97 / 600
第五章 恋する乙女大作戦編
第96話 乙女の海辺デート…♡
しおりを挟む
アバトンの夜の海は、とても幻想的でした。澄んだ空気の中、夜空の星々は明るくて、ちょっと欠けた月は眩しいぐらいで、懐中電灯なしで砂浜を歩けるレベルです。
穏やかな波の音もよく聞こえますし、海面にはその美しい夜空が鏡のように映っていて、境界線が曖昧に見えます。全てがキラキラと眩しいです。
「お嬢さん。こっちよ、こっち」
水銀さんは約束通り、島の西側に位置する海辺で私と付き添いのモーズさんを待っていました。
そして彼の隣にはなんと、タリウムさんが、いらっしゃいます! しかも黒マスクを外していて素顔を月明かりの下に晒しています!
「ここ、とーっても綺麗でしょう?」
「は、はい! とても綺麗です!」
特に夜の海をバッグに佇むタリウムさんお綺麗……なんて口には出せないので、私はひたすら水銀さんに向けて頷きます。
「さ、邪魔者は撤収。モーズも来なさいな」
「えっ。私は監視役として離れる訳には……」
「少し距離を置くだけよ。いいから来なさいな」
え、えええ!?
水銀さんは問答無用でモーズさんを連れ離れてしまいました! そして私の姿が見える距離にある海辺のベンチに座ってしまいます。
つまり私はタリウムさんと、2人きりになってしまいました。
「あっ、た、た、タリウム、さん! こ、こんばんは!」
「どもっス」
挨拶をするだけで噛み噛みになってしまっています。うう、恥ずかしい。
「クリス……さんでしたっけ?」
「はっ、はい! お名前を覚えていただき、嬉しいです!」
「そんな大袈裟な」
タリウムさんはそう言いながら、私を近場のガゼボにエスコートをしてくれます。
しかも中のベンチにハンカチを敷いて、私が座るスペースを気遣ってくださいます! うぅ、また心音がドキドキしてきました……!
「えっと、今日は仮想空間での試合、お疲れ様でした! その、正直、怖かったので、貴方に試合を終わらせて貰い嬉しかった、です」
「そっスか」
タリウムさんはちょっとぶっきらぼうに私の隣に座って、短く返事をしました。
ち、近いです。仮想空間ではもっと密着していましたけど、あくまで仮想空間であって私達はアバターであって、現実でこんなお近くにいらっしゃるなんて……!
「あぁ、そうだ。忘れないうちに」
私が悶々と考え込んでいる間に、タリウムさんは腰のポーチから何かを取り出しました。
「これ、受け取って欲しいっス」
それは銀色の腕輪です。表面も裏側もつるつるとしていて、留め具はなく、腕を通す為に途中で輪が切れているシルバーバングル。
それを私に差し出してきたのです。
「も、も、貰ってしまっていいのですか!?」
「ウミヘビから変な物受け取ったら気色悪いかもっスけど」
「いえいえ、そんな事ありません!」
「それはよかった。えーと、試合に巻き込んでしまったお詫び、みたいなものなんで。装飾性のない、シンプルなバングルっスけど。怪しいって思うなら、検査でも鑑定でも廃棄でもお好きにどうぞっス」
「そんな事はしませんし、させませんっ!」
「そっスか」
私は受け取ったシルバーバングルを早速、腕輪型リモコンを付けていない方の右手首に付けてみました。バングルは私の手首にぴったりとくっ付きます。サイズが完璧です。
ざっと見ても触れても身に付けても、シルバーバングルに細工があるようには感じませんでした。軽くて厚みも然程なく、これでバングルの中側に何か仕込んでいたとしたら凄い技術になります。
何よりタリウムさんから直接頂いたバングルです! 押収されたく、ありません! 上官向けに私が保持する有用性の説明を考えておかなくては!
「あの、タリウムさんはお詫びをする為に私を呼んでくれたのですか?」
「言っておきますが、俺の発案じゃないっスよ。水銀さんがあーだこーだ手を回してセッティングをして、今に至ります。俺から渡すのが一番詫びになるとか?」
どうやらシルバーバングルの用意も、海辺にタリウムさんを連れてきたのも水銀さんが色々考えてくれた結果なようです。私がタリウムさんに好意を抱いているのバレバレでしたしね……。
女性的な柔らかな口調で喋るお方だからか、乙女心の理解が深過ぎる……。
ちなみにこの海辺にあるガゼボやベンチは、クスシやウミヘビが夕日をまったり楽しめるようにと所長が設置したんだとか。私は所長の姿も名前も知らないのですが、ロマンチストな方なのかも。
「クリスさんがアバトンに来たのは、俺達ウミヘビを知りたかったからでしょう? 大した事は話せないスが、訊きたい事があれば答えるっスよ」
えっ! 質問!?
