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662王位
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******(バラン将軍)
王族を助け出せば終わるかと思ったが、あんな隠し玉まで用意していたのか。
城門の上に現れたのは、現国王の兄。
あの方は、獣人差別の考えが酷く王位を継げなかったはず。
まさか、今になってこんな事をするとは思わなかった。
「兄上、一体何を考えているのですか。」
「久しいな、弟よ。何、私が受け取る筈だった国王の位を返してもらいに来ただけの事だ。
素直に私に王位を戻せ、そうすれば、お前達の命は取らないでやろう。」
それだけ言うと、城内へ戻っていった。
どうりで、王族と直近の者しかしならい脱出通路を抑えられた訳だ。
今回の敵も脱出通路を使って城内に入った者も多いのだろう。
人間至上主義の考えを持つ貴族も未だ多い。
この状態が長引けば、状況は悪化するだけだ。
「将軍達よ、逆賊の討伐を命じる。」
「「「はっ」」」
国王は、実の兄の討伐を命じられたが、城に攻め込むのは難しい。
もし中に居る奴等が全員、ハイオークに成れるとすると国自体が危ない。
私が1人になると、サリナ姫がやってきた。
「バラン将軍。拓ちゃんや浩司さんは大丈夫でしょうか。」
敵陣の中に居るなら、心配するのも仕方が無い。しかし
「それは大丈夫でしょう。
大量の瓦礫を持っていかれたので、バリケードを組んでいるはずです。
拓殿なら更に毒を撒いて近寄れない様にしているでしょう。」
魔法が放てないとしても、アイテムボックスが使えるのなら拓殿と浩司殿の2人なら大丈夫だ。
我々に出来るのは、逆賊を倒して塔までの通路を解放する事。
しかし、城への入口はハイオークが守っている。
敵側に王族が居るとなると、城内に忍び込むルートは知られていて危険だ。
こうなると、正攻法で城門を潰すしかない。
******(拓)
秘薬を飲んだべータさんも動けるようになり、体力も戻って来た。
そして、通路に撒いた毒の効果も薄れている頃だろう。
「そろそろ我々も行動に移ろうと思います。」
「しかし、外の状態も分からないのに大丈夫か。
剣君、斧ちゃんのお陰で籠城とは思えない生活が出来てストレスも少ない。
このまま、助けを待っていた方が良くないか。」
シュミト公爵の気持ちは分かるが、このまま籠城を続けるのは危険だ。
この場所はまともに魔法が使えず、何か有れば直ぐに詰んでしまうだろう。
「確かに、まともな生活が出来ていますが、危険な状態には変わらないですね。
分かりました。私達も行動をおこしましょう。」
俺の話を聞いて、ドレーヌ夫人も覚悟を決めたみたいだ。シュミト公爵、べータさんも同意する。
俺は瓦礫のバリケードをアイテムボックスに収納しながら進んで行くと、徐々に塔の影響が少なくなり魔法が使えるようになってきた。
バリケードを収納して階段を降り、ばら撒いた毒の状態を確認するとかなり弱くなっている。
この程度の毒なら、今持っている薬で十分に対応できる。
探索魔法で調べてみると、毒が届かない場所に見張りが居た。
気配を消しながら進み、近付いた所で眠り薬を見張りの元に流す。
「まだ、毒を持っていたのか。」
シュミト公爵が呟くと
『この男は拓の事を分かっていないにゃ。
毒男が保存している毒は、こんなものじゃ無いにゃ。』
この状況でもヤマトは下らない事を言う。
見張りが落ちた所で、最後の瓦礫を取り除いて通路に出た。
時間が無いので、必殺技ストリッパーを使い見張りから身ぐるみを剥ぐ。
シュミト公爵が止めを刺そうとするのを辞めさせ、喉を潰して魔法を使えない様にした上で
