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649暴走
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どうやら、ギリス教の信者が暴走しただけの様だ。
先のジレット王国によるマクニス王国への戦争が潰されたので
せめてサリナ姫とヨハン王子を誘拐し、マクニス王国とグランザム王国との関係を潰そうとしたらしい。
問題は、俺が他人のオーラを見て相手の感情が分かる事を誰にも教えていない事だ。
考えが読める訳ではないが、一緒に居てこの手の能力は気持ち悪がられるからだ。
仲間に使った事は無いが、出来る事を知られるのは怖い。
一通り、バラン将軍の尋問が終わった所で、筋肉弛緩剤と睡眠薬を飲ませておく。
「まさか拓殿の言う通り、本当に敵からやって来るとは思わなかった。
どうやら、やつらはギリス教徒でサリナ様とヨハン王子を狙ったみたいだな。」
バラン将軍がそう言うが、どうして分かったのだろう。
もしかして、バラン将軍も相手のオーラで感情が読み取れるのだろうか。
「そこまで驚かれるとは思わなかった。
拓殿ほどの慧眼はないが、相手の様子を観察していれば大体分かる。
拓殿はどう思ったか伺っても良いだろうか。」
バラン将軍はオーラでは無く、相手を観察するだけで見抜いていのか。
俺がオーラで判断していたのがズルをしたみたいに思えてしまう。
「同じ事を思いました。4本指やナターシャは絡んでいないみたいですね。
目的はマクニス王国とグランザム王国との関係を潰す事でしょうか。」
一応、俺がオーラで真実と嘘を見抜いた上での考察を述べると
「流石は拓殿だ。ただ確証は無いが、誰かにそそのかされて自分の意志だと思い込んでいる感じがする。
襲う事が目的になってしまい、その後の計画が練られていなさすぎる。」
「まさか、服従の魔法か。」
バラン将軍の言葉に、ガラが呪いを思い浮かべたが
「ガラ、それは無い。彼等は呪いに掛かっていないし、自分の意志で動いているよ。」
俺が確認した事を説明しておく。
「ガラ殿、彼等は自分達の信じる事に対して盲目的だ。
その信念に沿っていれば、行動を起こさせるのは可能だろう。
問題は、何の為にそんな事をさせようとしたかだ。」
「つまり、奴等は捨て駒って事か・・・その背後に居る奴は検討がつきますか。」
「残念だが、彼等は自分達の意志で行ったと考えているからな。
ギリス教、ジレット王国、もしくは国内の貴族か・・・」
ガラとバラン将軍の話しに、俺達は溜息を吐く事しか出来なかった。
数日、遺跡でキャンプを張っていたが、その後の攻撃も無く
「やはり、捨て駒だったみたいですね。」
「どうする、拓殿。」
「敵が出て来ないかと思いましたが、これで終わってしまうと次は無いです。」
期待されても手立ては無く、完全に空振り状態で終わってしまった。
正直、襲撃を受ける様に仕掛けたのも、他に出来る事が無かったからだ。
「とりあえず、サリナさん達と合流しないか。向こうも心配しているだろうし。」
ガラの意見に賛成だ。
やる事の無くなった俺達は、マクニス王国に戻り第1騎士団に攻撃を仕掛けてきた奴等を引き渡した。
「何故、バラン将軍の第3騎士団で奴等を拘束しないのですか。
捕まえたのはバラン将軍なのに。」
「今、国の守りの中心は第1部隊と第2部隊だ。現状では彼等に引き渡す義務がある。
こちらの知りたい事は既に聞き出しているから問題ない。」
色々と思う所は有りそうだが、宮使えとしては仕方が無いのだろう。
引き渡しを終えた俺達は、サリナ姫達と合流すために移動を始めた。
先のジレット王国によるマクニス王国への戦争が潰されたので
せめてサリナ姫とヨハン王子を誘拐し、マクニス王国とグランザム王国との関係を潰そうとしたらしい。
問題は、俺が他人のオーラを見て相手の感情が分かる事を誰にも教えていない事だ。
考えが読める訳ではないが、一緒に居てこの手の能力は気持ち悪がられるからだ。
仲間に使った事は無いが、出来る事を知られるのは怖い。
一通り、バラン将軍の尋問が終わった所で、筋肉弛緩剤と睡眠薬を飲ませておく。
「まさか拓殿の言う通り、本当に敵からやって来るとは思わなかった。
どうやら、やつらはギリス教徒でサリナ様とヨハン王子を狙ったみたいだな。」
バラン将軍がそう言うが、どうして分かったのだろう。
もしかして、バラン将軍も相手のオーラで感情が読み取れるのだろうか。
「そこまで驚かれるとは思わなかった。
拓殿ほどの慧眼はないが、相手の様子を観察していれば大体分かる。
拓殿はどう思ったか伺っても良いだろうか。」
バラン将軍はオーラでは無く、相手を観察するだけで見抜いていのか。
俺がオーラで判断していたのがズルをしたみたいに思えてしまう。
「同じ事を思いました。4本指やナターシャは絡んでいないみたいですね。
目的はマクニス王国とグランザム王国との関係を潰す事でしょうか。」
一応、俺がオーラで真実と嘘を見抜いた上での考察を述べると
「流石は拓殿だ。ただ確証は無いが、誰かにそそのかされて自分の意志だと思い込んでいる感じがする。
襲う事が目的になってしまい、その後の計画が練られていなさすぎる。」
「まさか、服従の魔法か。」
バラン将軍の言葉に、ガラが呪いを思い浮かべたが
「ガラ、それは無い。彼等は呪いに掛かっていないし、自分の意志で動いているよ。」
俺が確認した事を説明しておく。
「ガラ殿、彼等は自分達の信じる事に対して盲目的だ。
その信念に沿っていれば、行動を起こさせるのは可能だろう。
問題は、何の為にそんな事をさせようとしたかだ。」
「つまり、奴等は捨て駒って事か・・・その背後に居る奴は検討がつきますか。」
「残念だが、彼等は自分達の意志で行ったと考えているからな。
ギリス教、ジレット王国、もしくは国内の貴族か・・・」
ガラとバラン将軍の話しに、俺達は溜息を吐く事しか出来なかった。
数日、遺跡でキャンプを張っていたが、その後の攻撃も無く
「やはり、捨て駒だったみたいですね。」
「どうする、拓殿。」
「敵が出て来ないかと思いましたが、これで終わってしまうと次は無いです。」
期待されても手立ては無く、完全に空振り状態で終わってしまった。
正直、襲撃を受ける様に仕掛けたのも、他に出来る事が無かったからだ。
「とりあえず、サリナさん達と合流しないか。向こうも心配しているだろうし。」
ガラの意見に賛成だ。
やる事の無くなった俺達は、マクニス王国に戻り第1騎士団に攻撃を仕掛けてきた奴等を引き渡した。
「何故、バラン将軍の第3騎士団で奴等を拘束しないのですか。
捕まえたのはバラン将軍なのに。」
「今、国の守りの中心は第1部隊と第2部隊だ。現状では彼等に引き渡す義務がある。
こちらの知りたい事は既に聞き出しているから問題ない。」
色々と思う所は有りそうだが、宮使えとしては仕方が無いのだろう。
引き渡しを終えた俺達は、サリナ姫達と合流すために移動を始めた。
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