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695占いの館
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******(貴族A)
「あの、貴族様。占いの館と言っていますが、本当に占っている訳では無く・・・」
「分かっている。全てはシュミト公爵から聞いている。あくまでも遊びだ。」
私が入ると、占いを行う獣人の老婆が断りを入れてきた。
シュミト公爵から聞いた話では水晶は只の遊びで、占い師が操作を行い、願いが叶うか、叶わないかを映し出す玩具だと。
「で、占って欲しいのは、娘の事なんだが・・・」
そして、占い師に言われるまま、水晶に手を置いて魔力を流すと水晶の中に黒い煙が立ち込め、やがて人の顔となった。
「願いは叶うだろう。」
水晶の顔がそう言うと、また黒い煙になり消えた。
話は聞いていたが、これほどの魔道具とは。本当に玩具なのだろうか。
水晶が元の状態に戻っても、占い師は何も言って来ない。
「どうした、最後に占い師から助言をもらえると聞いているのだが。」
それでも占い師が躊躇っているので
「ここに居るのは只相談に来ただけの父親だ。何かアドバイスをしてくれないか。」
そう占い師に話しかけると
想像以上に、的確なアドバイスをしてくる。
占いを信じる訳ではないが、少し人に話したい時には良いかもしれない。
それにしても、ブルネリ公爵とシュミト公爵は完全に手を組んでいる様だな。
シュミト公爵がサリナ姫にあそこまで敬意を払っているとなると、サリナ姫が2人を取り持ったのかもしれない。
シュミト公爵はサリナ姫の獣人に対しする対応が行き過ぎた行動として、良く思っていなかったはずだが・・・
サリナ姫を只のお飾りだと思っていたが、なかなかどうして。
手伝いと称して様子を見に来た他の貴族達も、驚かされている。
これだけの壁が出来ているのなら開拓も早いだろう。
少し前までここは何もない草原だったので魔法を使って壁を作ったはずなのだが、大量の土属性の魔導士が動いた形跡もない。
考えられるのは王都で打ち上げられた花火という光魔法を使った魔導士。
あの時、風魔法、火魔法まで使っていたはずだ。
あれだけの魔法を扱える魔導士なら更に土魔法・・・現実的な考えではない。
そんな力を持つ魔導士なんて、あのグリム大魔導士しか居ないのではないだろうか。
もし、彼がこの時代に復活しサリナ姫に助力をしているとしたら・・・
それに、ジレット王国からの獣人達の脱出、ジレット王国に起きた悲劇について探りを入れて分かったのは、導く者と剣君、斧ちゃんという存在。
ここまで国家が危険に晒されたというのに、それ以上の事は分からないとは。
本当に神が存在し力を貸してくれたと言われたら信じてしまいそうだ。
「全く、考えというより、妄想になってしまうな。それよりも現実的な事を考えた方が良さそうだ。」
商人としてパウロ、ヨーゼフ、ティムの3人が初めから連携を組んで怪しい奴等が入り込めないように睨みを利かせ
ラグテルの町の技術者が積極的に力を貸している。
シュミト公爵の言葉を借りるのなら、村の開拓で無く町作り。
余程の事が無い限り、利益が出るだろう。
他の貴族も狙っている中、どうやって入り込めば良いか・・・
「あの、貴族様。占いの館と言っていますが、本当に占っている訳では無く・・・」
「分かっている。全てはシュミト公爵から聞いている。あくまでも遊びだ。」
私が入ると、占いを行う獣人の老婆が断りを入れてきた。
シュミト公爵から聞いた話では水晶は只の遊びで、占い師が操作を行い、願いが叶うか、叶わないかを映し出す玩具だと。
「で、占って欲しいのは、娘の事なんだが・・・」
そして、占い師に言われるまま、水晶に手を置いて魔力を流すと水晶の中に黒い煙が立ち込め、やがて人の顔となった。
「願いは叶うだろう。」
水晶の顔がそう言うと、また黒い煙になり消えた。
話は聞いていたが、これほどの魔道具とは。本当に玩具なのだろうか。
水晶が元の状態に戻っても、占い師は何も言って来ない。
「どうした、最後に占い師から助言をもらえると聞いているのだが。」
それでも占い師が躊躇っているので
「ここに居るのは只相談に来ただけの父親だ。何かアドバイスをしてくれないか。」
そう占い師に話しかけると
想像以上に、的確なアドバイスをしてくる。
占いを信じる訳ではないが、少し人に話したい時には良いかもしれない。
それにしても、ブルネリ公爵とシュミト公爵は完全に手を組んでいる様だな。
シュミト公爵がサリナ姫にあそこまで敬意を払っているとなると、サリナ姫が2人を取り持ったのかもしれない。
シュミト公爵はサリナ姫の獣人に対しする対応が行き過ぎた行動として、良く思っていなかったはずだが・・・
サリナ姫を只のお飾りだと思っていたが、なかなかどうして。
手伝いと称して様子を見に来た他の貴族達も、驚かされている。
これだけの壁が出来ているのなら開拓も早いだろう。
少し前までここは何もない草原だったので魔法を使って壁を作ったはずなのだが、大量の土属性の魔導士が動いた形跡もない。
考えられるのは王都で打ち上げられた花火という光魔法を使った魔導士。
あの時、風魔法、火魔法まで使っていたはずだ。
あれだけの魔法を扱える魔導士なら更に土魔法・・・現実的な考えではない。
そんな力を持つ魔導士なんて、あのグリム大魔導士しか居ないのではないだろうか。
もし、彼がこの時代に復活しサリナ姫に助力をしているとしたら・・・
それに、ジレット王国からの獣人達の脱出、ジレット王国に起きた悲劇について探りを入れて分かったのは、導く者と剣君、斧ちゃんという存在。
ここまで国家が危険に晒されたというのに、それ以上の事は分からないとは。
本当に神が存在し力を貸してくれたと言われたら信じてしまいそうだ。
「全く、考えというより、妄想になってしまうな。それよりも現実的な事を考えた方が良さそうだ。」
商人としてパウロ、ヨーゼフ、ティムの3人が初めから連携を組んで怪しい奴等が入り込めないように睨みを利かせ
ラグテルの町の技術者が積極的に力を貸している。
シュミト公爵の言葉を借りるのなら、村の開拓で無く町作り。
余程の事が無い限り、利益が出るだろう。
他の貴族も狙っている中、どうやって入り込めば良いか・・・
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