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番外編:レオナルド
25.栗羊羹
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初夜は3日3晩にかけて行われ、大勢いたギャラリーも体力の限界とばかりに一人去り、二人去りとどんどん少なくなっていく。
王城からはギャラリーに対して、軽食サービスを行っていたが、それでも3昼夜寝ずの番は厳しい。
ヘンリーの3人のお妃候補のうちビアトリーチェ公女とシャーロット伯爵令嬢は、天女様に匹敵するほど締りが良く、美味。残念ながらエスペランサ侯爵令嬢はイマイチといったところ。
それでもまんべんなくレオナルドは抱いていく。エスペランサ嬢は、子ができなければ、家臣に下賜してもいいかなと考えながら、腰を打ち付ける。
今までの鍛錬に比べると3日間程度など楽な方に入るが、公開でヤっているということと人間の令嬢相手ということもあり、やたらと疲れる。
食事はサンドイッチやスムージーで摂っているが、このままではスタミナ不足に陥りそう。
ふとギャラリーの方を見ると、母バレンシアが串団子を手に衛兵に「入れてくれ」と騒いでいるのを聞きつけ、バブーにとりに行かせる。
「お疲れ様、バブーの分もあるわよ。たくさん召し上がれ」
レオナルドは両手に焼き餅団子を持ち、腰だけは休まず振り続ける。1本で腹いっぱいになる量を2本食べたので、スタミナが大復活する。焼いた餅に醤油味は香ばしいし、食欲がそそる。
幼い頃より慣れ親しんだ「おふくろの味」に助けられた。そして、公開初夜を実施するなど、途方もないことを思いついたのは、母のような女性を作りたくないという本音があった。バルセロナの血の呪いなんぞ、くそくらえだ!一人の王からは一人の王しか生せない伝説を覆すため、天女様にも協力を仰ぎ、公開実験をしているようなもの。
これで同時に何人も孕めば、伝説に打ち勝つことができるのではないかと考えた。
ハーレムの中の天女様や令嬢には、餅菓子が配られ、皆、夢中で食べている。特に花見団子は人気で、手を汚さずとも食べられる。
母バレンシアは、ギャラリーに来ていた人にも、同じように餅菓子を配り、空の重箱を回収しているようだった。
これによりバレンシアの餅菓子は、バルセロナ国でも人気を博すきっかけとなる。
3昼夜強行の初夜がようやく終わった。
天女様は阿古屋貝の中に帰って行かれ、ふたを閉めぐっすりと休んでいらっしゃる。
人間の令嬢、とりわけレオナルドが気に入ったビアトリーチェ公女とシャーロット伯爵令嬢は、それぞれお姫様だっこをしたまま、部屋に設えているベッドに運ぶ。
ビアトリーチェ公女は、よほど淫乱なのか、レオナルドを放そうとせず、そのまま同じベッドに倒れ込む形で眠ることになった。
眠っている間も、ずっとベッドの中で下半身を寄せてきて、まだムクムクしていたレオナルドを刺激する。
これ、どうみても反則だろっ!?確信犯紛いのことでも平気でやってのける図太さに王妃としての性質を見出す。
レオナルドもそんなビアトリーチェが可愛くて堪らない。二人の周りに防音魔法をかけ、ビアトリーチェの胸の蕾にキスをする。レオナルド自身は、さっきからビアトリーチェに握られたまま。再び硬さを取り戻していく。
その後、何度か達し、眠りに着いたのは明け方近くになった。そこで初めてレオナルドはビアトリーチェに惚れている自覚をし、愛の言葉を囁き、ビアトリーチェもそれに応じ。二人は真実の愛を手にしたまま眠りに着いた。
レオナルドはビアトリーチェにうまいことハメられたわけだが、二人が幸せそうなので、言うことはない。
初夜の後、レオナルドとビアトリーチェの結婚式がしめやかに執り行われ、ビアトリーチェは見事、正妃の座を射止めた。
悔しがったのは、ジェーン・リスボン伯爵令嬢とシャーロット伯爵令嬢、エスペランサ侯爵令嬢の三人。特にシャーロットは、終了時点まで、ビアトリーチェと争っていたのだから、なぜ出し抜かれたのか想像もできない。
シャーロットとエスペランサは、子ができようができまいが側妃として、残ることになった。
ヘンリーにくれてやることも考えたが、ヘンリーには年相応の貴族令嬢と再びお妃選定会を行い、そこで気に入った令嬢と婚約する運びとなったのだ。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
約1年後、バルセロナ王城では、空前の出産ラッシュを迎えていた。同い年の王子が18人、王女が10人と、皆、金髪金眼で紛れもないレオナルドのタネと判明する。
これで血の呪いが消えたことを証明し、天女様がお産みになられた子供は、半神半人となり、王位継承権からは辞退されることになった。
王位継承権者第1位は、ビアトリーチェが産んだ王子でアリストテレスと名付けられ、大事に育てられる。
ちなみにシャーロットが産んだ王子は王位継承権者第2位となり、ニコラスと名付けられた。
エスペランサが産んだ王女は、マルガリータとそれぞれ名前が決まる。
*栗羊羹
寒天で手軽に作る羊羹です。
寒天の代わりにゼラチン使用可。
材料
栗 8個
寒天 1袋
製餡 250グラム
砂糖 50グラム
栗は水洗いし、圧力鍋か炊飯器で外の鬼皮を剥く。1個当たり3分の1か4分の1程度に刻んでおく。
今回も御座候の餡を遣います
栗は甘露煮でもOK
鍋に寒天、水を沸騰させ、寒天を溶かす。弱火にして、あんこと砂糖を入れ、よく混ぜながら栗を入れる。
型を水に濡らし、流し入れ、冷蔵庫で冷やす。固まったら完成です。
王城からはギャラリーに対して、軽食サービスを行っていたが、それでも3昼夜寝ずの番は厳しい。
ヘンリーの3人のお妃候補のうちビアトリーチェ公女とシャーロット伯爵令嬢は、天女様に匹敵するほど締りが良く、美味。残念ながらエスペランサ侯爵令嬢はイマイチといったところ。
それでもまんべんなくレオナルドは抱いていく。エスペランサ嬢は、子ができなければ、家臣に下賜してもいいかなと考えながら、腰を打ち付ける。
今までの鍛錬に比べると3日間程度など楽な方に入るが、公開でヤっているということと人間の令嬢相手ということもあり、やたらと疲れる。
食事はサンドイッチやスムージーで摂っているが、このままではスタミナ不足に陥りそう。
ふとギャラリーの方を見ると、母バレンシアが串団子を手に衛兵に「入れてくれ」と騒いでいるのを聞きつけ、バブーにとりに行かせる。
「お疲れ様、バブーの分もあるわよ。たくさん召し上がれ」
レオナルドは両手に焼き餅団子を持ち、腰だけは休まず振り続ける。1本で腹いっぱいになる量を2本食べたので、スタミナが大復活する。焼いた餅に醤油味は香ばしいし、食欲がそそる。
幼い頃より慣れ親しんだ「おふくろの味」に助けられた。そして、公開初夜を実施するなど、途方もないことを思いついたのは、母のような女性を作りたくないという本音があった。バルセロナの血の呪いなんぞ、くそくらえだ!一人の王からは一人の王しか生せない伝説を覆すため、天女様にも協力を仰ぎ、公開実験をしているようなもの。
これで同時に何人も孕めば、伝説に打ち勝つことができるのではないかと考えた。
ハーレムの中の天女様や令嬢には、餅菓子が配られ、皆、夢中で食べている。特に花見団子は人気で、手を汚さずとも食べられる。
母バレンシアは、ギャラリーに来ていた人にも、同じように餅菓子を配り、空の重箱を回収しているようだった。
これによりバレンシアの餅菓子は、バルセロナ国でも人気を博すきっかけとなる。
3昼夜強行の初夜がようやく終わった。
天女様は阿古屋貝の中に帰って行かれ、ふたを閉めぐっすりと休んでいらっしゃる。
人間の令嬢、とりわけレオナルドが気に入ったビアトリーチェ公女とシャーロット伯爵令嬢は、それぞれお姫様だっこをしたまま、部屋に設えているベッドに運ぶ。
ビアトリーチェ公女は、よほど淫乱なのか、レオナルドを放そうとせず、そのまま同じベッドに倒れ込む形で眠ることになった。
眠っている間も、ずっとベッドの中で下半身を寄せてきて、まだムクムクしていたレオナルドを刺激する。
これ、どうみても反則だろっ!?確信犯紛いのことでも平気でやってのける図太さに王妃としての性質を見出す。
レオナルドもそんなビアトリーチェが可愛くて堪らない。二人の周りに防音魔法をかけ、ビアトリーチェの胸の蕾にキスをする。レオナルド自身は、さっきからビアトリーチェに握られたまま。再び硬さを取り戻していく。
その後、何度か達し、眠りに着いたのは明け方近くになった。そこで初めてレオナルドはビアトリーチェに惚れている自覚をし、愛の言葉を囁き、ビアトリーチェもそれに応じ。二人は真実の愛を手にしたまま眠りに着いた。
レオナルドはビアトリーチェにうまいことハメられたわけだが、二人が幸せそうなので、言うことはない。
初夜の後、レオナルドとビアトリーチェの結婚式がしめやかに執り行われ、ビアトリーチェは見事、正妃の座を射止めた。
悔しがったのは、ジェーン・リスボン伯爵令嬢とシャーロット伯爵令嬢、エスペランサ侯爵令嬢の三人。特にシャーロットは、終了時点まで、ビアトリーチェと争っていたのだから、なぜ出し抜かれたのか想像もできない。
シャーロットとエスペランサは、子ができようができまいが側妃として、残ることになった。
ヘンリーにくれてやることも考えたが、ヘンリーには年相応の貴族令嬢と再びお妃選定会を行い、そこで気に入った令嬢と婚約する運びとなったのだ。
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約1年後、バルセロナ王城では、空前の出産ラッシュを迎えていた。同い年の王子が18人、王女が10人と、皆、金髪金眼で紛れもないレオナルドのタネと判明する。
これで血の呪いが消えたことを証明し、天女様がお産みになられた子供は、半神半人となり、王位継承権からは辞退されることになった。
王位継承権者第1位は、ビアトリーチェが産んだ王子でアリストテレスと名付けられ、大事に育てられる。
ちなみにシャーロットが産んだ王子は王位継承権者第2位となり、ニコラスと名付けられた。
エスペランサが産んだ王女は、マルガリータとそれぞれ名前が決まる。
*栗羊羹
寒天で手軽に作る羊羹です。
寒天の代わりにゼラチン使用可。
材料
栗 8個
寒天 1袋
製餡 250グラム
砂糖 50グラム
栗は水洗いし、圧力鍋か炊飯器で外の鬼皮を剥く。1個当たり3分の1か4分の1程度に刻んでおく。
今回も御座候の餡を遣います
栗は甘露煮でもOK
鍋に寒天、水を沸騰させ、寒天を溶かす。弱火にして、あんこと砂糖を入れ、よく混ぜながら栗を入れる。
型を水に濡らし、流し入れ、冷蔵庫で冷やす。固まったら完成です。
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