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その日は、各自射撃の練習はサイレンサーをつけておこなうことになった。単純に銃声がうるさいのと瓦礫の山の方に聞こえてしまうと居場所を教えているようだからだ。
「ヨーちゃん、なんかストレス発散になるな」
「そ、そうだな」
最近、ストレスが知らず知らずに溜まっていたのもあったのか、スッキリしたような表情をしていた。
周りを見ると最初は撃った時の反動や空のペットボトルが吹き飛んだりし、驚いたりしたが、慣れていくとなんとか何回に一度は当たるようになったりした。実際に使い方を銃を持つと知っていて、撃てたりするが、身体がうまく動かせていないのか、的にうまく当たらないのだ。
僕は実際に銃を撃ってみて、感触を確かめることができてよかったと思った。
あと、弾が無くなると、銃弾が入っているマガジンが消え撃てなくなった。だが、一呼吸すると地面に落ちた薬莢が消え、銃弾が入ってるマガジンが差し込まれた状態で復活するのだった。実質使い放題。
撃ち尽くしたら終わりじゃなくてよかったと思った。
銃器を手に持ち、使用を体感することで僕たちは満足し、何かあっても大丈夫だろうという余裕を持つことができたと思う。撃った相手がどうなるのか、という想像はペットボトルの吹き飛び方や壊れ具合で想像はできないけど、練習で銃を撃った後、銃の重さや反動を知ることが出来たのは収穫だったと思う。
体験練習が終わり、夕食時に、改めて今後どうするかという話し合いをすることにした。
「あ、あ、ああ、あの」
ツバサがどもりながらも、手を肩より低い位置で上げていた。
「どうした、ツバサ」
ムッツーがツバサが何か言いたそうにしているのを見逃さないでいた。僕も見逃さなかったけれど、怖がらせてしまったのもあって声をかけずにいた。
「あ、あの、じ、実はですね。その、あの、自衛の銃器のアビリティ・スキルで気づいたことがあって……」
やはり、ツバサは何か気づいていた。ツバサとジュリはオタク系だから僕にはわからない事に気づいていた。
「多分なんですけれど、自衛の銃器とか防具もなんですけれど、それぞれ自分にあった物が……その、同じじゃないと思って、表示されてるのが多分同じじゃなくて違くて、大きなジャンルとかは一緒だけど中身が違うというか……その、ごめんなさい」
「え、えと、つまりどういうことだ?」
ムッツーや僕らはピンとこなかった。ジュリはわかっていそうだ。
「……同じアビリティ・スキルを共有できるけれど、自分のアビリティ・スキルは見えているものが違うから、召喚した時にみんな違う……違う……なんで違うんだ……うーん?」
僕は考えながら言葉に出し、考えた。
「そ、その自分が、生き残るために一番向いてるのが表示されるのかな、って思います」
ジュリはツバサが言った後に、フォローするように発言した。
「生き残るために……一番向いてるもの……」
僕はその言葉を聞いて、ムッツーの方を向き、質問したのだった。
「ムッツー、私が持っているクリスベクターカスタムていうのは銃器の中にある?」
「……いや、ない……ないぞ……」
どうやらムッツーの銃器の中には、僕の銃はないみたいだ。そういえば、僕の所もクリスベクターカスタムしかない。
「カテゴリーは共有されるけど、中のものは個人に合った物になる。じゃあ、合ってないものは、表示されないってこと?」
タッツーはムッツーと同じく、ステータスウィンドウで確かめていた。
「一人一人に役割があるってこと……?」
ハルミンもステータスウィンドウを開き、つぶやいたのだった。
一人一人の役割、という言葉を聞いてそれぞれのテントや食料と飲料などは想像して召喚されたものじゃなくて、合ったものや役割に応じたものが召喚されたという事だと思った。
そうなると僕が持つクリスベクターカスタムやこの防具はどういった役割があるんだろうと思った。アビリティ・スキルを見てもこれが何かという説明が抽象的にしか書いておらずよくわからなかった。もしかしたらツバサとジュリならわかるのかもしれないが、どうにもあの二人にはグイグイいってしまう。
「むむむ~」
「どうしたのヨーちゃん?」
「銃に詳しくないっていうか、こういうミリタリーな事を知らないから知っておけばよかったなぁと思ったんだ」
「そうえいば、銃といえば、銃撃乱舞って知ってる?」
マナチが言った銃撃乱舞というは、銃を擬人化して指揮官の命令に従って、戦争根絶をしていく大人気ゲームだ。ミュージカルや演劇なども盛んに行われていたりしているやつだ。
「知ってるけれど、遊んだり見たりはしてなかったなぁ」
「実は私も、だから遊んでおけばよかったなぁって思った」
えへへ、と笑ったマナチは僕はこのために銃撃乱舞をやっていなかったんだなと確信した。やっていなくてよかった! いややっていたら、詳しく手取り足取り教えれていたかもしれないか?
「これから知っていこう、なんとかなるさ」
「そ、そうだよね!」
僕はふと、ツバサとジュリなら銃撃乱舞で遊んだりしていたかもしれないと思った。
「ヨーちゃん、なんかストレス発散になるな」
「そ、そうだな」
最近、ストレスが知らず知らずに溜まっていたのもあったのか、スッキリしたような表情をしていた。
周りを見ると最初は撃った時の反動や空のペットボトルが吹き飛んだりし、驚いたりしたが、慣れていくとなんとか何回に一度は当たるようになったりした。実際に使い方を銃を持つと知っていて、撃てたりするが、身体がうまく動かせていないのか、的にうまく当たらないのだ。
僕は実際に銃を撃ってみて、感触を確かめることができてよかったと思った。
あと、弾が無くなると、銃弾が入っているマガジンが消え撃てなくなった。だが、一呼吸すると地面に落ちた薬莢が消え、銃弾が入ってるマガジンが差し込まれた状態で復活するのだった。実質使い放題。
撃ち尽くしたら終わりじゃなくてよかったと思った。
銃器を手に持ち、使用を体感することで僕たちは満足し、何かあっても大丈夫だろうという余裕を持つことができたと思う。撃った相手がどうなるのか、という想像はペットボトルの吹き飛び方や壊れ具合で想像はできないけど、練習で銃を撃った後、銃の重さや反動を知ることが出来たのは収穫だったと思う。
体験練習が終わり、夕食時に、改めて今後どうするかという話し合いをすることにした。
「あ、あ、ああ、あの」
ツバサがどもりながらも、手を肩より低い位置で上げていた。
「どうした、ツバサ」
ムッツーがツバサが何か言いたそうにしているのを見逃さないでいた。僕も見逃さなかったけれど、怖がらせてしまったのもあって声をかけずにいた。
「あ、あの、じ、実はですね。その、あの、自衛の銃器のアビリティ・スキルで気づいたことがあって……」
やはり、ツバサは何か気づいていた。ツバサとジュリはオタク系だから僕にはわからない事に気づいていた。
「多分なんですけれど、自衛の銃器とか防具もなんですけれど、それぞれ自分にあった物が……その、同じじゃないと思って、表示されてるのが多分同じじゃなくて違くて、大きなジャンルとかは一緒だけど中身が違うというか……その、ごめんなさい」
「え、えと、つまりどういうことだ?」
ムッツーや僕らはピンとこなかった。ジュリはわかっていそうだ。
「……同じアビリティ・スキルを共有できるけれど、自分のアビリティ・スキルは見えているものが違うから、召喚した時にみんな違う……違う……なんで違うんだ……うーん?」
僕は考えながら言葉に出し、考えた。
「そ、その自分が、生き残るために一番向いてるのが表示されるのかな、って思います」
ジュリはツバサが言った後に、フォローするように発言した。
「生き残るために……一番向いてるもの……」
僕はその言葉を聞いて、ムッツーの方を向き、質問したのだった。
「ムッツー、私が持っているクリスベクターカスタムていうのは銃器の中にある?」
「……いや、ない……ないぞ……」
どうやらムッツーの銃器の中には、僕の銃はないみたいだ。そういえば、僕の所もクリスベクターカスタムしかない。
「カテゴリーは共有されるけど、中のものは個人に合った物になる。じゃあ、合ってないものは、表示されないってこと?」
タッツーはムッツーと同じく、ステータスウィンドウで確かめていた。
「一人一人に役割があるってこと……?」
ハルミンもステータスウィンドウを開き、つぶやいたのだった。
一人一人の役割、という言葉を聞いてそれぞれのテントや食料と飲料などは想像して召喚されたものじゃなくて、合ったものや役割に応じたものが召喚されたという事だと思った。
そうなると僕が持つクリスベクターカスタムやこの防具はどういった役割があるんだろうと思った。アビリティ・スキルを見てもこれが何かという説明が抽象的にしか書いておらずよくわからなかった。もしかしたらツバサとジュリならわかるのかもしれないが、どうにもあの二人にはグイグイいってしまう。
「むむむ~」
「どうしたのヨーちゃん?」
「銃に詳しくないっていうか、こういうミリタリーな事を知らないから知っておけばよかったなぁと思ったんだ」
「そうえいば、銃といえば、銃撃乱舞って知ってる?」
マナチが言った銃撃乱舞というは、銃を擬人化して指揮官の命令に従って、戦争根絶をしていく大人気ゲームだ。ミュージカルや演劇なども盛んに行われていたりしているやつだ。
「知ってるけれど、遊んだり見たりはしてなかったなぁ」
「実は私も、だから遊んでおけばよかったなぁって思った」
えへへ、と笑ったマナチは僕はこのために銃撃乱舞をやっていなかったんだなと確信した。やっていなくてよかった! いややっていたら、詳しく手取り足取り教えれていたかもしれないか?
「これから知っていこう、なんとかなるさ」
「そ、そうだよね!」
僕はふと、ツバサとジュリなら銃撃乱舞で遊んだりしていたかもしれないと思った。
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