異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

文字の大きさ
759 / 761

759玩具魔道具展示場1

しおりを挟む
******(サリナ姫)

玩具魔道具展示場がついにお披露目される時が来た。
作業はOZ、クリーム、アークのメンバーの他にトリス錬成術師だけで秘密裏に行われ、私も内容は知らない。
カイやレムも「見てのお楽しみ」と拓ちゃんに言われて作業に携わっていない。
先ずは、親しい人達に、次に開拓地の人、そしてここに居合わせた冒険者の人達に1週間無料開放する。

今日は初日で、ラグテルの町の知り合いの他に、ブルネリ公爵、ロダン侯爵、ユーケル侯爵、クロイツ伯爵、そして国王たるお父様の姿まである。
全員が家族と共にこの開拓地まで来ていた。
カミーラ船長やエリック、サーシャにも声を掛けたみたいだが、流石にここまで来る時間は取れなかったらしい。

開会式が行われ、国王を先頭にして建物に入ると、エントランスには巨大なうっすらと光る半透明なガラスの木がそびえ上部は開いたように広がり、その上には球体の周りをリングで囲まれた魔道具が浮いている。
ガラさんの家の地下にあった魔力増幅器を大きくしたものだと思う。
綺麗、綺麗だけど・・・悩むのは止めた。
足元はガラスで、そのガラスを突き破る様に木の幹がそびえ、ガラスの下は木の根が這っている。多分、そこにケーブルを這わせていると思う。

一日中遊びつくして楽しかったけど、頭が痛いわ。
この設備、メンテナンスはOZが行うけど、運営は開拓地・・・私達が行う。
本当に拓ちゃんが好き放題やってくれた。
目玉は機関車という乗り物になるのかと思っていたのに、私の想像を遥かに超えていた。
光るガラスの機関車がまるで夜空を飛んでいる様な感じになっていて
他に、第3騎士団で使っている光の玉を発射し、杖から出すを闇の玉で打ち消す魔道具
小部屋に分かれて精巧なガラス細工や素敵な風景をバックに写真という映像を光沢紙という綺麗な紙に写す魔道具
アダマンタイトで体を軽くして空中を跳ね回れる空間
挙句の果てには、全てが始まりし場所:ノアの中で見せられた立体映像まで。
それも、空を飛んだり、海に潜ったりと一体どうやってこんな風景を見たのかと言いたくなるような映像が・・・

「こんなの、どうやって管理すれば良いのよ!」

思わず叫んでしまうと、お父様には黙って肩を叩かれ、グリム大魔導士とアスク神官長には

「何か有れば儂等の名を出してくれ。申し訳ないが宜しく頼む。」
「拓さんの考える魔道具に今までとは異なる可能性が有り、私達も止める事が出来なかった。」

本当に申し訳なさそうに頭を下げられてしまう。
対照的に満足そうにしている拓ちゃんと浩司さん、そして洗脳されてしまったトリス錬成術師の姿がある。
十分に楽しめたと言って明日には帰ろうとするお父様達を引き留め、今後の対策を練らせてもらう。
こんな訳の分からない魔道具の管理を1開拓地で何とかしろとは言わせない。

盗難防止のための対応はしてあるが、急遽第3騎士団から警備のための兵士を寄こしてもらう。
更に光沢紙と言う紙を製造する工場を建てる。
拓ちゃんがそれなりの量を作っていたが、「それだけで間に合うわけ無いでしょ。」と思わず突っ込んでしまう。
少しづつ落ち着いてきたというのに、こんな人災が待っているとは思わなかった。
この開拓地・・・本当にどうなってしまうのかしら。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

知識スキルで異世界らいふ

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~ 

志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。 けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。 そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。 ‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。 「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。

【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー 不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました 今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います ーーーー 間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です 読んでいただけると嬉しいです 23話で一時終了となります

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。

越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。

処理中です...