異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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634護衛

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俺からの話が終わった所で、バラン将軍から今後の話がされた。

「第3王子、それにサリナ姫はマクニス王国から一時的に国から離れる事になった。
 その護衛に第3騎士団が付く。
 OZ、アーク、クリームが警護を引き受けてくれるのならラグテルの町を推薦したいと思っている。
 どうだろうか。」

再び、城が襲われ王族の血筋が途絶えない為だろうか。
バラン将軍の護衛依頼に対し、皆は受けると言っているが

「俺と浩司は別行動をした方が良くないですか。
 俺達、ブライとオリジナルのグリムに目を付けられているので逆に巻き込む可能性が高いです。」

王族と一緒なら、カモがネギを背負って歩いている様なものだ。

「わざわざ掴まっていた貴族を助けたと言う事は別の計画が有ると考えて良い。
 拓殿と浩司殿を攻撃を優先するとは考え難い。
 それに、言い方は悪いが人質として襲うならサリナ様より他の王子の方を狙うだろう。
 ここに居るメンバーでの警護を行うのが最善の手だと考えている。」

バラン所軍の話を聞いて、浩司が頷く。
俺達も護衛を受ける事にした。
オリジナル・グリムが係わっている以上、他人事で済ます気は無かったので問題は無い。
しかし、4本指は何をする為に貴族を助けたのか。面倒ごとしか思い浮かばない。


バラン将軍にヨギ魔道、そして今まで行動を共にしていた兵士4人と護衛のメンバーは直ぐに決まったのだが

「バラン将軍が国王の側を離れて良いのですか。あれだけの敵を相手に、誰が守りに着くのですか。」
「第1部隊と第2部隊の精鋭が警備を行うので、私は姫の警備にまわる。」

貴族派閥からの圧力でも掛かったのだろうか。

「バラキエ侯爵が横槍を入れ無ければ。」
「オリバー、余計なことを言うな。」

オリバー隊長が悔しそうに言うのを、バラン将軍が止める。
どうやら、バラキエ侯爵が横槍を入れた為、バラン将軍の第3部隊を国王の警護から外されたみたいだ。
バラキエ侯爵は魔法を使えない獣人に偏見を持つ貴族の1人。
侯爵でありながら強い権力を持ち、サリナ姫の動向にも何かと口を出して来る。
獣人を擁護するブルネリ公爵やバラン将軍とは相反している。

ただ、会ったことの無い国王より、サリナ姫の警備が強化されるのは賛成だ。
更に後から、オリバー隊長と他2名がラグテルの町で合流する。
秘薬を飲んで体に障害が残った5名はラグテルの町に来る事を決め、オリバー隊長達とやってくる。


出発の当日、サリナ姫、ヨハン王子達がやって来た。

「護衛を引きうけてくれて、ありがとうございます。」

サリナ姫の表情は硬い。
今回は自分の状況を理解しているのだろう。

「サリナ、もしかして私達を巻き込んだと思っているの。
 今回の護衛を受けても受けなくても、私達も関係ないでは済まされないわ。」
「正義の使者を気取る気は無いけど、あのナターシャって気に入らないのよね。
 澄ました顔に一発水魔法を打ち込んでやるわ。
 それに、また一緒に行動できて楽しいじゃない。」
「2人とも、本当にありがとう。」

ロビンさんとジェニファーさんは泣き出してしまったサリナ姫を抱きしめていた。


直ぐに出発の最終確認を行う。
ガゼルス将軍を教授とした考古学者パーティとして移動する予定だ。
バラン将軍は助手の1人として居るみたいだが、ガゼルス将軍と変装が似ている。
個人的には、見た目にも美味しい設定だが、体格の良い2人が並ぶと考古学者というのは違和感しかない。

「バラン将軍は、専属の護衛役の方が良さそうですね。
 髪の色を替えて、髪形を変えて、服はこれが面白いかな。」
「拓殿、面白いって・・・私を玩具にされては困る。」

俺としては、この機会に色々とコスプレを楽しみたかったが仕方が無い。
髪を染め、髪形を変え、服をラフにして、胸元を広く開けてみる。
何時もとは違う、ワイルドなバラン将軍も美味しそうだ。開けた胸元から見える胸板が色気を倍増だ。
もう一つボタンを開けてみたいが、エロさとしては微妙だ。露出は少な過ぎても多過ぎてもいけない。

「何時までもニタニタするなよ。」
「浩司、痛いです。出発する前にダメージが。」

俺のほっぺたが浩司に思いっきり引っ張られる。
この位の楽しみ位許して欲しい。

『本当に情けない奴じゃ。下心が丸見えではないか。』
『あれだけ浩司に迷惑をかけた後だというのに、リッチも呆れているにゃ。』
『本当に夢で浩司しか出て来なかったのか。拓の様な男はハーレムでもおかしく無かろうに。』
『人間というのは不思議な生き物にゃ。夢というのは深層心理が反映されるのではにゃいのか。』
『拓の場合、欲にまみれたロマンチストといった所じゃろうか。特殊過ぎるな。』

勝手な事を言わないで欲しい。
男とは恋人は居ても、エロ本を読む生物だ。見るだけなら、それは浮気ではない。
でも、少し調子に乗り過ぎたと反省しているので、そろそろほっぺたを引っ張るのを辞めてくれないだろうか。
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