いえ、そもそも私達は視察に来たのですから、答えてくれるのならば訊かなくてはいけませんよね! 何を訊くのが有用でしょうか!? えーっと、えーっと……!
「ご、ご趣味は……!?」
「趣味……?」
はわわっ!
つい私の欲望丸出しの質問をしてしまいました……!
「趣味、なんスかねぇ? 趣味、俺の趣味……?」
タリウムさんは私のトンチキな質問も真面目に考えてくださっています。でも趣味が思い浮かばないようで首を傾げっぱなしです。
きっとタリウムさんはお仕事にストイックな方なんですね。
「趣味ではなく、お好きな食べ物とかでも! いつかバングルのお返しをしたいので!」
「それだと詫びにならないんスけど……。食べ物は、辛い物が」
「辛い物がお好きなんですね!?」
「いや、単に辛い物ぐらいしか味がわからないってだけっス」
……えっ?
辛い物しか、味がわからない?
「み、味覚障害でしたか? 配慮のない質問をして、ごめんなさい……」
「気にしなくていいっスよ。俺は飯を食う習慣が最近やっと付いてきた、覚えが悪い男ってだけっス」
タリウムさんはそう言っていますが、厳密に言うと味覚には、辛味を感じる機能はありません。
辛いと感じているその感覚は、痛覚です。
なのでタリウムさんには恐らく、身体的な理由で味覚がないか、精神的な理由で感じられないのだと思います。
「あの、その、差し支えなければ、ラボにいらっしゃる前の話をお訊きしても……?」
「ラボに来る前っスか」
答えてくれるでしょうか?
これはウミヘビの事を調査する為というよりも、タリウムさん自身の事が知りたくて、訊いてしまいました。彼のバックボーンには一体、何があるのでしょう?
「その頃の俺は、ただ毎日殺して」
するとタリウムさんはベンチの手摺りに手の平を置いて、人差し指でトントンと叩き始めました。
「殺して、殺して、殺して、殺して、殺して」
トン。トン。トン。トン。
ただ機械的に、無心に、他意なく。雑草を抜く時と同じように、ただの単純作業として。
「言われるがまま命じられるがまま、昼もなく夜もなく、ターゲットの喉笛を引き裂いて心の臓を貫いて、殺していた」
人を殺していたのだと、仰ってくださいました。
穏やかな波の音もよく聞こえますし、海面にはその美しい夜空が鏡のように映っていて、境界線が曖昧に見えます。全てがキラキラと眩しいです。
「お嬢さん。こっちよ、こっち」
水銀さんは約束通り、島の西側に位置する海辺で私と付き添いのモーズさんを待っていました。
そして彼の隣にはなんと、タリウムさんが、いらっしゃいます! しかも黒マスクを外していて素顔を月明かりの下に晒しています!
「ここ、とーっても綺麗でしょう?」
「は、はい! とても綺麗です!」
特に夜の海をバッグに佇むタリウムさんお綺麗……なんて口には出せないので、私はひたすら水銀さんに向けて頷きます。
「さ、邪魔者は撤収。モーズも来なさいな」
「えっ。私は監視役として離れる訳には……」
「少し距離を置くだけよ。いいから来なさいな」
え、えええ!?
水銀さんは問答無用でモーズさんを連れ離れてしまいました! そして私の姿が見える距離にある海辺のベンチに座ってしまいます。
つまり私はタリウムさんと、2人きりになってしまいました。
「あっ、た、た、タリウム、さん! こ、こんばんは!」
「どもっス」
挨拶をするだけで噛み噛みになってしまっています。うう、恥ずかしい。
「クリス……さんでしたっけ?」
「はっ、はい! お名前を覚えていただき、嬉しいです!」
「そんな大袈裟な」
タリウムさんはそう言いながら、私を近場のガゼボにエスコートをしてくれます。
しかも中のベンチにハンカチを敷いて、私が座るスペースを気遣ってくださいます! うぅ、また心音がドキドキしてきました……!
「えっと、今日は仮想空間での試合、お疲れ様でした! その、正直、怖かったので、貴方に試合を終わらせて貰い嬉しかった、です」
「そっスか」
タリウムさんはちょっとぶっきらぼうに私の隣に座って、短く返事をしました。
ち、近いです。仮想空間ではもっと密着していましたけど、あくまで仮想空間であって私達はアバターであって、現実でこんなお近くにいらっしゃるなんて……!
