キズモノ令嬢絶賛発情中♡~乙女ゲームのモブ、ヒロイン・悪役令嬢を押しのけ主役になりあがる

青の雀

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番外編

8.お城

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 サイズは、LかLLだろうと思う。見たことがないからわからないけど、ドラッグストアに売っているものは、ニッポン人サイズだから、そこでミッシェルはLLとLを1箱ずつ、かごに入れ、レジで会計を済ませた。

 この街を散策してもいいが、せっかく異世界に来たのに、地下鉄に乗らないのは、もったいない。

 鳩バスに乗って、周遊観光をしてみるのもいいが、だいたい異世界の言葉が喋れるのは、ミッシェルだけなので、ガイドさんの案内がもったいない。

 Suicaを一人ずつ手渡し、改札の使い方を説明する。入る時と出るときにコレをさし入れ、取り忘れに注意して。

 3人は黙って頷いている。

 本当にわかっているのかなぁ。心配になるも、心配していたら、どこにも行けない。

 だから口が酸っぱくなるほどの注意をして、最後にミッシェルが改札を通った。目指すは、やっぱり東京タワーよね。

 東京タワーの見学も無事終わり、とりあえずランチに行く。いきなりニッポン食なんて、ハードルが高いので、ここはファミリーレストランを探して入ることにした。ビュッフェスタイルのホテルランチの方がよかったかも?とは思ったけれど。

 使用人に給仕させることが当然の世界から来た人達ばかりなので、ビュッフェスタイルよりも注文したものを席まで持ってきてくれた方がなじみやすいと思ったので。

 最近のファミレスは、店の前にある予約ペーパーに名前を書いて、順番を待つ形式になっているみたい。

 ミッシェルも名前を書こうとするが、なんて書けばいい?カタカナで書くようになっているけど?困った。まあ、掛けることは書けるけど、仕方なくカタカナで「ミッシェル」と書いてみる。

 店側も、この表記がわかりやすかったのか、すぐにミッシェルは呼ばれたのだ。

 メニューは、カラー写真付きだったので、ミッシェル以外の3人にわかりやすく、それぞれ好きなもの、食べたいものを指でさして、注文していく。ほとんど、ステーキ定食を注文している。

 飲み物は、ミッシェルが適当にワインやビールを注文し、テイスティングは公爵に任せた。

 定食だから、ご飯が付いてくるのだが、そこはライスではなくパンを注文する。

 ミッシェルだけは、スパゲッティのナポリタンとサラダの盛り合わせを注文し、飲み物は、アイスのストレートティを頼む。

 「美味しい。こんな柔らかいお肉初めて食べた。」

 それ、人工肉ですよ。とは、言わない。人工肉とは、黒毛和牛の記載があっても、黒毛和牛から出たクズ肉を1枚のステーキとして、貼り合わせた肉のことをいい、和牛の脂を注入してふっくら甘くなるように仕上げている。ファミレスや居酒屋で出される格安のステーキは、ほとんどがこれに該当する。

 その点、お魚は、それができない。養殖であっても泳いでいるものを捕まえるか、網ですくいあげて、調理するから原価率は高い。

 ミッシェルはなぜスパゲッティにしたかというと、元の世界では、食べられないから。元の世界では、粉物はお菓子以外では、ほとんど食べられない。

 だからうどんでも、蕎麦でもお好み焼きでも、ピザでも何でもよかったけど、たまたまナポリタンを見て注文したに過ぎない。

 食後はスカイツリーに行くことにした。

 前世でも、東京タワーにスカイツリー、それになにわハルカスといった高い所ばかりを言った記憶がある。

 前世は高い所が好きだったみたいだけど、今世はそれほどでもない。

 何とかの高のぼりの、何とかが消えたからかもしれない。

 スカイツリー見学が終わって、外へ出たら、いきなり雨が降り出した。いわゆるゲリラ豪雨といったひどい振り方だったので、どこか雨宿りするところを探す。

 100円傘を買ってもいいようなものだが、そんな振出はなさそうに思える。

 その時、お姑さんが

 「あら、あんなところにお城が!」

 指をさされた方を見ると、……!ラブホだった。

 ズブ濡れになるよりは、マシかと思い、それにドラッグストアで買ったコンドームを試してもらうのに、ちょうどいいかもと思って、3人をそのお城に連れていく。
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