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ピチャピチャ、パンっパんっ。
淫猥な音だけが響いている。
嬌声を上げることも許されないアリエールは必死に耐えている。もっとも嬌声や喘ぎ声を上げるなとは、強制されていないのだが……意地でも相手に感じていると知られたくないから我慢しているのだ。
でもカラダは、そんな意志に反して素直に反応している。
相手の男は、5歳の時から決まっている相手、王太子殿下のジークフリートだ。子供のころからの政略で無理やり婚約させられた相手なのだが、このジークフリート殿下からは、なぜか嫌われている。
ジークフリートは、さすがに王子様だけあり、銀色の髪の毛と銀色の瞳を持っていて、なかなかのイケメンだったから、アリエールは一目で恋に落ちてしまったのが、そもそもの間違いの始まり。
アリエールもその頃は今は、嫌われているかもしれないけれど、ずっと思い続けていれば、いつかは王子様もアリエールのことを好きになってくださる日が来ると信じて、恋焦がれてその日が来ることをずっと待っていたのだ。
でも、年頃になり性に興味が湧いた王子にとっては、相手の婚約者を抱く?犯す?行為は都合が良かったということだけで、抱かれている。
ジークフリートは、気持ちがいいのか、時折、くぐもった声を漏らしているが、行為の最中もその前後も愛の言葉はなく、いきなり「脱げ!」「足を開け!」「後ろを向いて、尻をつき出せ!」と命令口調ばかりなのだ。
つまりジークフリートの性欲処理係だというわけ。
ジークフリートの命令を鵜呑みにして、その通りにしても「はしたない女」「淫乱女」と罵られるばかりの毎日。妊娠はしないように、最初は王子から渡された避妊薬を飲んでいたが、薬を飲む行為そのものが嫌で、自分に避妊魔法と不感症魔法をかけてしまったのだ。だから別に無理に声を我慢しているわけではない。でないと、こんな屈辱に耐えられず、とうの昔に舌を噛みきって自害しているだろう。
お妃教育で、しょっちゅう王宮に出入りしていたアリエールは、昔はよくジークフリートの部屋に立ち寄り、「今日はこんなことを習った」などを報告がてらしていたのだが、あまりにも塩対応で結局は、泣いて帰るということが日常茶飯事だったのだ。
その関係が変わったのは、お妃教育で王妃は、どんな時も無表情でなければいけません、と習うようになってから、今までは初恋の相手だったジークフリートにまっすぐ自分の気持ちをぶつけていたが、それができなくなってしまってからだ。
お妃教育が終わっても、ジークフリートの部屋には寄らず、まっすぐ家へ帰るようになってから、急にジークフリートの部屋に連れ込まれるようになった。
もともと塩対応だったけど、まさか襲われるとは思っていなかったことに驚きは隠せない。最初、必死になって抵抗するも、男の力にはあっという間に組み伏せられ抵抗する術などない。
さすがに王太子からこんなひどい仕打ちをされていることは、誰にも言えない。
アリエールは、ルクセンブルク公爵家の一人娘で、すぐその上には1歳違いの兄がいるだけで、父公爵からは眼の中に入れてもいたくないと言われるほどの容姿。金髪でエメラルドグリーンの瞳を持つ、お人形のような容姿なのだ。
わざわざ政略で王太子殿下なんぞと婚約しなくても、いくらでも恋愛結婚できる容姿を持っているというのに、よりにもよってなんで、あんな王子の婚約者に選ばれたのか不可思議でたまらない。
それにどういうわけか魔法の才能だけは、人一倍強い。父方の曾祖母が聖女様だった血をそっくりそのままアリエールにだけ受け継がれているようだ。でも、このことは家族にも内緒にしている。
この国は聖女であることを知られてしまっては、自由に生きられない。曾祖母は、アリエールの秘められた才能をいち早く気づき、死ぬ間際にその魔力を隠すように遺言したのだ。
だからジークフリートから凌辱されても、不感症魔法と避妊魔法が守ってくれる。