「あぁ、そうだ。忘れないうちに」
私が悶々と考え込んでいる間に、タリウムさんは腰のポーチから何かを取り出しました。
「これ、受け取って欲しいっス」
それは銀色の腕輪です。表面も裏側もつるつるとしていて、留め具はなく、腕を通す為に途中で輪が切れているシルバーバングル。
それを私に差し出してきたのです。
「も、も、貰ってしまっていいのですか!?」
「ウミヘビから変な物受け取ったら気色悪いかもっスけど」
「いえいえ、そんな事ありません!」
「それはよかった。えーと、試合に巻き込んでしまったお詫び、みたいなものなんで。装飾性のない、シンプルなバングルっスけど。怪しいって思うなら、検査でも鑑定でも廃棄でもお好きにどうぞっス」
「そんな事はしませんし、させませんっ!」
「そっスか」
私は受け取ったシルバーバングルを早速、腕輪型リモコンを付けていない方の右手首に付けてみました。バングルは私の手首にぴったりとくっ付きます。サイズが完璧です。
ざっと見ても触れても身に付けても、シルバーバングルに細工があるようには感じませんでした。軽くて厚みも然程なく、これでバングルの中側に何か仕込んでいたとしたら凄い技術になります。
何よりタリウムさんから直接頂いたバングルです! 押収されたく、ありません! 上官向けに私が保持する有用性の説明を考えておかなくては!
「あの、タリウムさんはお詫びをする為に私を呼んでくれたのですか?」
「言っておきますが、俺の発案じゃないっスよ。水銀さんがあーだこーだ手を回してセッティングをして、今に至ります。俺から渡すのが一番詫びになるとか?」
どうやらシルバーバングルの用意も、海辺にタリウムさんを連れてきたのも水銀さんが色々考えてくれた結果なようです。私がタリウムさんに好意を抱いているのバレバレでしたしね……。
女性的な柔らかな口調で喋るお方だからか、乙女心の理解が深過ぎる……。
ちなみにこの海辺にあるガゼボやベンチは、クスシやウミヘビが夕日をまったり楽しめるようにと所長が設置したんだとか。私は所長の姿も名前も知らないのですが、ロマンチストな方なのかも。
「クリスさんがアバトンに来たのは、俺達ウミヘビを知りたかったからでしょう? 大した事は話せないスが、訊きたい事があれば答えるっスよ」
えっ! 質問!?
いえ、そもそも私達は視察に来たのですから、答えてくれるのならば訊かなくてはいけませんよね! 何を訊くのが有用でしょうか!? えーっと、えーっと……!
「ご、ご趣味は……!?」
「趣味……?」
はわわっ!
つい私の欲望丸出しの質問をしてしまいました……!
「趣味、なんスかねぇ? 趣味、俺の趣味……?」
タリウムさんは私のトンチキな質問も真面目に考えてくださっています。でも趣味が思い浮かばないようで首を傾げっぱなしです。
きっとタリウムさんはお仕事にストイックな方なんですね。
「趣味ではなく、お好きな食べ物とかでも! いつかバングルのお返しをしたいので!」
「それだと詫びにならないんスけど……。食べ物は、辛い物が」
「辛い物がお好きなんですね!?」
「いや、単に辛い物ぐらいしか味がわからないってだけっス」
……えっ?
辛い物しか、味がわからない?
「み、味覚障害でしたか? 配慮のない質問をして、ごめんなさい……」
「気にしなくていいっスよ。俺は飯を食う習慣が最近やっと付いてきた、覚えが悪い男ってだけっス」
タリウムさんはそう言っていますが、厳密に言うと味覚には、辛味を感じる機能はありません。
辛いと感じているその感覚は、痛覚です。
なのでタリウムさんには恐らく、身体的な理由で味覚がないか、精神的な理由で感じられないのだと思います。
「あの、その、差し支えなければ、ラボにいらっしゃる前の話をお訊きしても……?」
「ラボに来る前っスか」
答えてくれるでしょうか?
これはウミヘビの事を調査する為というよりも、タリウムさん自身の事が知りたくて、訊いてしまいました。彼のバックボーンには一体、何があるのでしょう?
「その頃の俺は、ただ毎日殺して」
するとタリウムさんはベンチの手摺りに手の平を置いて、人差し指でトントンと叩き始めました。
「殺して、殺して、殺して、殺して、殺して」
トン。トン。トン。トン。
ただ機械的に、無心に、他意なく。雑草を抜く時と同じように、ただの単純作業として。
「言われるがまま命じられるがまま、昼もなく夜もなく、ターゲットの喉笛を引き裂いて心の臓を貫いて、殺していた」
人を殺していたのだと、仰ってくださいました。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
やっちん先生
壺の蓋政五郎
大衆娯楽
昔は小使いさんて呼ばれていました。今は技能員です。学校ではやっちん先生と呼ばれています。
鎌倉八幡高校で技能員をしている徳田安男29歳。生徒からはやっちん先生と慕われている。夏休み前に屋上の防水工事が始まる。業者の案内に屋上に上がる。二か所ある屋上出口は常時施錠している。鍵を開けて屋上に出る。フェンスの破れた所がある。それは悲しい事件の傷口である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる