15 / 600
第一章 入所編
第15話 海渡り
しおりを挟む
「お、いいデザインじゃないか?」
セレンのアドバイスの元、たっぷり一時間かけて選んだフェイスマスクを付け店を出たモーズを、フリーデンは素直に称賛してくれた。
そのマスクは、白地のシンプルな面の上で一匹のクサリヘビが這っているデザイン。今日一日ヘビに関する話を聞き続けたからか、自然とそれに類するデザインを手に取ってしまったのだ。
「これから着る白衣に合わせてって所か」
「まだ入所が決まっていないから迷ったが、他のデザインではしっくり来ない……と言うよりセレンに駄目だしをされてしまった。だからというべきか、決意表明も兼ね蛇柄にさせて貰った。空振りにならなければいいが」
「ははは、そうか。けどその辺は心配ないぞ。――朗報だ、モーズ」
そこでフリーデンはポケットにしまっていた携帯端末の画面をモーズに見せる。
「合格、おめでとう」
その画面には、モーズの入所試験合格を知らせるメールが映されていた。
◇
ゴオォォー……
「おーおー。ウミヘビを前に無防備に寝ちまってまぁ」
車の助手席で相変わらずタバコを吹かしながら、ニコチンはくつくつと喉を鳴らす。
すっかり日が落ち暗くなった深夜。運転席に座るフリーデンと後部座席の左端に座るモーズは、窓際に寄りかかって眠ってしまっていた。
「お二人ともお疲れでしたからねぇ。人は私たちよりも睡眠が大事ですから、寝てしまうのも無理はないかと」
「お目付け役がこんな体たらくでいいんスかね」
白衣を毛布がわりに身体にかけ気遣うセレンとは反対に、タリウムは解せない顔をしている。
「ここで手ぇ出したら即廃棄処分だぞ、タリウム」
「いや手なんて出す気ないスよ!? 怖いこと言わないで欲しいッス!」
「逃亡するんでも処罰ものだ」
「逃亡って……」
タリウムはチラリと全開にした窓の外に視線を向けた。そこには夜空が広がっている。加えて少し視線を下に向ければ、数百メートル下に大海原が一面に広がっているのが見えた。
地上を走っていた車は今、空を飛ぶ形態に変形し海上を移動しているのだ。
「この高さじゃ流石の俺らでも無傷じゃすまないスよ。いや地上でもそんな馬鹿なことはしないスけど」
「そうか。つまらん」
「スリルを味わいたいのか知らないスけど、俺は巻き込まないでくれません?」
片眉を引き攣らせて困惑するタリウムに、ニコチンは海風に茶髪を靡かせながらカラカラと笑う。
「ジョーダンだ、ジョーダン。それにしても今回の遠征はいつになく人間扱いされて、中々の珍道中だったな。平和主義のフリーデンに理想主義のモーズといった所か。退屈しなかった」
「もうすぐ先生とのドライブが終わってしまうと思うと、少し寂しいですね」
「ところでセレンさん、何で珊瑚なりかけの人間に傾倒しているんスか?」
タリウムからすると、いやウミヘビからするとセレンの言動は理解し難い。
人間とて、いつ自分の手で処分する事になるかもわからない相手と、わざわざ交流しようとは思わないだろう。
「そりゃあ、親しくなっていた方が後々【お願い】がしやすいでしょう?」
その疑問に対するセレンの答えは、至極シンプルなものだった。
「下心ばりばりスね」
「生憎と無償の献身は持ち合わせていないもので。しかし別に私だけじゃないでしょう、お願いを聞いてくれる【先生】を求めるウミヘビって」
「今までセレンさんは【先生】を求めていなかったんで、てっきり博愛主義なのかと」
「私にもこだわりはあるものですっ」
えへんと謎に胸を張るセレン。
「俺は【先生】やら【願い】やらどうでもいいが、クスシ連中がそこの変人と妙な化学反応起こさないかが心配だな」
「ラボに新しい風が吹いていいじゃないですか、先輩っ!」
「その新しい風って、大抵暴風じゃなかったスか?」
◆
夏風がサワサワと大木の枝先を揺らしている。その大木の下で、一人の少年がしゃがみ込んで地面をじっと見詰めていた。
まだ十歳にも満たない幼い少年が。
『そんな所で、何を見ているの?』
その少年を知る、彼と同じくらい幼い少年――モーズが声をかける。
『蛇を観察しているんだ。モーズも見る?』
少年は顔を上げないまま地面を指差した。その先には顎を大きく開けて、ネズミを捕食している真っ最中な蛇がいる。
特徴的な鱗の柄を見たモーズは、その蛇が何の種類なのか気が付いた。
『その蛇は毒蛇だよ、あまり近よらない方がいい』
『そうなの?』
『クサリヘビだ。図鑑にのってた』
『じゃあ、ちょっと距離をとって観察をしよう』
少年はその場からちょっと後退しただけで、見詰めるのはやめない。
『観察をやめる気はないの? こないだは小一時間アリの行列をながめていたし、そんなに楽しい?』
『うん、楽しい』
少年は断言した。
『僕はねモーズ、物事は観察してはじめて存在する、って考えているんだ』
『哲学の話? 見えても見えなくとも、空気のようにあるものはあって、ないものはないと思うんだけど』
『見えないものは見える状態に落とし込んでから観察するんだよ。じゃなきゃ人はレントゲンやサーモグラフィーを発明してない』
『それも、そうかな』
少年は幼いながらも自分なりの持論を持っていて、それに沿って行動していた。多少危なっかしい状況だろうとブレない持論を。
モーズはそれが少し、羨ましかった。
『今でも見えないから存在していない物って、沢山あるんだろうな。モーズなら何が見えるようになると嬉しい? 宇宙の果て? 地球の中心? 深海の底? それとも、未来とか』
『いきなりきかれても回答に困るなぁ。でもそう、だね。《道標》が見えるようになれば頼もしい、かもしれない』
『道標?』
そこで少年は顔をあげて、初めてモーズの方を見た。
『道に迷った時、選択に迷った時、何でもいいけれど、道標があれば無駄な時間をすごさなくてすむから』
『えぇ~。モーズの答えは面白くないなぁ』
『えっ』
『迷って悩んで戸惑って寄り道しての方が人生面白いし、そうしないと出会えないこともあるものだよ。僕は短距離走より長距離走、それも障害物競争の方が好き~』
分かれ道を見付けたらあえて茨の道をゆく。そう言い張る少年の主張は、モーズにはなかなか理解し難かった。
『うぅん。わからないな。結果を手早く求めるのがそんなに悪いとは、思わないんだけど』
『悪いとは言ってないよ。好みの問題だ。……でも』
不意に少年は立ち上がる。屈託のない笑みを浮かべて。
『モーズにもいつかわかってくれたら、嬉しいなぁ』
セレンのアドバイスの元、たっぷり一時間かけて選んだフェイスマスクを付け店を出たモーズを、フリーデンは素直に称賛してくれた。
そのマスクは、白地のシンプルな面の上で一匹のクサリヘビが這っているデザイン。今日一日ヘビに関する話を聞き続けたからか、自然とそれに類するデザインを手に取ってしまったのだ。
「これから着る白衣に合わせてって所か」
「まだ入所が決まっていないから迷ったが、他のデザインではしっくり来ない……と言うよりセレンに駄目だしをされてしまった。だからというべきか、決意表明も兼ね蛇柄にさせて貰った。空振りにならなければいいが」
「ははは、そうか。けどその辺は心配ないぞ。――朗報だ、モーズ」
そこでフリーデンはポケットにしまっていた携帯端末の画面をモーズに見せる。
「合格、おめでとう」
その画面には、モーズの入所試験合格を知らせるメールが映されていた。
◇
ゴオォォー……
「おーおー。ウミヘビを前に無防備に寝ちまってまぁ」
車の助手席で相変わらずタバコを吹かしながら、ニコチンはくつくつと喉を鳴らす。
すっかり日が落ち暗くなった深夜。運転席に座るフリーデンと後部座席の左端に座るモーズは、窓際に寄りかかって眠ってしまっていた。
「お二人ともお疲れでしたからねぇ。人は私たちよりも睡眠が大事ですから、寝てしまうのも無理はないかと」
「お目付け役がこんな体たらくでいいんスかね」
白衣を毛布がわりに身体にかけ気遣うセレンとは反対に、タリウムは解せない顔をしている。
「ここで手ぇ出したら即廃棄処分だぞ、タリウム」
「いや手なんて出す気ないスよ!? 怖いこと言わないで欲しいッス!」
「逃亡するんでも処罰ものだ」
「逃亡って……」
タリウムはチラリと全開にした窓の外に視線を向けた。そこには夜空が広がっている。加えて少し視線を下に向ければ、数百メートル下に大海原が一面に広がっているのが見えた。
地上を走っていた車は今、空を飛ぶ形態に変形し海上を移動しているのだ。
「この高さじゃ流石の俺らでも無傷じゃすまないスよ。いや地上でもそんな馬鹿なことはしないスけど」
「そうか。つまらん」
