160 / 600
第九章 《植物型》攻略編
第158話 不老不死
しおりを挟む
チッ、チッ、チッ、チッ、チッ
孤児院の食堂の壁にかけられた時計の秒針が、規則正しく動いている。
その動きを、長机の端の席に座っていたモーズは、ぼんやりと眺めていた。
「モーズ、どうしたの?」
そんな心ここにあらずといったモーズへ、フランチェスコが声をかけてきた。
10歳になったばかりの、幼い姿の、フランチェスコ。
「寝不足? 昨日も勉強頑張っていたものね」
「勉強。いや、私は勉強というより研究を……。発表の為の準備を……」
「私? モーズってばいつからそんな畏まった口調になったの」
「え、ええと。違うんだ、フランチェスコ、私は」
「呼び方まで畏っちゃってるよ。『キコ』。僕のことは『キコ』って、呼んで?」
フランチェスコは苦笑しながらモーズの隣の席に座ってきて、長机の上に埃を被った本を乗せる。
「ねぇ、モーズ見て見て。すごい発見をしたよ。ほら、これ」
表紙も痛んでいて中の紙は黄ばんでいて、随分と年季が入っている本。
その本のタイトルは、《万能薬辞典》。何故だか薬と関係のない魔法陣も描かれている。
「万能薬辞典……? あやしい」
「でも興味深いよ、コレ」
表紙の印象に違わず、中身もヘンテコであった。
賢者の石。エリクサー。ポーション。ユニコーンの角。仙丹。ユグドラシルの葉。ネクター。アムリタ。ソーマ。変若水。テリアカ……。
現実味が薄いものばかりで、どちらかと言うとファンタジー小説やバーチャルゲームを作る際に活用する、アイデア辞典に思える。効果の説明もどれも不老不死になれるだとか、どんな毒でも解毒するだとかあやゆる病を治すだとか、それが簡単に叶えば苦労しないと子供ながら呆れてしまうレベルの荒唐無稽さ。
「決めた! 僕はこの辞典にのっている万能薬を、現実にしてみせるっ」
しかし《万能薬》という概念を初めて知ったフランチェスコは、この本をキッカケに将来の夢を決めていた。
そう、夢を。
「これを作れたら皆んな不老不死になれるんだ! 病気なんて怖くなくなる! それってすごく、素敵なことだよね!」
満面の笑みを浮かべた顔をモーズへ向けてくるフランチェスコ。同意を求められている。そうとわかっていても、モーズは頷けなかった。
何だかとても、違和感がある。
「……モーズ? 手伝って、くれないの?」
「て、手伝う……」
「僕に任せてたら、本筋から脱線して戻ってこなさそうだからって、前は心配してたのに」
フランチェスコは椅子を引きずって、モーズと距離を詰めてくる。
「2人でならきっと頑張れるから! いつもみたく、競おうよ」
「……どっちが先に、『珊瑚』を、やっつけられるか」
「違う違う!」
そこでフランチェスコは《万能薬辞典》のページを捲り、ある1ページを指差した。
そこには賢者の石の原材料とも謳われる、寄生菌『珊瑚』についての記述が載っている。
「ほらここ! 『珊瑚』にこそ不老不死の秘訣があるって書いてあるでしょ? だから『珊瑚』を元に薬を作ろうよ、モーズ! ……ね?」
長机の上に意味なく置いていたモーズの手を掴み、フランチェスコは同意を迫ってくる。
しかしモーズはその手を払いのけ、椅子から立ち上がって後ずさった。
「君は、誰だ」
目の前にいるフランチェスコが、フランチェスコの姿をした別人だと、悟ったから。
◆
「無理だ無理! 俺には無理!」
大木と化した《植物型》の側にて。
院長3人に詰め寄られたホルムアルデヒドは、両手を大袈裟に振って全力で拒否をしていた。
「貴様がホルムアルデヒドである以上、これが最善よ。そうでなくともウミヘビは菌床処分が仕事であろう? 役目は真っ当せねばな」
「同感だ。こうして話している時間も無駄だ。さっさと取り組め」
「君の手を借りる事が一番、早く処分が終わるんだ。どうかお願いするよ、ホルムアルデヒドくん」
ホルムアルデヒドが幾ら嫌がっていても、3人は彼の力を、毒素を求める。
特にジョンは絶対に逃さんと言わんばかりにホルムアルデヒドの腕を掴み、こう断言した。
「ホルムアルデヒドを用いた『燻蒸殺菌』! この手を使わない手なぞ、ない!!」
『燻蒸殺菌』。
密閉空間でガスを散布し、有害生物を燻すことだ。虫の駆除または細菌、ウイルス、カビの殺菌を目的として用いる、よくある手法(※家庭用バルサンも燻蒸殺菌の一種である)。この手法は普通、芽胞を生成していない対象に使う。
――ただし。
このガスにホルムアルデヒドを用いた場合、話が変わってくる。何せホルムアルデヒドの殺菌作用は強く、【芽胞】を死滅させられる力を持っているからだ。
つまり深紅に染まったこの《植物型》を、不活性のまま死滅できる。
それだけの毒性が、ホルムアルデヒドにはある。
「俺の毒素なんだ、殺菌作用があるなんてこと重々承知しているけどさぁ! 辺りの人間も巻き込むだろ!?」
「パウル達含めて今日は皆、フェイスマスクを付けている。多少のガスは耐えられるよ。万が一の事があっても、医師である私が対処しよう」
「それでも! このデカさじゃ殺菌しきる前に活性化するだろ! そしたら周りは勿論、《植物型》の中にいるアイツらだって襲われるじゃないか!」
「パウルとモーズくんはクスシだ。防衛手段を持っている。そして柴三郎も軍属経験者、しばらくの間は自衛ができるよ」
「けど、だからって《植物型》を刺激しちまったら、俺……絶対に怪我するんだけど!?」
「ご覧なさいアニリン。あれが戦闘訓練をサボったウミヘビの末路ですよ。反面教師にしましょうか」
「そんな蔑んだ目で見ねぇでくれよ!!」
ロベルトが都度、不安要素を否定しても拒否し、最終的には己の怪我を恐れるホルムアルデヒドに対し、セレンはアニリンの頭を撫でながら冷ややかな目で見詰めている。
「怪我するって事は《青い血》を撒き散らしちまうって事だ! そっちの方が大惨事になるだろうよ!? クスシの許可なく毒霧まくのも規約外だ! 大気汚染するんだぞ!?」
「幸いな事にこの場にいるクスシの1人はパウル。ロベルト院長の許可があれば見逃してくれるだろうよ」
「違いない。弟子は師匠の言うことを聞くものだ。早く『毒霧』とやらをしろ」
「ロベルト院長本人が言うんならともかく、部外者が言うとか無責任んんんっ!!」
責任なぞそっちのけで好き勝手喋るルイとジョンに嘆くホルムアルデヒド。
本日三度目の絶望である。
「ホルムアルデヒドくん。《植物型》が【大型】を保てるだけの養分を蓄え、強力になってしまったら、閉じ込められているだろうパウル達はきっと助からない。罰ならば私が幾らでも受けよう。だから君の力を、貸して欲しい」
そんな中、ロベルトに頭を下げられ真摯に頼まれてしまえば、ホルムアルデヒドは言葉に詰まる。
会場は軍が警備をしていて、大気汚染をしてしまってもフォローできる体勢は整えられている。加えて院長クラスの医師が数多いる。もしも毒霧や《青い血》によって毒素を受けた者が出たとして、対処は可能。
その条件下で、いつまでも懇願を無碍にできるほど、ホルムアルデヒドは無神経ではない。
よって、彼は腹を括った。
「……っ。……っ! 1つ、条件がある……!」
孤児院の食堂の壁にかけられた時計の秒針が、規則正しく動いている。
その動きを、長机の端の席に座っていたモーズは、ぼんやりと眺めていた。
「モーズ、どうしたの?」
そんな心ここにあらずといったモーズへ、フランチェスコが声をかけてきた。
10歳になったばかりの、幼い姿の、フランチェスコ。
「寝不足? 昨日も勉強頑張っていたものね」
「勉強。いや、私は勉強というより研究を……。発表の為の準備を……」
「私? モーズってばいつからそんな畏まった口調になったの」
「え、ええと。違うんだ、フランチェスコ、私は」
「呼び方まで畏っちゃってるよ。『キコ』。僕のことは『キコ』って、呼んで?」
フランチェスコは苦笑しながらモーズの隣の席に座ってきて、長机の上に埃を被った本を乗せる。
「ねぇ、モーズ見て見て。すごい発見をしたよ。ほら、これ」
表紙も痛んでいて中の紙は黄ばんでいて、随分と年季が入っている本。
その本のタイトルは、《万能薬辞典》。何故だか薬と関係のない魔法陣も描かれている。
「万能薬辞典……? あやしい」
「でも興味深いよ、コレ」
表紙の印象に違わず、中身もヘンテコであった。
賢者の石。エリクサー。ポーション。ユニコーンの角。仙丹。ユグドラシルの葉。ネクター。アムリタ。ソーマ。変若水。テリアカ……。
現実味が薄いものばかりで、どちらかと言うとファンタジー小説やバーチャルゲームを作る際に活用する、アイデア辞典に思える。効果の説明もどれも不老不死になれるだとか、どんな毒でも解毒するだとかあやゆる病を治すだとか、それが簡単に叶えば苦労しないと子供ながら呆れてしまうレベルの荒唐無稽さ。
「決めた! 僕はこの辞典にのっている万能薬を、現実にしてみせるっ」
しかし《万能薬》という概念を初めて知ったフランチェスコは、この本をキッカケに将来の夢を決めていた。
そう、夢を。
「これを作れたら皆んな不老不死になれるんだ! 病気なんて怖くなくなる! それってすごく、素敵なことだよね!」
満面の笑みを浮かべた顔をモーズへ向けてくるフランチェスコ。同意を求められている。そうとわかっていても、モーズは頷けなかった。
何だかとても、違和感がある。
「……モーズ? 手伝って、くれないの?」
「て、手伝う……」
「僕に任せてたら、本筋から脱線して戻ってこなさそうだからって、前は心配してたのに」
フランチェスコは椅子を引きずって、モーズと距離を詰めてくる。
「2人でならきっと頑張れるから! いつもみたく、競おうよ」
「……どっちが先に、『珊瑚』を、やっつけられるか」
「違う違う!」
そこでフランチェスコは《万能薬辞典》のページを捲り、ある1ページを指差した。
そこには賢者の石の原材料とも謳われる、寄生菌『珊瑚』についての記述が載っている。
「ほらここ! 『珊瑚』にこそ不老不死の秘訣があるって書いてあるでしょ? だから『珊瑚』を元に薬を作ろうよ、モーズ! ……ね?」
長机の上に意味なく置いていたモーズの手を掴み、フランチェスコは同意を迫ってくる。
しかしモーズはその手を払いのけ、椅子から立ち上がって後ずさった。
「君は、誰だ」
目の前にいるフランチェスコが、フランチェスコの姿をした別人だと、悟ったから。
◆
「無理だ無理! 俺には無理!」
大木と化した《植物型》の側にて。
院長3人に詰め寄られたホルムアルデヒドは、両手を大袈裟に振って全力で拒否をしていた。
「貴様がホルムアルデヒドである以上、これが最善よ。そうでなくともウミヘビは菌床処分が仕事であろう? 役目は真っ当せねばな」
「同感だ。こうして話している時間も無駄だ。さっさと取り組め」
「君の手を借りる事が一番、早く処分が終わるんだ。どうかお願いするよ、ホルムアルデヒドくん」
ホルムアルデヒドが幾ら嫌がっていても、3人は彼の力を、毒素を求める。
特にジョンは絶対に逃さんと言わんばかりにホルムアルデヒドの腕を掴み、こう断言した。
「ホルムアルデヒドを用いた『燻蒸殺菌』! この手を使わない手なぞ、ない!!」
『燻蒸殺菌』。
密閉空間でガスを散布し、有害生物を燻すことだ。虫の駆除または細菌、ウイルス、カビの殺菌を目的として用いる、よくある手法(※家庭用バルサンも燻蒸殺菌の一種である)。この手法は普通、芽胞を生成していない対象に使う。
――ただし。
このガスにホルムアルデヒドを用いた場合、話が変わってくる。何せホルムアルデヒドの殺菌作用は強く、【芽胞】を死滅させられる力を持っているからだ。
つまり深紅に染まったこの《植物型》を、不活性のまま死滅できる。
それだけの毒性が、ホルムアルデヒドにはある。
「俺の毒素なんだ、殺菌作用があるなんてこと重々承知しているけどさぁ! 辺りの人間も巻き込むだろ!?」
「パウル達含めて今日は皆、フェイスマスクを付けている。多少のガスは耐えられるよ。万が一の事があっても、医師である私が対処しよう」
「それでも! このデカさじゃ殺菌しきる前に活性化するだろ! そしたら周りは勿論、《植物型》の中にいるアイツらだって襲われるじゃないか!」
「パウルとモーズくんはクスシだ。防衛手段を持っている。そして柴三郎も軍属経験者、しばらくの間は自衛ができるよ」
「けど、だからって《植物型》を刺激しちまったら、俺……絶対に怪我するんだけど!?」
「ご覧なさいアニリン。あれが戦闘訓練をサボったウミヘビの末路ですよ。反面教師にしましょうか」
「そんな蔑んだ目で見ねぇでくれよ!!」
ロベルトが都度、不安要素を否定しても拒否し、最終的には己の怪我を恐れるホルムアルデヒドに対し、セレンはアニリンの頭を撫でながら冷ややかな目で見詰めている。
「怪我するって事は《青い血》を撒き散らしちまうって事だ! そっちの方が大惨事になるだろうよ!? クスシの許可なく毒霧まくのも規約外だ! 大気汚染するんだぞ!?」
「幸いな事にこの場にいるクスシの1人はパウル。ロベルト院長の許可があれば見逃してくれるだろうよ」
「違いない。弟子は師匠の言うことを聞くものだ。早く『毒霧』とやらをしろ」
「ロベルト院長本人が言うんならともかく、部外者が言うとか無責任んんんっ!!」
責任なぞそっちのけで好き勝手喋るルイとジョンに嘆くホルムアルデヒド。
本日三度目の絶望である。
「ホルムアルデヒドくん。《植物型》が【大型】を保てるだけの養分を蓄え、強力になってしまったら、閉じ込められているだろうパウル達はきっと助からない。罰ならば私が幾らでも受けよう。だから君の力を、貸して欲しい」
そんな中、ロベルトに頭を下げられ真摯に頼まれてしまえば、ホルムアルデヒドは言葉に詰まる。
会場は軍が警備をしていて、大気汚染をしてしまってもフォローできる体勢は整えられている。加えて院長クラスの医師が数多いる。もしも毒霧や《青い血》によって毒素を受けた者が出たとして、対処は可能。
その条件下で、いつまでも懇願を無碍にできるほど、ホルムアルデヒドは無神経ではない。
よって、彼は腹を括った。
「……っ。……っ! 1つ、条件がある……!」
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる