練成術師に公開された。
必要な薬草は特殊な物では無いので、材料は直ぐに集められるだろう。
また、部下の1人を遺跡立ち入りの許可を出す為にギルド会館に向かわせた。
練成術師達が薬を作るのを待っている間、剣を見せてもらったが見事との言葉しか出て来ない。
柄に嵌められたコアには細かい魔法陣が描かれている。
『これは、ヨハン王子の持つ炎帝剣に匹敵する。見事な1品じゃな。』
剣はオリハルコン、持ち手には魔力を増幅するパラライトが使われているのは炎帝剣と同じ構造だ。
水神剣と呼ばれているそうで柄にコアがはめられていたが、これは水の魔道結晶で出来ている。
そこに描かれている細かい魔方陣が美しい。
俺が見惚れていると、エチゴさんに揺さぶられて現実に戻された。
「練成術師の方々が薬を作ったので、拓さんに確認してもらいたいそうです。」
薬を作り上げた練成術師が屋敷に戻り始めたので、順番に見せてもらったのだが、色の濃さがまちまちだ。
全員の分を見せてもらったが、使い物になるの3割という所だろうか。
半分以上が失敗というのは俺の説明文が悪かったのだろうか、内容を見直そうとすると
「いえ、拓殿の説明文は問題ありません。少々気が急いて中途半端な薬を作った者がいるだけです。
貴重な技術を教えて頂いたにも関わらず、情けない結果を見せて申し訳ありません。」
この町での練成術師のトップの人なのだろうか。
もの凄く威厳のある人が、失敗作を作った人達を一睨みして俺に頭を下げる。
問題ないのなら、成功した薬の効果を確認してもらい、失敗した人にはもう一度作り直してもらう事になった。
そして、俺は、引き続き剣を見せて貰おうとしたが
「拓殿、剣を見て頂くのは問題ないが、先に魔道結晶の話をしても良いか。
他の魔道結晶が有れば良かったのだが、申し訳無いが、手持ちはこれしか無い。」
出して頂いたのは3つの木の属性の魔道結晶だった。
何が申し訳ないのだろうか。
木の魔道結晶が有れば、植物の活性化させられる。
美味しい果物や野菜を作れ、て光苔を繁殖させるのにも役立てる事が出来るだろう。
是非買い取りたいと伝えると
「木の属性でも喜んでもらえて良かった。この魔道結晶は差し上げよう。
売るのでは、我々が得るものが多過ぎるからな。」
ユーケル侯爵の厚意に感謝し、木の魔道結晶を3つ頂く事にした。
その後、この町の練成術師達が作った薬の結果が出るまで、俺は剣を十分に堪能させてもらった。
図々しいとは思ったが、ユーケル侯爵にはコアの力を使い水の刃を繰り出してもらったりしていた。
後で聞いたところ、俺が剣を眺めている間、浩司とエチゴさんは別室で屋敷の人と雑談をしていたらしく
俺の事を魔道具マニアと言って笑っていたらしい。
お手数ですが、屋敷まで同行願います。」
着いて行った先は、作りはしっかりしているが、内装は質素な屋敷だった。
俺達が中に案内されると、ユーケル侯爵と部下らしき人達が待っていた。
「エチゴ殿、拓殿、浩司殿、さっそく話に入らせてもらっても良いだろうか。」
症状の軽い人の痺れを抑える事が確認出来たらしい。
エチゴさんが製造方法を教える対価としての金額を提示すると
「それで本当に良いのか。技術料としては普通の半額以下だ。」
ユーケル侯爵は提案した価格に裏が有るのではないかと考えているみたいだ。
部下の人達も、素直に提案を受けて良いのか判断しかねている。
俺の知識でもなく、リッチにも対価無しで教えても良いと許可をもらっていたが無料は問題になるので手頃な金額を提示しただけだった。
「その代わり、出来ましたら3つお願いが有ります。」
エチゴさんの言葉にユーケル侯爵達の顔が一瞬強張った。こちらから希望した内容は
1.闇の魔力の原因調査を行う者に遺跡への立ち入る許可を出して頂くこと。
これから遺跡周辺の調査を行う予定だが、闇の魔力が溜まった原因が遺跡である可能性が高い。
神聖な場所で立ち入り禁止となっているなら、領主に許可を出してもらわないと困るだろう。
2.魔道結晶を持っていれば適正価格で売ってもらう事
魔道結晶は簡単に手に入らないので、有れば売ってもらいたい。
ただ、ぼったくられない様に適正価格をつけさせてもらった。
3.ユーケル侯爵が身に着けている剣を調べさせてもらう事
完全に俺の趣味。
いきなり侯爵が出てきたので、目に魔力を集めてウルトラアイで危険が無いか確認していたのだが
その時、剣から発するオーラが凄いので、じっくり見てみたかっただけだ。
「分かった。
但し、剣を調べるのは我々の前で行ってもらう。
無論、傷つけたりするのは厳禁だがそれでいいか。」
何も問題はない。遺跡調査の件以外は駄目でも良いと思っていたが、簡単に受け入れられた。
そして、剣は持ち主の許可が無いと、物理的な意味で他の人には触れないらしい。
この辺はヨハン王子の持つ炎帝剣と同じだった。
用意しておいた、薬のレシピを書いた紙を渡すと、別の部屋に集められていた練成術師に公開された。
必要な薬草は特殊な物では無いので、材料は直ぐに集められるだろう。
また、部下の1人を遺跡立ち入りの許可を出す為にギルド会館に向かわせた。
練成術師達が薬を作るのを待っている間、剣を見せてもらったが見事との言葉しか出て来ない。
柄に嵌められたコアには細かい魔法陣が描かれている。
『これは、ヨハン王子の持つ炎帝剣に匹敵する。見事な1品じゃな。』
剣はオリハルコン、持ち手には魔力を増幅するパラライトが使われているのは炎帝剣と同じ構造だ。
水神剣と呼ばれているそうで柄にコアがはめられていたが、これは水の魔道結晶で出来ている。
そこに描かれている細かい魔方陣が美しい。
俺が見惚れていると、エチゴさんに揺さぶられて現実に戻された。
「練成術師の方々が薬を作ったので、拓さんに確認してもらいたいそうです。」
薬を作り上げた練成術師が屋敷に戻り始めたので、順番に見せてもらったのだが、色の濃さがまちまちだ。
全員の分を見せてもらったが、使い物になるの3割という所だろうか。
半分以上が失敗というのは俺の説明文が悪かったのだろうか、内容を見直そうとすると
「いえ、拓殿の説明文は問題ありません。少々気が急いて中途半端な薬を作った者がいるだけです。
貴重な技術を教えて頂いたにも関わらず、情けない結果を見せて申し訳ありません。」
この町での練成術師のトップの人なのだろうか。
もの凄く威厳のある人が、失敗作を作った人達を一睨みして俺に頭を下げる。
問題ないのなら、成功した薬の効果を確認してもらい、失敗した人にはもう一度作り直してもらう事になった。
そして、俺は、引き続き剣を見せて貰おうとしたが
「拓殿、剣を見て頂くのは問題ないが、先に魔道結晶の話をしても良いか。
他の魔道結晶が有れば良かったのだが、申し訳無いが、手持ちはこれしか無い。」
出して頂いたのは3つの木の属性の魔道結晶だった。
何が申し訳ないのだろうか。
木の魔道結晶が有れば、植物の活性化させられる。
美味しい果物や野菜を作れ、て光苔を繁殖させるのにも役立てる事が出来るだろう。
是非買い取りたいと伝えると
「木の属性でも喜んでもらえて良かった。この魔道結晶は差し上げよう。
売るのでは、我々が得るものが多過ぎるからな。」
ユーケル侯爵の厚意に感謝し、木の魔道結晶を3つ頂く事にした。
その後、この町の練成術師達が作った薬の結果が出るまで、俺は剣を十分に堪能させてもらった。
図々しいとは思ったが、ユーケル侯爵にはコアの力を使い水の刃を繰り出してもらったりしていた。
後で聞いたところ、俺が剣を眺めている間、浩司とエチゴさんは別室で屋敷の人と雑談をしていたらしく
俺の事を魔道具マニアと言って笑っていたらしい。
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