異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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677歴史

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ギリス教の元となっている宗教は、人間至上主義を掲げていなかった。
魔法を特別なものとしていた派閥も有ったみたいだが、未だ小さな集団でしかなかった。
その立場が一気に拡大したのは300年前に起きた大戦争。
多くの魔道具が破壊され、技術を持っている人達は殺され
人々が魔獣と戦う為に、魔法が最も重要と考えるようになり、その派閥の力が増した。

そして、人間至上主義の派閥の中の1人が神官長となった時、人間至上主義を全面に打ち出し始めた。
その頃には、魔法第一と考える人が多数を占め、多くの人間がそのままギリス教の信者として残り今に至っている。

「行き先が決まったな。」

聖地に近寄りたくはなかったが仕方が無い。しかし、

「その前に寄り道をするんだろ。」
「出来る範囲で、対応しておいた方が良いからね。」

俺達は、そのまま武器庫の方へと移動したが、流石に監視は厳重だった。
部屋の入口には兵士が立ち、通路は定期的に見周りが通っている。
俺達は一度屋根の上に出ると、練成術で屋根に穴を開け天井から忍び込む事に成功した。

『成程、戦争の準備か。』

そこには武器が大量に並んでいた。
武器や鎧をアイテムボックスに収納していると、ブザーが鳴り響いた。

「拓ちゃん、どうしたんだよ。」
「多分、トラップに引っかかったんだと思う。」

部屋の扉が開き、兵士達が入ってきた。
そして、無くなった武器を見て

「侵入者だ。城から逃がすな。」

気配を消した俺達は気付かれなかったが、音が鳴り響き城中で警戒態勢が敷かれたのがわかった。

『念の為、仮面でも被っておくんじゃ。』

武器庫には兵士が残っている。
気配を消したまま、浩司とヤマトで雷魔法で一気に倒しエアウォークで屋根の上に駆け上がると
ファイヤーランスが俺達目掛けて飛んできた。
直ぐにシールドで攻撃を防いだが、兵士と白い修道服を着た2人が待ち構えていた。
どうやら、闇魔法で気配を消していたみたいだ。

「君等は何者だ。マクニス王国の者か。」
「・・・」

修道服を着た男の問いかけに、俺達が黙っていると

「良いじゃねぇか。捕まえて口を割らせば良いだけだろ。」

もう1人の男が剣を構えて攻撃を仕掛けてきた。
直ぐにシールドを張って移動阻害を行い距離を取ると、

「ライトニング」

浩司から雷魔法が放たれるが、その雷を避けて剣を振るってくる。
シールドを張るのが遅れていたら、俺は切られていただろう。
浩司の攻撃を避けるとは思いもしなかった。

「レイアロー」

直ぐに近距離から攻撃を仕掛けたが、距離を取って攻撃を避ける。
2人掛かりで攻撃されると、面倒そうだ。
今、こいつ等と戦う必要は無い。

「ライト」

目を潰す為の眩い光を発し敵の目を眩ませると、気配を消してエアウォークでその場から逃げ出した。


******(ジレット王国兵)

「ちくしょう、逃げられたか。あいつ等は何者なんだ。」
「武器が無くなっているとなると、光と闇魔法を使う小さい方はアイテムボックスを持っていそうですね。」
「あのデカイ方は。エグイ雷魔法を使って来やがったぞ。」
「あれだけの手だれなら、名が知れ渡っていても良さそうなんですが。」
「この国、結構恨みを買っているから、何処の国の仕業だが絞り込むのも難しいだろうな。」
「今は緊急体制になっています。城だけでなく町の城門も全て閉じていますよ。」
「だったら、これから賊狩りの始まりだ。」
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