淫猥な音だけが響いている。
嬌声を上げることも許されないアリエールは必死に耐えている。もっとも嬌声や喘ぎ声を上げるなとは、強制されていないのだが……意地でも相手に感じていると知られたくないから我慢しているのだ。
でもカラダは、そんな意志に反して素直に反応している。
相手の男は、5歳の時から決まっている相手、王太子殿下のジークフリートだ。子供のころからの政略で無理やり婚約させられた相手なのだが、このジークフリート殿下からは、なぜか嫌われている。
ジークフリートは、さすがに王子様だけあり、銀色の髪の毛と銀色の瞳を持っていて、なかなかのイケメンだったから、アリエールは一目で恋に落ちてしまったのが、そもそもの間違いの始まり。
アリエールもその頃は今は、嫌われているかもしれないけれど、ずっと思い続けていれば、いつかは王子様もアリエールのことを好きになってくださる日が来ると信じて、恋焦がれてその日が来ることをずっと待っていたのだ。
でも、年頃になり性に興味が湧いた王子にとっては、相手の婚約者を抱く?犯す?行為は都合が良かったということだけで、抱かれている。
ジークフリートは、気持ちがいいのか、時折、くぐもった声を漏らしているが、行為の最中もその前後も愛の言葉はなく、いきなり「脱げ!」「足を開け!」「後ろを向いて、尻をつき出せ!」と命令口調ばかりなのだ。
つまりジークフリートの性欲処理係だというわけ。
ジークフリートの命令を鵜呑みにして、その通りにしても「はしたない女」「淫乱女」と罵られるばかりの毎日。妊娠はしないように、最初は王子から渡された避妊薬を飲んでいたが、薬を飲む行為そのものが嫌で、自分に避妊魔法と不感症魔法をかけてしまったのだ。だから別に無理に声を我慢しているわけではない。でないと、こんな屈辱に耐えられず、とうの昔に舌を噛みきって自害しているだろう。
お妃教育で、しょっちゅう王宮に出入りしていたアリエールは、昔はよくジークフリートの部屋に立ち寄り、「今日はこんなことを習った」などを報告がてらしていたのだが、あまりにも塩対応で結局は、泣いて帰るということが日常茶飯事だったのだ。
その関係が変わったのは、お妃教育で王妃は、どんな時も無表情でなければいけません、と習うようになってから、今までは初恋の相手だったジークフリートにまっすぐ自分の気持ちをぶつけていたが、それができなくなってしまってからだ。
お妃教育が終わっても、ジークフリートの部屋には寄らず、まっすぐ家へ帰るようになってから、急にジークフリートの部屋に連れ込まれるようになった。
もともと塩対応だったけど、まさか襲われるとは思っていなかったことに驚きは隠せない。最初、必死になって抵抗するも、男の力にはあっという間に組み伏せられ抵抗する術などない。
さすがに王太子からこんなひどい仕打ちをされていることは、誰にも言えない。
アリエールは、ルクセンブルク公爵家の一人娘で、すぐその上には1歳違いの兄がいるだけで、父公爵からは眼の中に入れてもいたくないと言われるほどの容姿。金髪でエメラルドグリーンの瞳を持つ、お人形のような容姿なのだ。
わざわざ政略で王太子殿下なんぞと婚約しなくても、いくらでも恋愛結婚できる容姿を持っているというのに、よりにもよってなんで、あんな王子の婚約者に選ばれたのか不可思議でたまらない。
それにどういうわけか魔法の才能だけは、人一倍強い。父方の曾祖母が聖女様だった血をそっくりそのままアリエールにだけ受け継がれているようだ。でも、このことは家族にも内緒にしている。
この国は聖女であることを知られてしまっては、自由に生きられない。曾祖母は、アリエールの秘められた才能をいち早く気づき、死ぬ間際にその魔力を隠すように遺言したのだ。
だからジークフリートから凌辱されても、不感症魔法と避妊魔法が守ってくれる。
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