244 / 600
第十二章 日本旅行編
第237話 談話室会議
しおりを挟む
「この度は、飛行場及び寝床の提供……誠に感謝する」
「いやいや! こちらこそ! ラボに頼られるんは名誉な事やし、前から話してみよごたった青洲しゃんとも知り合えたんや。こんぐらいお安か事ばい!」
飛行場で出迎えてくれた柴三郎が連れて来てくれたのは、日本の感染病棟の社員寮、その中に設けられた談話室だ。ちなみに今回、利用した飛行場は、普段はドクターヘリが使う感染病棟所有のものなのだという。
談話室のソファ席には青洲とモーズが座った所で、柴三郎は談話室に置かれた自販機から紙カップ麦茶(ストロー付き)を購入、2人に渡してくれた。先程まで炎天下の中にいたので、この麦茶は非常に有り難かった。
なおウミヘビ達は壁掛けテレビの前に置かれたボックスソファに座り、テレビの画面に英語字幕を表示させ日本の番組を鑑賞している。
そのウミヘビ達にも柴三郎は麦茶を渡した後、モーズ達が座るソファ席の前、テーブルを挟んだ向かいの席に腰をおろし、改めて挨拶を交わす。
「ウミヘビ達にまで有り難う。お代は幾らだろうか?」
「気にせんで! お近付きの印に、ちゅう奴や! そもそも大したもんあげとらんし。……ただなんか、報告より一人増えとらん? いや一人増えたくらい何も問題ないけんども」
「あぁ、一人増えた……。事前情報と異なってしまい、申し訳ない……」
青洲は深々と頭をさげ、柴三郎に謝罪をする。それを受けた柴三郎は慌てて「顔ばあげて!」と謝罪の必要はない事を伝えてきた。
「こん寮ん部屋は和室で、布団ば使うて寝るばい。予備ん布団は沢山あるし、部屋に運び込むんも苦じゃなか。やけんなんも問題はなかと」
「えっ。ここの寮に宿泊するのですか」
「あぁ……。人数が多いから、な。それに柴三郎はウミヘビの事情を知っている事に加え、万が一、毒素を散布してしまった場合の対処もできる……」
「聞いとらんかったん?」
「飛行機内で教えるつもりで、あったのだが……。喋る暇が、なくてな……」
「それはユストゥスの対応を全面的に私に押し付けてきた所為では……?」
モーズがマスク越しに抗議を孕んだ視線を青洲に向けるが、青洲は悪びれる事もなければ気不味そうに顔をそらす事もなく、我関せずを貫き通していた。
「それでえっと、今日ん予定は寮ん案内やったか。そんで夕方に出かけると。長距離移動ばしとったんや、時間までゆたーっと休んで欲しか……」
「はい! 院長! おれが案内したいです!!」
「あっずるいぞ潔っ! いえ自分、自分こそ案内をっ!!」
突然、談話室の扉が開いたかと思えば2人の男性医師が話に割って入ってくる。
片方は猿をデザインしたフェイスマスクを付け、もう片方は狸のデザインのフェイスマスクを付けた日本人。どうやら扉の前でずっと聴き耳を立てていたようだ。
「……。ちょーっと失礼」
2人の姿を見た柴三郎はゆっくりと席を立つと、談話室に入ろうとしてきた彼らを廊下に追い出し、扉をパタンと閉める。
『さぼっとらんでさっさと仕事に戻らんかこん大馬鹿者共っ!!』
そして談話室の防音性を貫通するレベルの怒鳴り声を響かせた後、部屋に戻ってきてソファに座り直した。
「失礼しました」
「今のお二方はもしや……」
「猿面の方が潔。狸面の方が佐八郎やね。わいの部下で、パウルの後輩」
「やはり。後で挨拶をしなくてはいけないか」
「質問責めで拘束されるるけん、やめとけ」
マスク越しに額に手を当て、大きな溜め息を吐く柴三郎。どうも部下の奔放さに苦労しているようだ。
「ばってん、今回んウミヘビ達もたいぎゃイケメン揃いやなあ。どけ行くにしたっちゃ目立ってしょんなかろう。彼らは機密なんやろう? まちっと目立たんごつした方がええと思うばい」
「……? それほど、目立つだろうか……?」
「え……っ!?」
「いけん……! アバトン生活が長うて感覚がずれとる……!」
不思議そうに首を傾げる青洲に、モーズと柴三郎がぎょっとする。ウミヘビは人間は持ち得ない色素を持っているうえに、皆が皆、顔立ちが整っている。目立たない方が難しい存在。
なのに青洲の中はそれが普通になってしまっているようだ。
「そういえば青洲さんのクスシ歴は何年になるのでしょうか?」
「13年に、なるな……。帰省も、13年ぶりになるか……」
「あぁ、成る程……」