「スリルを味わいたいのか知らないスけど、俺は巻き込まないでくれません?」
片眉を引き攣らせて困惑するタリウムに、ニコチンは海風に茶髪を靡かせながらカラカラと笑う。
「ジョーダンだ、ジョーダン。それにしても今回の遠征はいつになく人間扱いされて、中々の珍道中だったな。平和主義のフリーデンに理想主義のモーズといった所か。退屈しなかった」
「もうすぐ先生とのドライブが終わってしまうと思うと、少し寂しいですね」
「ところでセレンさん、何で珊瑚なりかけの人間に傾倒しているんスか?」
タリウムからすると、いやウミヘビからするとセレンの言動は理解し難い。
人間とて、いつ自分の手で処分する事になるかもわからない相手と、わざわざ交流しようとは思わないだろう。
「そりゃあ、親しくなっていた方が後々【お願い】がしやすいでしょう?」
その疑問に対するセレンの答えは、至極シンプルなものだった。
「下心ばりばりスね」
「生憎と無償の献身は持ち合わせていないもので。しかし別に私だけじゃないでしょう、お願いを聞いてくれる【先生】を求めるウミヘビって」
「今までセレンさんは【先生】を求めていなかったんで、てっきり博愛主義なのかと」
「私にもこだわりはあるものですっ」
えへんと謎に胸を張るセレン。
「俺は【先生】やら【願い】やらどうでもいいが、クスシ連中がそこの変人と妙な化学反応起こさないかが心配だな」
「ラボに新しい風が吹いていいじゃないですか、先輩っ!」
「その新しい風って、大抵暴風じゃなかったスか?」
◆
夏風がサワサワと大木の枝先を揺らしている。その大木の下で、一人の少年がしゃがみ込んで地面をじっと見詰めていた。
まだ十歳にも満たない幼い少年が。
『そんな所で、何を見ているの?』
その少年を知る、彼と同じくらい幼い少年――モーズが声をかける。
『蛇を観察しているんだ。モーズも見る?』
少年は顔を上げないまま地面を指差した。その先には顎を大きく開けて、ネズミを捕食している真っ最中な蛇がいる。
特徴的な鱗の柄を見たモーズは、その蛇が何の種類なのか気が付いた。
『その蛇は毒蛇だよ、あまり近よらない方がいい』
『そうなの?』
『クサリヘビだ。図鑑にのってた』
『じゃあ、ちょっと距離をとって観察をしよう』
少年はその場からちょっと後退しただけで、見詰めるのはやめない。
『観察をやめる気はないの? こないだは小一時間アリの行列をながめていたし、そんなに楽しい?』
『うん、楽しい』
少年は断言した。
『僕はねモーズ、物事は観察してはじめて存在する、って考えているんだ』
『哲学の話? 見えても見えなくとも、空気のようにあるものはあって、ないものはないと思うんだけど』
『見えないものは見える状態に落とし込んでから観察するんだよ。じゃなきゃ人はレントゲンやサーモグラフィーを発明してない』
『それも、そうかな』
少年は幼いながらも自分なりの持論を持っていて、それに沿って行動していた。多少危なっかしい状況だろうとブレない持論を。
モーズはそれが少し、羨ましかった。
『今でも見えないから存在していない物って、沢山あるんだろうな。モーズなら何が見えるようになると嬉しい? 宇宙の果て? 地球の中心? 深海の底? それとも、未来とか』
『いきなりきかれても回答に困るなぁ。でもそう、だね。《道標》が見えるようになれば頼もしい、かもしれない』
『道標?』
そこで少年は顔をあげて、初めてモーズの方を見た。
『道に迷った時、選択に迷った時、何でもいいけれど、道標があれば無駄な時間をすごさなくてすむから』
『えぇ~。モーズの答えは面白くないなぁ』
『えっ』
『迷って悩んで戸惑って寄り道しての方が人生面白いし、そうしないと出会えないこともあるものだよ。僕は短距離走より長距離走、それも障害物競争の方が好き~』
分かれ道を見付けたらあえて茨の道をゆく。そう言い張る少年の主張は、モーズにはなかなか理解し難かった。
『うぅん。わからないな。結果を手早く求めるのがそんなに悪いとは、思わないんだけど』
『悪いとは言ってないよ。好みの問題だ。……でも』
不意に少年は立ち上がる。屈託のない笑みを浮かべて。
『モーズにもいつかわかってくれたら、嬉しいなぁ』
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる