異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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638猛特訓

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浩司が魔道具の試し打ちが終わった後は、全員での特訓が始まった。
バラン将軍とガゼルス将軍が組んでクリームと打ち合いをしたのだが

「強過ぎるだろう。何で5人掛かりなのに2人に負けるんだ。」

打ち負けたジークさんが呟いている。
2人の連携は更に洗練され、アークも打ち負けていた。
これが、マクニス王国、グランザム王国、最強の将軍の力なのか。
次はOZの番、浩司は魔力を使い過ぎで休んでいる。

最初から全力だ。
レオとアルがバラン将軍とガゼルス将軍に攻撃を仕掛けた所に、ガラがシールドを足場にして上からの攻撃を行うが、

「甘い、上からの攻撃が有ると知っていれば受けられる。」

未だ、攻撃パターンが単調過ぎるのか。
やはり、俺が作った足場だけでは難しい。
普段通りのサポートをするのも良いのだが、オリジナルのグリムやブライに対する訓練としてはイマイチだろう。
絡め手は止め、シールドによる防御とレイアローでの攻撃に集中する。
2人を追い詰めたが、最後にバラン将軍とガゼルス将軍の剣が俺のシールドを突き破りガラとアルが倒されてしまった。
気になったのは2人の最後に放った技だ

「最後に使った技は何ですか。」
「我々も色々と対策を考え、剣に魔力を乗せて攻撃力を強化してみた。
 私の場合は、闇の魔力なので剣自体を隠す事も可能だ。」

バラン将軍の闇魔法剣。
剣に魔力を乗せるという発想は無かった。
グリムに聞いても、魔力を纏った剣の方が威力が増すとは知らなかった。

「元々は若の魔法剣を参考に特訓をしていたが、威力は増す分スピードが殺されてしまう。」

試しに普通の剣と、魔力を纏った剣で威力を見せて貰ったが、確かに数段違う。
ジークさんや、ロウガさんに雷や火を剣に纏ってもらおうとしたが、

「すまん、今の俺では無理だ。」
「魔法を放つのと、剣に纏わせるのでは勝手が違い過ぎる。」

2人共、全く出来る感じがしない。
俺も試しに光の魔力を纏わせてみる事に・・・
俺の持っている短剣はオリハルコンとパラライトで作られている。
オリハルコンは魔力伝導が良いので簡単に魔力を乗せることが出来た。

「凄い、バターを切るみたいに簡単に切れる。

確かに切れ味が増している。
纏わせる魔力の量が増えると威力も増すみたいだ。
俺と浩司は、問題無く魔力を纏わせる事が出来るので、剣の訓練に取り入れることにした。


全員熱心に特訓を行っているのだが、バラン将軍とガゼルス将軍が特に凄い。
訓練とは思えない気迫がこもっている。
アークやクリームも戦法を色々と考えていた様で、朝から晩までみっちりと猛特訓。
全員が何かの熱血漫画の様な状態、サリナ姫ですらサポートとしてしっかり皆の輪の中に入り込んでいる。
この一体感、俺一人馴染めずに少し浮いている感じがする。

新しい課題がハッキリした所でラグテルの町に帰る事にしたのだが、全員が未だやり足らなそうな顔だった。
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