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第九章 《植物型》攻略編
第167話 新たな縁
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瞼を開けば、梟のマスクをした男性医師が自分を覗き込んでいた。
「あぁ、よかった。目が覚めたんだね」
「ロベルト、院長……」
梟のマスクを付けた男性医師、ロベルト。
彼の周囲には他にも白鳥のマスクを付けたルイや、チェッカー柄のマスクを付けたジョンの姿もある。
「何だ、待てば起きるとは。時間の無駄だったな」
「そう言うのならば事情聴取を受けてきたらどうだ、ジョン院長。そこで警察が待っておるぞ」
「そちらの方が更に時間の無駄だ」
ジョンとルイが何やら喋っているが、寝起きだからか内容が頭の中に入ってこない。
モーズは状況を把握できないまま、ゆっくりと上体を上げた。
「私は眠って、いたのか……?」
「モーズくんは電波障害の余波とかで、頭に電気による衝撃を受けてしまったらしいんだ。脳外科医のルチルくんが診てくれて……あれ、いなくなってしまったね」
ロベルトが周囲を見回してルチルを探すが、彼は既に忽然と姿を消していたらしく、どこにもいなかった。
ルチル。眩い金髪に金眼を持つ外科医。ついさっき、彼の声を聞いた気がするが、思い出せない。
(何だか、妙な夢を見ていた、ような)
《植物型》の樹洞からどう脱出しようか柴三郎と話し合っていたのは覚えているのだが、その先の記憶が飛んでいる。
いつの間にか樹洞の外へ出られている上に、いつの間にか菌床処分が終わっている。パウルは柴三郎に背負われた状態で眠っていて、彼の近くにはアニリン達の他、初めて見るウミヘビの姿もある。何が何だかわからなかった。
そんな中、知った顔であるセレンが駆け寄ってくれた事により、モーズは少し安堵感を覚える。
「モーズ先生! おはようございます! 気分はいかがでしょうか? 念の為、病院に行きますか?」
「あぁ、セレン。今、何時……」
まずはどのぐらいの間、眠っていたのか確認しようとしたその時、
「あっ! 起きられた! 英雄が目覚めたぞ!」
「モーズ先生、今回の街中菌床について意見を!」
「犠牲者を出さなかった秘訣を!」
「感染者についてお話を!」
「是非インタビューを!」
コンベンションセンターの敷地の外、規制線が張られた内側に入ってこようとする、各々の放送局のロゴが描かれた腕章を付けた、マスコミの大群の存在に気付き、モーズは即座に立ち上がった。
「セレン、帰ろう」
「そうですね」
警備員がマスコミを引き留めている間に逃げなければ、モーズはセレンが持っていたフェイスマスクを手早く付け直す。
しかし駐車場に向かう前に、自分を診てくれたというロベルト達へ深々と頭を下げた。
「ロベルト院長、皆さんもお世話になりました。私はこれで。あ、その前に、柴三郎に連絡先を伝えるという話だったか」
「おお! 覚えとってくれて嬉しか「寄越せ」
モーズが柴三郎に向けて掲げた携帯端末。
柴三郎がパウルを背中から下ろしブルーシートの上に寝かせ、自分の携帯端末を出す前に、それは何故かそれはジョンの手に渡ってしまった。しかも携帯端末は本人認証が終わりロックが解除された後の画面なので、他人でも好き勝手に弄れる。
「割り込みされた……」
「何だ何だ、連絡先か。吾輩にも教えろ」
しかもジョンが一方的に連絡先を交換する操作をした後には、今度はルイの手中に移動し、またもや一方的に連絡先を交換させられている。
「なして先約のわいが後回しにされてるん……?」
「私のプライバシー……」
その日、モーズの携帯端末の連絡帳には3人分のデータが増えたのだった。
◇
帰りの空陸両用車の中で、モーズはパラスのコンベンションセンターではできなかった状況の整理を行なっていた。
「途中から記憶がなくなっているのだが、菌糸により標本が壊されてしまって? パウルさんは貧血で寝ていて? そこの君は、ええと……?」
「ペンタクロロフェノール。初めましてなんだゾ」
「初めまして、だな。私の名はモーズだ」
いつの間にか増えていたウミヘビ、白い長髪を1つに束ねた美男子ペンタクロロフェノールに、モーズは軽く会釈を済ませて挨拶をする。
互いに自己紹介を終えたところで、ペンタクロロは座席から立つとずいとモーズへにじり寄った。
「お前、ホルムに酒奢ったって? 次は俺にも呑ませるんだゾ」
「えっ」
「すみませんモーズ先生。1回だけお願いします……」
「頼み事する時に限って下手に出るとか、いやらしいですねぇ」
ペンタクロロの願いを聞いてくれるよう、両手を合わせて頼み込むホルムアルデヒドの姿に、セレンは冷ややかな目を向けている。
正直セレンも人の事を言えたものではないのだが、頼み事をしたい時は局地的にではなく常日頃から尽くすべき、をモットーにしているので、ホルムアルデヒドの自分の都合によって態度を変える所が気に食わないのだ。
ペンタクロロが一方的に約束を取り付けている最中、車内の後部座席では、横になって熟睡しているパウルに向けて、アニリンが少々舌足らずな言葉をかけていた。
「先生、先生」
アニリンが声をかけてもパウルは目覚めない。尤も別にそれで構わなかった。
「かっこよかったよ。パウル先生」
ただ、今この場で、アニリンが思ったことを言いたかった。思ったら、口に出さずには要られないから。そしてこの思いこそが、アニリンがパウルを慕う、理由だ。
それから1時間後。
貧血が回復し、目覚めたパウルは車内で嘆いていた。
「なんでもう車に乗ってんの!? 発車してんの!? ロベルト院長に別れの挨拶できなかったんだけど!?」
「マスコミに囲まれそうになったので……。パウルさんもぐっすり眠っておられましたし。ロベルト院長と柴三郎から『お大事に』との言伝をいただいております。それから、『無理はするな』と」
「あぁ、うん、そっか。……そっか」
モーズに詰め寄って自分の知らぬ間に帰路についている事を責めるが、2人から言伝を貰っていた……つまりモーズはパウルの分まできちんと挨拶をすませてからパラス国を発ったのだとわかって、怒りを鎮めた。
「で? 何でお前寝てたの?」
即座に別の件でまた詰め寄ったが。
「それが、途中から全く記憶がなくて、私も何が何だか……」
「ふぅ~ん? 危険地帯で眠りこけるとか、い~い根性しているね~?」
これに関しては記憶がまるきりない為、弁明のしようがなくモーズはプレッシャーを放つパウルから顔をそらすしかできなかった。
すると、顔をそらした先にいたセレンにこんな事を言われる。
「モーズ先生、攫われそうになっていましたよ? 今後も気を付けてくださいね」
「えっ」
「あぁ、なんかフルグライトとかいう奴に執着されてたよね。お前あのオッサンに何かしたの?」
「お、覚えが何も……。フルグライトという方とは初めて会う方で、学会でのやり取り以外、何の接点も……」
眠っている間に起きていた、知らない事が増えて困惑するモーズ。先程、状況を整理したばかりだというのに、頭の上にまた疑問符が浮かんでしまう。
ピロリン♪
そんな中、パウルの白衣のポケットから着信音が聞こえた。彼の携帯端末にメールが届いたのだ。パウルはポケットから携帯端末を取り出し、そのメールの内容を確認する。
「ふぅん。ルイ院長も甘いなぁ」
するとパウルは携帯端末の画面をモーズに向け、
「研究発表の審査、通してくれたってよ」
審査役のルイが下した、『第35回特殊学会研究発表、審査通過』という件名を見せてくれた。
「あぁ、よかった。目が覚めたんだね」
「ロベルト、院長……」
梟のマスクを付けた男性医師、ロベルト。
彼の周囲には他にも白鳥のマスクを付けたルイや、チェッカー柄のマスクを付けたジョンの姿もある。
「何だ、待てば起きるとは。時間の無駄だったな」
「そう言うのならば事情聴取を受けてきたらどうだ、ジョン院長。そこで警察が待っておるぞ」
「そちらの方が更に時間の無駄だ」
ジョンとルイが何やら喋っているが、寝起きだからか内容が頭の中に入ってこない。
モーズは状況を把握できないまま、ゆっくりと上体を上げた。
「私は眠って、いたのか……?」
「モーズくんは電波障害の余波とかで、頭に電気による衝撃を受けてしまったらしいんだ。脳外科医のルチルくんが診てくれて……あれ、いなくなってしまったね」
ロベルトが周囲を見回してルチルを探すが、彼は既に忽然と姿を消していたらしく、どこにもいなかった。
ルチル。眩い金髪に金眼を持つ外科医。ついさっき、彼の声を聞いた気がするが、思い出せない。
(何だか、妙な夢を見ていた、ような)
《植物型》の樹洞からどう脱出しようか柴三郎と話し合っていたのは覚えているのだが、その先の記憶が飛んでいる。
いつの間にか樹洞の外へ出られている上に、いつの間にか菌床処分が終わっている。パウルは柴三郎に背負われた状態で眠っていて、彼の近くにはアニリン達の他、初めて見るウミヘビの姿もある。何が何だかわからなかった。
そんな中、知った顔であるセレンが駆け寄ってくれた事により、モーズは少し安堵感を覚える。
「モーズ先生! おはようございます! 気分はいかがでしょうか? 念の為、病院に行きますか?」
「あぁ、セレン。今、何時……」
まずはどのぐらいの間、眠っていたのか確認しようとしたその時、
「あっ! 起きられた! 英雄が目覚めたぞ!」
「モーズ先生、今回の街中菌床について意見を!」
「犠牲者を出さなかった秘訣を!」
「感染者についてお話を!」
「是非インタビューを!」
コンベンションセンターの敷地の外、規制線が張られた内側に入ってこようとする、各々の放送局のロゴが描かれた腕章を付けた、マスコミの大群の存在に気付き、モーズは即座に立ち上がった。
「セレン、帰ろう」
「そうですね」
警備員がマスコミを引き留めている間に逃げなければ、モーズはセレンが持っていたフェイスマスクを手早く付け直す。
しかし駐車場に向かう前に、自分を診てくれたというロベルト達へ深々と頭を下げた。
「ロベルト院長、皆さんもお世話になりました。私はこれで。あ、その前に、柴三郎に連絡先を伝えるという話だったか」
「おお! 覚えとってくれて嬉しか「寄越せ」
モーズが柴三郎に向けて掲げた携帯端末。
柴三郎がパウルを背中から下ろしブルーシートの上に寝かせ、自分の携帯端末を出す前に、それは何故かそれはジョンの手に渡ってしまった。しかも携帯端末は本人認証が終わりロックが解除された後の画面なので、他人でも好き勝手に弄れる。
「割り込みされた……」
「何だ何だ、連絡先か。吾輩にも教えろ」
しかもジョンが一方的に連絡先を交換する操作をした後には、今度はルイの手中に移動し、またもや一方的に連絡先を交換させられている。
「なして先約のわいが後回しにされてるん……?」
「私のプライバシー……」
その日、モーズの携帯端末の連絡帳には3人分のデータが増えたのだった。
◇
帰りの空陸両用車の中で、モーズはパラスのコンベンションセンターではできなかった状況の整理を行なっていた。
「途中から記憶がなくなっているのだが、菌糸により標本が壊されてしまって? パウルさんは貧血で寝ていて? そこの君は、ええと……?」
「ペンタクロロフェノール。初めましてなんだゾ」
「初めまして、だな。私の名はモーズだ」
いつの間にか増えていたウミヘビ、白い長髪を1つに束ねた美男子ペンタクロロフェノールに、モーズは軽く会釈を済ませて挨拶をする。
互いに自己紹介を終えたところで、ペンタクロロは座席から立つとずいとモーズへにじり寄った。
「お前、ホルムに酒奢ったって? 次は俺にも呑ませるんだゾ」
「えっ」
「すみませんモーズ先生。1回だけお願いします……」
「頼み事する時に限って下手に出るとか、いやらしいですねぇ」
ペンタクロロの願いを聞いてくれるよう、両手を合わせて頼み込むホルムアルデヒドの姿に、セレンは冷ややかな目を向けている。
正直セレンも人の事を言えたものではないのだが、頼み事をしたい時は局地的にではなく常日頃から尽くすべき、をモットーにしているので、ホルムアルデヒドの自分の都合によって態度を変える所が気に食わないのだ。
ペンタクロロが一方的に約束を取り付けている最中、車内の後部座席では、横になって熟睡しているパウルに向けて、アニリンが少々舌足らずな言葉をかけていた。
「先生、先生」
アニリンが声をかけてもパウルは目覚めない。尤も別にそれで構わなかった。
「かっこよかったよ。パウル先生」
ただ、今この場で、アニリンが思ったことを言いたかった。思ったら、口に出さずには要られないから。そしてこの思いこそが、アニリンがパウルを慕う、理由だ。
それから1時間後。
貧血が回復し、目覚めたパウルは車内で嘆いていた。
「なんでもう車に乗ってんの!? 発車してんの!? ロベルト院長に別れの挨拶できなかったんだけど!?」
「マスコミに囲まれそうになったので……。パウルさんもぐっすり眠っておられましたし。ロベルト院長と柴三郎から『お大事に』との言伝をいただいております。それから、『無理はするな』と」
「あぁ、うん、そっか。……そっか」
モーズに詰め寄って自分の知らぬ間に帰路についている事を責めるが、2人から言伝を貰っていた……つまりモーズはパウルの分まできちんと挨拶をすませてからパラス国を発ったのだとわかって、怒りを鎮めた。
「で? 何でお前寝てたの?」
即座に別の件でまた詰め寄ったが。
「それが、途中から全く記憶がなくて、私も何が何だか……」
「ふぅ~ん? 危険地帯で眠りこけるとか、い~い根性しているね~?」
これに関しては記憶がまるきりない為、弁明のしようがなくモーズはプレッシャーを放つパウルから顔をそらすしかできなかった。
すると、顔をそらした先にいたセレンにこんな事を言われる。
「モーズ先生、攫われそうになっていましたよ? 今後も気を付けてくださいね」
「えっ」
「あぁ、なんかフルグライトとかいう奴に執着されてたよね。お前あのオッサンに何かしたの?」
「お、覚えが何も……。フルグライトという方とは初めて会う方で、学会でのやり取り以外、何の接点も……」
眠っている間に起きていた、知らない事が増えて困惑するモーズ。先程、状況を整理したばかりだというのに、頭の上にまた疑問符が浮かんでしまう。
ピロリン♪
そんな中、パウルの白衣のポケットから着信音が聞こえた。彼の携帯端末にメールが届いたのだ。パウルはポケットから携帯端末を取り出し、そのメールの内容を確認する。
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