錬成術で瓦礫を使い身動きを取れな様に固定し放り投げておいた。
王族を助け出せば終わるかと思ったが、あんな隠し玉まで用意していたのか。
城門の上に現れたのは、現国王の兄。
あの方は、獣人差別の考えが酷く王位を継げなかったはず。
まさか、今になってこんな事をするとは思わなかった。
「兄上、一体何を考えているのですか。」
「久しいな、弟よ。何、私が受け取る筈だった国王の位を返してもらいに来ただけの事だ。
素直に私に王位を戻せ、そうすれば、お前達の命は取らないでやろう。」
それだけ言うと、城内へ戻っていった。
どうりで、王族と直近の者しかしならい脱出通路を抑えられた訳だ。
今回の敵も脱出通路を使って城内に入った者も多いのだろう。
人間至上主義の考えを持つ貴族も未だ多い。
この状態が長引けば、状況は悪化するだけだ。
「将軍達よ、逆賊の討伐を命じる。」
「「「はっ」」」
国王は、実の兄の討伐を命じられたが、城に攻め込むのは難しい。
もし中に居る奴等が全員、ハイオークに成れるとすると国自体が危ない。
私が1人になると、サリナ姫がやってきた。
「バラン将軍。拓ちゃんや浩司さんは大丈夫でしょうか。」
敵陣の中に居るなら、心配するのも仕方が無い。しかし
「それは大丈夫でしょう。
大量の瓦礫を持っていかれたので、バリケードを組んでいるはずです。
拓殿なら更に毒を撒いて近寄れない様にしているでしょう。」
魔法が放てないとしても、アイテムボックスが使えるのなら拓殿と浩司殿の2人なら大丈夫だ。
我々に出来るのは、逆賊を倒して塔までの通路を解放する事。
しかし、城への入口はハイオークが守っている。
敵側に王族が居るとなると、城内に忍び込むルートは知られていて危険だ。
こうなると、正攻法で城門を潰すしかない。
******(拓)
秘薬を飲んだべータさんも動けるようになり、体力も戻って来た。
そして、通路に撒いた毒の効果も薄れている頃だろう。
「そろそろ我々も行動に移ろうと思います。」
「しかし、外の状態も分からないのに大丈夫か。
剣君、斧ちゃんのお陰で籠城とは思えない生活が出来てストレスも少ない。
このまま、助けを待っていた方が良くないか。」
シュミト公爵の気持ちは分かるが、このまま籠城を続けるのは危険だ。
この場所はまともに魔法が使えず、何か有れば直ぐに詰んでしまうだろう。
「確かに、まともな生活が出来ていますが、危険な状態には変わらないですね。
分かりました。私達も行動をおこしましょう。」
俺の話を聞いて、ドレーヌ夫人も覚悟を決めたみたいだ。シュミト公爵、べータさんも同意する。
俺は瓦礫のバリケードをアイテムボックスに収納しながら進んで行くと、徐々に塔の影響が少なくなり魔法が使えるようになってきた。
バリケードを収納して階段を降り、ばら撒いた毒の状態を確認するとかなり弱くなっている。
この程度の毒なら、今持っている薬で十分に対応できる。
探索魔法で調べてみると、毒が届かない場所に見張りが居た。
気配を消しながら進み、近付いた所で眠り薬を見張りの元に流す。
「まだ、毒を持っていたのか。」
シュミト公爵が呟くと
『この男は拓の事を分かっていないにゃ。
毒男が保存している毒は、こんなものじゃ無いにゃ。』
この状況でもヤマトは下らない事を言う。
見張りが落ちた所で、最後の瓦礫を取り除いて通路に出た。
時間が無いので、必殺技ストリッパーを使い見張りから身ぐるみを剥ぐ。
シュミト公爵が止めを刺そうとするのを辞めさせ、喉を潰して魔法を使えない様にした上で
錬成術で瓦礫を使い身動きを取れな様に固定し放り投げておいた。
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