異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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706パレード

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「今の所順調だな。問題はパレードか。」

事前にチェックを入れた人達は行動を起こす前に捕まえ
無事に開会式が行われ、イルミネーション、そして新しく作られた竜の谷は大盛況として終わった。
捕まった人達は尋問を受けているが、今のところ全員が単独犯の可能性が高い。
報告を聞いて、浩司はパレードを狙っていると考えているが・・・

一息付ける状態になったので、俺はロダン侯爵領、バラン将軍の第3騎士団で採取した光苔を使って解毒剤を錬成している。
観光地として有名になり、光苔もその人気の1つなので、薬にするのはもう少し増えてからにしたかったが
戦う相手を考えると、悠長な事を言っている余裕はなかった。
受け取った光苔で作れた解毒剤は200本。

「ポーション、解毒剤、秘薬、使い捨ての攻撃用の魔石、全部作り上げた。」

俺は、手持ちの材料を全て使い次の戦いの準備を終えた。

『しびれ薬、麻痺薬、眠り薬、獣寄せの実の汁、そして毒薬も十分な量になったしな。』

グリムがわざわざ俺が準備した毒の話までする。
相手が人間だった場合、十分に武器として効果があるので有って損はない。


「拓ちゃん、お疲れ様。マッサージをするからベットに横になれよ。」

浩司のマッサージが気持ちよく、俺はいつの間にか寝てしまった。


パレードが始まった。
俺達はブルネリ公爵の乗っている一番前の馬車で剣君、斧ちゃんの姿で乗っている。
ヤマトにはサリナ姫と一緒に居てもらい、護衛を頼んでいる。
そして、今までと違うことは

「剣く~ん」「斧ちゃ~ん」

と俺達に対して黄色い声援が飛び交っていることだろう。

「ついに、俺達の時代が来たな。」
「今まで、全く見向きもされなかったからな。」

俺と浩司がしみじみと話していると

『あれだけ派手に騒動を起こせば、人気は出るじゃろうな。』
「「・・・」」

グリムが余計な突込みが入る。

『しかし、気を抜くんじゃないぞ。』

黄色い声援に浮かれて護衛を疎かにしては話にならない。
集まった人達を調べていくと、ドス黒いオーラを纏う人が居た。
直ぐにシールドで囲むと、街道に待機していた兵士が捉えていく。

それにしても、騒ぎを起こそうとしているが、全てが個人的な動きで、まともに連携も取れていない。
そのままパレードは進み、大きな混乱も無く無事に屋敷に戻ってきた。


パレードが終わったことを祝っている人達も居るが、俺達は先に部屋に戻らせてもらった。


「無事にパレードが終わったな。しかし、攻撃が無いというのはどういう事だ。」
『そうにゃ、吾輩がわざわざルドルフの所を離れて警護に付いたというのに。
 拓だけが活躍して終わったにゃ。』

浩司とヤマトはパレードが無事に終わった事を不思議に思っていた。
それにしても、ヤマトの姿を見ないと思ったら、またルドルフ料理長の所に入り浸っていたのか・・・

「もしかすると、ナターシャ達は何か大きな事を企んでいるのかもしれないな。」
「どういう事だ。」
「ナターシャ達が魔力制御を行うための魔道具を手に入れる事が目的だったとすると
 次は、その魔道具を使った何かを企んでいると思う。
 今はイルミネーションに関わっている暇は無いとか。」
『その可能性は高いじゃろうな。
 結局、今回はギルス教の狂信者達だけの行動という事じゃな。』
「本当の戦いは、次と言う事か。」
『そうじゃ。もしかすると、最後の戦いになるかもしれないな。』

最後の戦いか・・・問題は、何を企んでいるのか全く分からないという事だ。
今回捕まえた奴等から何か情報を得られれば良いのだが。
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