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第十九章 狂信者のカタリ
第407話 布石を打つ
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ネグラの食堂。長机の一つを借り、モーズがトルエンと共にクラフティ・オ・スリーズを切り分けていた所に、一人の男が歩み寄る。
「モーズ、ここにいたか……」
その男は着物の上に白衣を羽織ったクスシ、青洲であった。
想定外の人物の登場に驚きつつも、モーズはナイフを皿の上に置き作業を止めると、青洲へ向き合った。
「青洲さん、どうしましたか? ええと、アコニチンとアトロピンは今、プールにいるかと」
「違う……。お前に用があって、来た。……臨床試験の日程が、決まったそうだ」
話しながら、青洲は小脇に抱えていた紙の束をモーズへ渡す。
それはフリッツが作成した、臨床試験の些細とスケジュールが記述された資料であった。表紙にあたる一番上のページには、当日の日にちが大きく刻まれている。
9月29日。
モーズは受け取った資料の端をぎゅっと握りしめた後、青洲へ深々と頭を下げた。
「私は参加できない身だというのに、わざわざ教えてくださって有難う御座います」
「参加できずとも、気になっていただろう?」
「……はい」
臨床試験が施行される手術室には窓がなく、担当者以外はモニターを通してでしか中の様子を知る事ができない。
そしてモーズはモニターという電子機器を使用する許可が降りていない。食堂で常時勝手に流れているホログラム映像と異なり、自主的に電子機器を操作くる事になる為、副所長の『電子機器接触禁止令』に触れてしまうからだ。
見守る事さえ、できない。
何の為に、クスシになったのか。モーズの中で悔しさが募っていく。
「……副所長に、厳しい事を言われたのだろうが……。あの方は、大局を見る人だ。今の時間も、必ずお前の糧になるだろう……。……気に病む事はない」
モーズがもどかしい思いを抱いている事を察してか、青洲は不意にモーズの肩をぽんぽんと軽く叩いてきた。
「これは決して、慰めや誤魔化しなどではない……。副所長は、無益を嫌う。他者を悪戯に痛め付ける事は、決してしない。必ず、考えがある。尤も小生達には、計り知れないがな……」
「そう、ですか。……青洲さんはとても副所長を信頼しているのですね。私は謹慎を言い渡された時しか、それもアバター越しにしか会った事がありませんから、よくわからないのですが」
「そうか……。……。小生の印象に、なるが、副所長は……俯瞰的に物事を見る方、だな」
ぽつりぽつりと、青洲は自分の知る副所長の話を口にする。
「『布石』という、言葉があるだろう?」
「有利に事が運ぶように準備する事ですよね? えぇ、知っています」
「あぁ。元々は囲碁の用語、だ。小生は副所長と何度か囲碁を打った事が、あるが……歯が立たなかった。副所長は幾十にも、数え切れない程に、常に、その『布石』を打ち続けていたからだ」
多少、想定外の流れで碁石を奪われる事があろうとも、事前に打っていた布石で軽くいなしてくる。
用意周到さは一級品。青洲はそう評価しているのだと言う。
「そして副所長の布石は盤の上だけでなく、現実にも反映される……。……副所長は、日本で『朝顔』……前のアトロピンが壊れる事を、予見していた」
「えっ」
日本のペガサス教団集会所、そこの庭園で、モーズ達の目の前で命を落とした、アトロピン。
その結末に辿り着く事を、副所長は知っていた。
――所長、最悪の事態に至る可能性は……そう、ですか。きっと、避けられないと……いいえ、覚悟の上、です。
日本へ帰省する前。個人研究室で所長と副所長と通信をし、モーズの海外研修を任された際。所長はペガサス教団が取り込んだウロボロスが動き出した話と共に、この先、犠牲者が出るのは避けられないと青洲に伝えていた。
何故ならば『教団はラボ側に犠牲者が出るまで活動をし続ける』からだ。
直近で起きていた特殊学会の騒動、イギリスの菌床の騒動、そのどちらもペガサス教団は望む結果を得られていなかった。それもラボの妨害が原因で。
故に多少強引になろうともラボへ損害を出し、溜飲を下げようとする筈だ、と。
その話を聞いていた時、青洲はさして深刻に考えていなかった。