13年以上もの時を人工島アバトンという閉鎖空間で過ごせば、感覚も狂うかもしれない。遠征で大陸に渡るとしても多くはヨーロッパ。髪色一つ取っても金髪銀髪茶髪黒髪赤髪と多様な人々がいる。
しかし此処は日本。ほぼ単一民族国家であるこの国は黒髪の黄色人種が大半をしめ、そこから外れた容姿であるウミヘビ達は非常に目立つ。また日本人の平均身長に近いニコチンを除き、皆ヨーロッパ圏の平均身長並みまたはそれ以上に背が高いので、物理的にも目立つ。
「ともかく、こんまま街中に出たら確実にメディアん的やろう。あと芸能事務所からスカウトも来る。絶対来る」
「ううむ。悪戯に注目を集めたくないし、何とか誤魔化せないものか……」
「はい! はい! 自分、妙案があります!」
「おれも! おれも!」
「懲りん奴らばい」
怒鳴ったうえで追っ払ったというのに、佐八郎と潔はまだ談話室に聴き耳を立てていたらしい。再び話に割って入ってきた。
「まぁ話だけ聞こか。くだらん事ば言うたら……鉄拳や」
「あらかじめ業務用の大型カメラとマイクを持って付き添えばいいんです!」
「そしたら何かの撮影だと思って外野は遠巻きに見る事になると思います!」
「……思うたよりは悪くなか。ばってん、そんカメラとマイクば持つんは誰がするつもりなん?」
「それは自分が!」
「いいえおれが!」
クスシと交流をしたい、ウミヘビを間近で観察したい、という下心が見え見えな部下達を前に、柴三郎は再度2人を廊下へ追い出すと、怒鳴り声を寮中に響き渡らせたのだった。
ついでに拳骨も喰らわせたのか、「痛いっ!」という小さな悲鳴が2人分聞こえてきた気がする。しかし柴三郎は何事もなかったように談話室に戻ってきて、再び席についた。
「……カメラ、か。撮影機能のある浮遊型の、自動人形が、ある。それを複数、常時、起動させればいい……。ウミヘビ達の記録も、録れる」
「おっ、よかった解決しそうやな」
「外出一つで躓く辺り、今後がとても不安なんだが……?」
「いやいや! こちらこそ! ラボに頼られるんは名誉な事やし、前から話してみよごたった青洲しゃんとも知り合えたんや。こんぐらいお安か事ばい!」
飛行場で出迎えてくれた柴三郎が連れて来てくれたのは、日本の感染病棟の社員寮、その中に設けられた談話室だ。ちなみに今回、利用した飛行場は、普段はドクターヘリが使う感染病棟所有のものなのだという。
談話室のソファ席には青洲とモーズが座った所で、柴三郎は談話室に置かれた自販機から紙カップ麦茶(ストロー付き)を購入、2人に渡してくれた。先程まで炎天下の中にいたので、この麦茶は非常に有り難かった。
なおウミヘビ達は壁掛けテレビの前に置かれたボックスソファに座り、テレビの画面に英語字幕を表示させ日本の番組を鑑賞している。
そのウミヘビ達にも柴三郎は麦茶を渡した後、モーズ達が座るソファ席の前、テーブルを挟んだ向かいの席に腰をおろし、改めて挨拶を交わす。
「ウミヘビ達にまで有り難う。お代は幾らだろうか?」
「気にせんで! お近付きの印に、ちゅう奴や! そもそも大したもんあげとらんし。……ただなんか、報告より一人増えとらん? いや一人増えたくらい何も問題ないけんども」
「あぁ、一人増えた……。事前情報と異なってしまい、申し訳ない……」
青洲は深々と頭をさげ、柴三郎に謝罪をする。それを受けた柴三郎は慌てて「顔ばあげて!」と謝罪の必要はない事を伝えてきた。
「こん寮ん部屋は和室で、布団ば使うて寝るばい。予備ん布団は沢山あるし、部屋に運び込むんも苦じゃなか。やけんなんも問題はなかと」
「えっ。ここの寮に宿泊するのですか」
「あぁ……。人数が多いから、な。それに柴三郎はウミヘビの事情を知っている事に加え、万が一、毒素を散布してしまった場合の対処もできる……」
「聞いとらんかったん?」
「飛行機内で教えるつもりで、あったのだが……。喋る暇が、なくてな……」
「それはユストゥスの対応を全面的に私に押し付けてきた所為では……?」
モーズがマスク越しに抗議を孕んだ視線を青洲に向けるが、青洲は悪びれる事もなければ気不味そうに顔をそらす事もなく、我関せずを貫き通していた。
「それでえっと、今日ん予定は寮ん案内やったか。そんで夕方に出かけると。長距離移動ばしとったんや、時間までゆたーっと休んで欲しか……」
「はい! 院長! おれが案内したいです!!」
「あっずるいぞ潔っ! いえ自分、自分こそ案内をっ!!」
突然、談話室の扉が開いたかと思えば2人の男性医師が話に割って入ってくる。
片方は猿をデザインしたフェイスマスクを付け、もう片方は狸のデザインのフェイスマスクを付けた日本人。どうやら扉の前でずっと聴き耳を立てていたようだ。
「……。ちょーっと失礼」
2人の姿を見た柴三郎はゆっくりと席を立つと、談話室に入ろうとしてきた彼らを廊下に追い出し、扉をパタンと閉める。
『さぼっとらんでさっさと仕事に戻らんかこん大馬鹿者共っ!!』
そして談話室の防音性を貫通するレベルの怒鳴り声を響かせた後、部屋に戻ってきてソファに座り直した。
「失礼しました」
「今のお二方はもしや……」
「猿面の方が潔。狸面の方が佐八郎やね。わいの部下で、パウルの後輩」
「やはり。後で挨拶をしなくてはいけないか」
「質問責めで拘束されるるけん、やめとけ」
マスク越しに額に手を当て、大きな溜め息を吐く柴三郎。どうも部下の奔放さに苦労しているようだ。
「ばってん、今回んウミヘビ達もたいぎゃイケメン揃いやなあ。どけ行くにしたっちゃ目立ってしょんなかろう。彼らは機密なんやろう? まちっと目立たんごつした方がええと思うばい」
「……? それほど、目立つだろうか……?」
「え……っ!?」
「いけん……! アバトン生活が長うて感覚がずれとる……!」
不思議そうに首を傾げる青洲に、モーズと柴三郎がぎょっとする。ウミヘビは人間は持ち得ない色素を持っているうえに、皆が皆、顔立ちが整っている。目立たない方が難しい存在。
なのに青洲の中はそれが普通になってしまっているようだ。
「そういえば青洲さんのクスシ歴は何年になるのでしょうか?」
「13年に、なるな……。帰省も、13年ぶりになるか……」
「あぁ、成る程……」
13年以上もの時を人工島アバトンという閉鎖空間で過ごせば、感覚も狂うかもしれない。遠征で大陸に渡るとしても多くはヨーロッパ。髪色一つ取っても金髪銀髪茶髪黒髪赤髪と多様な人々がいる。
しかし此処は日本。ほぼ単一民族国家であるこの国は黒髪の黄色人種が大半をしめ、そこから外れた容姿であるウミヘビ達は非常に目立つ。また日本人の平均身長に近いニコチンを除き、皆ヨーロッパ圏の平均身長並みまたはそれ以上に背が高いので、物理的にも目立つ。
「ともかく、こんまま街中に出たら確実にメディアん的やろう。あと芸能事務所からスカウトも来る。絶対来る」
「ううむ。悪戯に注目を集めたくないし、何とか誤魔化せないものか……」
「はい! はい! 自分、妙案があります!」
「おれも! おれも!」
「懲りん奴らばい」
怒鳴ったうえで追っ払ったというのに、佐八郎と潔はまだ談話室に聴き耳を立てていたらしい。再び話に割って入ってきた。
「まぁ話だけ聞こか。くだらん事ば言うたら……鉄拳や」
「あらかじめ業務用の大型カメラとマイクを持って付き添えばいいんです!」
「そしたら何かの撮影だと思って外野は遠巻きに見る事になると思います!」
「……思うたよりは悪くなか。ばってん、そんカメラとマイクば持つんは誰がするつもりなん?」
「それは自分が!」
「いいえおれが!」
クスシと交流をしたい、ウミヘビを間近で観察したい、という下心が見え見えな部下達を前に、柴三郎は再度2人を廊下へ追い出すと、怒鳴り声を寮中に響き渡らせたのだった。
ついでに拳骨も喰らわせたのか、「痛いっ!」という小さな悲鳴が2人分聞こえてきた気がする。しかし柴三郎は何事もなかったように談話室に戻ってきて、再び席についた。
「……カメラ、か。撮影機能のある浮遊型の、自動人形が、ある。それを複数、常時、起動させればいい……。ウミヘビ達の記録も、録れる」
「おっ、よかった解決しそうやな」
「外出一つで躓く辺り、今後がとても不安なんだが……?」
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
プライベート・スペクタル
点一
ファンタジー
【星】(スターズ)。それは山河を変えるほどの膂力、千里を駆ける脚力、そして異形の術や能力を有する超人・怪人達。
この物語はそんな連中のひどく…ひどく個人的な物語群。
その中の一部、『龍王』と呼ばれた一人の男に焦点を当てたお話。
(※基本 隔週土曜日に更新予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる