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2 結婚式
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グレースは、今日がアラミスの結婚式だったことを思い出し、取り急ぎ大聖堂まで引き返すことにしたのだ。
それにリリアーヌ様の兄から気になることも聞いたので、その真偽を確かめるため、どうしてももう一度王都に行く必要がある。
反対側の崖に、グレースとリリアーヌの兄がいた時、リリアーヌが突き飛ばしたところを見たという者もいたので、誰も王都行きは、反対されなかったのである。
それに今後のことを考え、読まるところが必要となれば、王都の公爵邸を異空間に入れるか何かして、持ってくればよかったと思ったので、それも取りに行くことにしたのだ。
ついでに領地もまとめて、もっていけたらいいなぁと薄らぼんやり、考える。すべてはもう一度、王都に戻ってから考えよう。
またもや全員に転移魔法をかける。
ここでまたグレースは失敗する。必要な人だけが行くべきで、他の人は、この断崖に置いておくべきだったことを。
仕方なく、全員を公爵邸の中にとりあえず入れ、全体を浮遊魔法で浮かせられないか試してみることにしたのだ。
王都の公爵邸は、フッと浮かぶ。
それでは、ここからは、空中移動と洒落こみますか。王都の公爵邸の庭をも丸ごと運んできたので、ちょうどアニメのラピュ〇のごとく、地下の部分は、木の根や土がくっついたままになっているけど、とりあえず、大聖堂に急ぐ。
グレースは、羽根で飛ぶ、疲れたら公爵邸で休めばいいのだから。グレースが飛んでいると小鳥たちも側に寄ってくる。みんなで歌を歌いながら、楽しく飛んでいると鳶も鷹も寄ってこなく安全である。
公爵邸の敷地が大聖堂の屋根をかすめた時、庭に会った医師が転がり落ちてしまい、大聖堂に大きな穴が開いてしまう。
あら、どうしましょうと思っていると、公爵邸の下水がその穴に向かって流れ落ちてしまったのである。
お食事中の方、すみません。
まだ結婚式は始まっておらず、参列者の方だけ、少し、汚れたかもしれません。そんなことより、臭いが大変だったと思うけど、とんだ祝福になってしまったな。
参列者は慌てて、外に出て、ちょっとした騒ぎになってしまったのだけど、グレースを殺そうと企てたことを小鳥たちはみんな知っていて、参列者の頭めがけて、今度は糞をしていくのだった。
そこへ新郎新婦がようやく到着したのだが、大聖堂の屋根に穴が開いていることから、アラミス様は、リリアーヌ様にちょっと飛んで見てきてよ。とおっしゃるが、リリアーヌ様はそれをかたくなに拒否している。
「あれー?どうして?グレースなら、すぐ見に行ってくれるよ。」
「グレース様とわたくしを一緒にしないでくださいませ。」
リリアーヌ様はお冠のご様子。必死になって、アラミスが誤っている。
結局、大聖堂は使わず、屋外で挙式することになったらしい。
屋外で天幕を張り、その中で行うようだ。それじゃあ、見えないじゃない?隠蔽魔法をかけて、見に行こうかしらと思っていたら、キツツキやカラスが飛んできて、天幕に穴を開けてくれたので、そこからのぞき見することにしたのである。
最初に水晶玉判定が行われる。
リリアーヌの前に水晶玉が置かれるも、何も反応しない。やっぱり!
王太子と司祭様、教皇がリリアーヌに詰め寄っているが、リリアーヌは、素知らぬ顔で
「わたくし一度も聖女様を名乗ったことはございません。」
「いや、しかし結婚の申し込みをするとき、聖女様私と結婚してください。と言ったとき、確かにあなたは、はい、喜んで。と返事してくださったではないか?これは、聖女様の名前を騙ったことと同罪ではないか?」
「アラミス様、お忘れでございますか?あなた様は、聖女様に向かって、リリアーヌが真実の愛なのだ、とおっしゃったではありませんか?真実の愛とは、たとえ相手が聖女であろうとなかろうと、ということです。」
「そんな、これは錯誤無効だ。おれは、リリアーヌが聖女様であるから、結婚したいと思ったのだ。聖女様でないのであれば、結婚しない。こんなことなら、太っててもいいから、グレースと結婚したかった。」
「何よ。だから兄に頼んであの女を殺そうとしたのに、兄はしくじり、いまではすっかり聖女様を信仰しているわ!本当に目障りなブス!」
「な、な、なんだとぉ!本当にグレースを狙ったのか!許さない!あの娘は本当に気立てがよく、いい娘なのだ。そんなグレースを殺そうとするなんて!断じて許さない!こ奴を牢にぶち込め!追って沙汰をする。」
「その気立てのいいブスより、わたくしの美貌を選んだくせに、よく言うわ!」
捨て台詞にすごいことを言い放つリリアーヌ。頭を抱えつつも、それからアラミス様は、空を見上げて、
「グレースいるんだろ?出てきておくれ!」
「俺が悪かった。もう痩せろなどと言わない。だから許しておくれ。」
今、出て行く心境ではありません。そのまま、領地まで飛んだ。領地の土地全部、公爵邸や民家を含めて、すべて異空間収納におさまった。どうしても下水関係だけ、はみ出るのよね。異空間に少しだけ、下水施設をはみ出させたまま、そのままメープル国を後にするのである。
王都と似たような感じで、メープル国中、糞尿の雨を降らせながら。
それにリリアーヌ様の兄から気になることも聞いたので、その真偽を確かめるため、どうしてももう一度王都に行く必要がある。
反対側の崖に、グレースとリリアーヌの兄がいた時、リリアーヌが突き飛ばしたところを見たという者もいたので、誰も王都行きは、反対されなかったのである。
それに今後のことを考え、読まるところが必要となれば、王都の公爵邸を異空間に入れるか何かして、持ってくればよかったと思ったので、それも取りに行くことにしたのだ。
ついでに領地もまとめて、もっていけたらいいなぁと薄らぼんやり、考える。すべてはもう一度、王都に戻ってから考えよう。
またもや全員に転移魔法をかける。
ここでまたグレースは失敗する。必要な人だけが行くべきで、他の人は、この断崖に置いておくべきだったことを。
仕方なく、全員を公爵邸の中にとりあえず入れ、全体を浮遊魔法で浮かせられないか試してみることにしたのだ。
王都の公爵邸は、フッと浮かぶ。
それでは、ここからは、空中移動と洒落こみますか。王都の公爵邸の庭をも丸ごと運んできたので、ちょうどアニメのラピュ〇のごとく、地下の部分は、木の根や土がくっついたままになっているけど、とりあえず、大聖堂に急ぐ。
グレースは、羽根で飛ぶ、疲れたら公爵邸で休めばいいのだから。グレースが飛んでいると小鳥たちも側に寄ってくる。みんなで歌を歌いながら、楽しく飛んでいると鳶も鷹も寄ってこなく安全である。
公爵邸の敷地が大聖堂の屋根をかすめた時、庭に会った医師が転がり落ちてしまい、大聖堂に大きな穴が開いてしまう。
あら、どうしましょうと思っていると、公爵邸の下水がその穴に向かって流れ落ちてしまったのである。
お食事中の方、すみません。
まだ結婚式は始まっておらず、参列者の方だけ、少し、汚れたかもしれません。そんなことより、臭いが大変だったと思うけど、とんだ祝福になってしまったな。
参列者は慌てて、外に出て、ちょっとした騒ぎになってしまったのだけど、グレースを殺そうと企てたことを小鳥たちはみんな知っていて、参列者の頭めがけて、今度は糞をしていくのだった。
そこへ新郎新婦がようやく到着したのだが、大聖堂の屋根に穴が開いていることから、アラミス様は、リリアーヌ様にちょっと飛んで見てきてよ。とおっしゃるが、リリアーヌ様はそれをかたくなに拒否している。
「あれー?どうして?グレースなら、すぐ見に行ってくれるよ。」
「グレース様とわたくしを一緒にしないでくださいませ。」
リリアーヌ様はお冠のご様子。必死になって、アラミスが誤っている。
結局、大聖堂は使わず、屋外で挙式することになったらしい。
屋外で天幕を張り、その中で行うようだ。それじゃあ、見えないじゃない?隠蔽魔法をかけて、見に行こうかしらと思っていたら、キツツキやカラスが飛んできて、天幕に穴を開けてくれたので、そこからのぞき見することにしたのである。
最初に水晶玉判定が行われる。
リリアーヌの前に水晶玉が置かれるも、何も反応しない。やっぱり!
王太子と司祭様、教皇がリリアーヌに詰め寄っているが、リリアーヌは、素知らぬ顔で
「わたくし一度も聖女様を名乗ったことはございません。」
「いや、しかし結婚の申し込みをするとき、聖女様私と結婚してください。と言ったとき、確かにあなたは、はい、喜んで。と返事してくださったではないか?これは、聖女様の名前を騙ったことと同罪ではないか?」
「アラミス様、お忘れでございますか?あなた様は、聖女様に向かって、リリアーヌが真実の愛なのだ、とおっしゃったではありませんか?真実の愛とは、たとえ相手が聖女であろうとなかろうと、ということです。」
「そんな、これは錯誤無効だ。おれは、リリアーヌが聖女様であるから、結婚したいと思ったのだ。聖女様でないのであれば、結婚しない。こんなことなら、太っててもいいから、グレースと結婚したかった。」
「何よ。だから兄に頼んであの女を殺そうとしたのに、兄はしくじり、いまではすっかり聖女様を信仰しているわ!本当に目障りなブス!」
「な、な、なんだとぉ!本当にグレースを狙ったのか!許さない!あの娘は本当に気立てがよく、いい娘なのだ。そんなグレースを殺そうとするなんて!断じて許さない!こ奴を牢にぶち込め!追って沙汰をする。」
「その気立てのいいブスより、わたくしの美貌を選んだくせに、よく言うわ!」
捨て台詞にすごいことを言い放つリリアーヌ。頭を抱えつつも、それからアラミス様は、空を見上げて、
「グレースいるんだろ?出てきておくれ!」
「俺が悪かった。もう痩せろなどと言わない。だから許しておくれ。」
今、出て行く心境ではありません。そのまま、領地まで飛んだ。領地の土地全部、公爵邸や民家を含めて、すべて異空間収納におさまった。どうしても下水関係だけ、はみ出るのよね。異空間に少しだけ、下水施設をはみ出させたまま、そのままメープル国を後にするのである。
王都と似たような感じで、メープル国中、糞尿の雨を降らせながら。
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