避けられない犠牲は、教団の矛先は、生きる気力を失い亡霊同然として過ごしていた青洲に向けられると、思っていたからだ。
自分という風前の灯を消す。それでペガサス教団の、その中に含まれるウロボロスが沈静化するのならば、安いものだとすら考えていた。
しかし実際に散ったのはアトロピンで、青洲は生き残った。
「よ、予見していたと言うのに、副所長は警告や忠告を、貴方にしなかったのですか……!?」
モーズは狼狽する。
「それでは副所長は、アトロピンを見殺しにしたも同然では!?」
「いいや、違う。……最悪の事態を避けられる道は、幾らでもあった。だが、小生が変わらない限り、彼の死は不可避になっていた……」
――青洲に付き従っていたアトロピンは、青洲が捨て身をすれば庇い、自死を選べば後を追っていた事だろう。
それが副所長の見解だった。どれだけ警告しようが忠告しようが、青洲が希死念慮に囚われている限り、それは意味をなさない。
だから副所長は、予見しつつも何も言わなかった。そもそも「青洲が犠牲になればアトロピンが悲しむ」という旨は所長が既に伝えていたのだ。しかし青洲は「自分という能無しからアトロピンが解放される」としか考えていなかった。
あの時は亡き母と妻の元に逝く事しか、頭になかったから。
「全ては、小生の自棄が、原因だ。……フリードリヒに殴られても、文句は言えない事をした……」
日本からアバトンへ戻ってきた際、容赦なく振りかざしてきたフリードリヒの拳を甘んじて受けたのは、それが理由である。
「臨床試験が成功すれば、少なくとも、症状の緩和が可能となる。モーズ……お前の進行も、きっと、止められる」
「……!」
「小生も……死力を、尽くそう。……見送ってきた者達の為にも、お前には生きて貰わなくては、な」
それが自分にできる、贖罪だから。
そう暗に告げる青洲に、嘆きや迷いはなかった。ただ静かな決意が、澱のように沈んでいる。
そして青洲は食堂を去って行った。
残されたモーズは自身の左手をじっと見詰める。『珊瑚』に侵され、まだらに赤く変色した左手を。
「何? 手術をするの? モーズちゃん」
その時、モーズの後ろからひょっこりと顔を出したトルエンが、モーズを真似て左手を覗き込んできた。
彼の瞳に映るのは病への恐ろしさではなく、好奇心と親しみだけだ。
「あぁ。直ぐにではないが……いつか、必ず」
モーズは穏やかな声音で話す。
ステージ4となるタイムリミットが、伸びる。上手く事が運べば完治する可能性さえ、見えてくるかもしれない。
尤も楽観視はできない。治療法も臨床試験も、未知と危険に満ちているのだから。
それでも――希望を抱くぐらいは、許されるだろう。
それが、今後の活力にもなる。
(しかし臨床試験の結果をただ待つのも落ち着かない。直接関わる事が出来ないからこそ、有意義な時間の使い方を考えなければ)
とは言えモーズには副所長のように、大局を読む視野の広さはない。フリードリヒのように、一人で全てを解決できてしまう技術もセンスもない。焦って動いた所で空回りするだけだ。
故にいま取り組んでいる目の前の問題……ウミヘビが負っている心身の傷。その治療に注力するのが、恐らく今の最適格だろう。
そう考えたモーズはトルエンに一つ提案をした。
「トルエン。9月29日の都合は空いているだろうか?」
「急な遠征が入らなければ空いているよ。どうしたのかな?」
「では共に、菓子作りに勤しまないか? それも大規模なものにしたい。費用は私が持つ」
「大規模に? それはどうして?」
「9月29日は私の故郷、フランスで『お菓子の日』とされていてな。それで……」
「ワオッ! なるほど、甘いひと時を過ごすのにぴったりって事だねっ! いいねぇ、とても楽しそうだ!」
満面の笑みを見せたトルエンに、モーズの肩の力が少し抜ける。
(この日が、よき一日となりますように)
祈りを込めながら、モーズは静かに、胸の中でその日を思い描いたのだった。
▼△▼
次章より『真っ赤な嘘』、開幕。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
『狂信者のカタリ』、これにて完結です。
この狂信者とはフリードリヒとガーネット(偽アレキサンドライト)の事を指しております。あと『語り』と『騙り』をかけてもいます。
フリードリヒの過去編が思った以上に筆が乗って、書いていて楽しい章でした!
次章ではマイクの活躍や、いよいよ実施される臨床試験など、物語が大きく転換していく予定です。お楽しみに!
もしも面白いと思ってくださいましたらフォローや応援、コメントよろしくお願いします。
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「モーズ、ここにいたか……」
その男は着物の上に白衣を羽織ったクスシ、青洲であった。
想定外の人物の登場に驚きつつも、モーズはナイフを皿の上に置き作業を止めると、青洲へ向き合った。
「青洲さん、どうしましたか? ええと、アコニチンとアトロピンは今、プールにいるかと」
「違う……。お前に用があって、来た。……臨床試験の日程が、決まったそうだ」
話しながら、青洲は小脇に抱えていた紙の束をモーズへ渡す。
それはフリッツが作成した、臨床試験の些細とスケジュールが記述された資料であった。表紙にあたる一番上のページには、当日の日にちが大きく刻まれている。
9月29日。
モーズは受け取った資料の端をぎゅっと握りしめた後、青洲へ深々と頭を下げた。
「私は参加できない身だというのに、わざわざ教えてくださって有難う御座います」
「参加できずとも、気になっていただろう?」
「……はい」
臨床試験が施行される手術室には窓がなく、担当者以外はモニターを通してでしか中の様子を知る事ができない。
そしてモーズはモニターという電子機器を使用する許可が降りていない。食堂で常時勝手に流れているホログラム映像と異なり、自主的に電子機器を操作くる事になる為、副所長の『電子機器接触禁止令』に触れてしまうからだ。
見守る事さえ、できない。
何の為に、クスシになったのか。モーズの中で悔しさが募っていく。
「……副所長に、厳しい事を言われたのだろうが……。あの方は、大局を見る人だ。今の時間も、必ずお前の糧になるだろう……。……気に病む事はない」
モーズがもどかしい思いを抱いている事を察してか、青洲は不意にモーズの肩をぽんぽんと軽く叩いてきた。
「これは決して、慰めや誤魔化しなどではない……。副所長は、無益を嫌う。他者を悪戯に痛め付ける事は、決してしない。必ず、考えがある。尤も小生達には、計り知れないがな……」
「そう、ですか。……青洲さんはとても副所長を信頼しているのですね。私は謹慎を言い渡された時しか、それもアバター越しにしか会った事がありませんから、よくわからないのですが」
「そうか……。……。小生の印象に、なるが、副所長は……俯瞰的に物事を見る方、だな」
ぽつりぽつりと、青洲は自分の知る副所長の話を口にする。
「『布石』という、言葉があるだろう?」
「有利に事が運ぶように準備する事ですよね? えぇ、知っています」
「あぁ。元々は囲碁の用語、だ。小生は副所長と何度か囲碁を打った事が、あるが……歯が立たなかった。副所長は幾十にも、数え切れない程に、常に、その『布石』を打ち続けていたからだ」
多少、想定外の流れで碁石を奪われる事があろうとも、事前に打っていた布石で軽くいなしてくる。
用意周到さは一級品。青洲はそう評価しているのだと言う。
「そして副所長の布石は盤の上だけでなく、現実にも反映される……。……副所長は、日本で『朝顔』……前のアトロピンが壊れる事を、予見していた」
「えっ」
日本のペガサス教団集会所、そこの庭園で、モーズ達の目の前で命を落とした、アトロピン。
その結末に辿り着く事を、副所長は知っていた。
――所長、最悪の事態に至る可能性は……そう、ですか。きっと、避けられないと……いいえ、覚悟の上、です。
日本へ帰省する前。個人研究室で所長と副所長と通信をし、モーズの海外研修を任された際。所長はペガサス教団が取り込んだウロボロスが動き出した話と共に、この先、犠牲者が出るのは避けられないと青洲に伝えていた。
何故ならば『教団はラボ側に犠牲者が出るまで活動をし続ける』からだ。
直近で起きていた特殊学会の騒動、イギリスの菌床の騒動、そのどちらもペガサス教団は望む結果を得られていなかった。それもラボの妨害が原因で。
故に多少強引になろうともラボへ損害を出し、溜飲を下げようとする筈だ、と。
その話を聞いていた時、青洲はさして深刻に考えていなかった。
避けられない犠牲は、教団の矛先は、生きる気力を失い亡霊同然として過ごしていた青洲に向けられると、思っていたからだ。
自分という風前の灯を消す。それでペガサス教団の、その中に含まれるウロボロスが沈静化するのならば、安いものだとすら考えていた。
しかし実際に散ったのはアトロピンで、青洲は生き残った。
「よ、予見していたと言うのに、副所長は警告や忠告を、貴方にしなかったのですか……!?」
モーズは狼狽する。
「それでは副所長は、アトロピンを見殺しにしたも同然では!?」
「いいや、違う。……最悪の事態を避けられる道は、幾らでもあった。だが、小生が変わらない限り、彼の死は不可避になっていた……」
――青洲に付き従っていたアトロピンは、青洲が捨て身をすれば庇い、自死を選べば後を追っていた事だろう。
それが副所長の見解だった。どれだけ警告しようが忠告しようが、青洲が希死念慮に囚われている限り、それは意味をなさない。
だから副所長は、予見しつつも何も言わなかった。そもそも「青洲が犠牲になればアトロピンが悲しむ」という旨は所長が既に伝えていたのだ。しかし青洲は「自分という能無しからアトロピンが解放される」としか考えていなかった。
あの時は亡き母と妻の元に逝く事しか、頭になかったから。
「全ては、小生の自棄が、原因だ。……フリードリヒに殴られても、文句は言えない事をした……」
日本からアバトンへ戻ってきた際、容赦なく振りかざしてきたフリードリヒの拳を甘んじて受けたのは、それが理由である。
「臨床試験が成功すれば、少なくとも、症状の緩和が可能となる。モーズ……お前の進行も、きっと、止められる」
「……!」
「小生も……死力を、尽くそう。……見送ってきた者達の為にも、お前には生きて貰わなくては、な」
それが自分にできる、贖罪だから。
そう暗に告げる青洲に、嘆きや迷いはなかった。ただ静かな決意が、澱のように沈んでいる。
そして青洲は食堂を去って行った。
残されたモーズは自身の左手をじっと見詰める。『珊瑚』に侵され、まだらに赤く変色した左手を。
「何? 手術をするの? モーズちゃん」
その時、モーズの後ろからひょっこりと顔を出したトルエンが、モーズを真似て左手を覗き込んできた。
彼の瞳に映るのは病への恐ろしさではなく、好奇心と親しみだけだ。
「あぁ。直ぐにではないが……いつか、必ず」
モーズは穏やかな声音で話す。
ステージ4となるタイムリミットが、伸びる。上手く事が運べば完治する可能性さえ、見えてくるかもしれない。
尤も楽観視はできない。治療法も臨床試験も、未知と危険に満ちているのだから。
それでも――希望を抱くぐらいは、許されるだろう。
それが、今後の活力にもなる。
(しかし臨床試験の結果をただ待つのも落ち着かない。直接関わる事が出来ないからこそ、有意義な時間の使い方を考えなければ)
とは言えモーズには副所長のように、大局を読む視野の広さはない。フリードリヒのように、一人で全てを解決できてしまう技術もセンスもない。焦って動いた所で空回りするだけだ。
故にいま取り組んでいる目の前の問題……ウミヘビが負っている心身の傷。その治療に注力するのが、恐らく今の最適格だろう。
そう考えたモーズはトルエンに一つ提案をした。
「トルエン。9月29日の都合は空いているだろうか?」
「急な遠征が入らなければ空いているよ。どうしたのかな?」
「では共に、菓子作りに勤しまないか? それも大規模なものにしたい。費用は私が持つ」
「大規模に? それはどうして?」
「9月29日は私の故郷、フランスで『お菓子の日』とされていてな。それで……」
「ワオッ! なるほど、甘いひと時を過ごすのにぴったりって事だねっ! いいねぇ、とても楽しそうだ!」
満面の笑みを見せたトルエンに、モーズの肩の力が少し抜ける。
(この日が、よき一日となりますように)
祈りを込めながら、モーズは静かに、胸の中でその日を思い描いたのだった。
▼△▼
次章より『真っ赤な嘘』、開幕。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
『狂信者のカタリ』、これにて完結です。
この狂信者とはフリードリヒとガーネット(偽アレキサンドライト)の事を指しております。あと『語り』と『騙り』をかけてもいます。
フリードリヒの過去編が思った以上に筆が乗って、書いていて楽しい章でした!
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