何でも欲しがる妹を持つ姉が3人寄れば文殊の知恵~姉を辞めます。侯爵令嬢3大美女が国を捨て聖女になり、幸せを掴む

青の雀

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 船はマンダリン国に着岸した、降りようかどうかと相談するも、ここはオレンジジュースが美味しい国と言うからには、一度飲んでみたいと思い、ここで下船することになる。

 噂通りに本当に美味しい濃いオレンジジュースにご満悦の3人。

 飛び切りの美女が3人も一緒に船から降りてきたので、港は騒然となる。

 「どこから来られたのですか?」

 「いつまでいらっしゃるのですか?」

 「それにしても、お三方とも美しい。」

 まただ、いつものまるで見世物のように人だかりができる。

 なんだか、鬱陶しくなったので、すぐにまた船の中に戻る。あと30分したら出港であるから、船の中でおしゃべりしましょう。

 最初は遠慮がちだった御者の3人も、少し仲良くなってきて、いろいろ魔法の話をしてくれるようになったのである。

 「落ち着いたら、また教えてくださいね。」

 そうこうしているうちに、出港することになる。この国で良かったのはオレンジジュースだけだったわ。

 海の上で、退屈だと思っていたら、やけに揺れる。
 窓から外を見ると、クラーケンがこの船を怒っているようだった。
 え?沈むってことないよね?
 御者たちが、船長室から戻ってきて、「聖女様なのだから、闘ってください。」というが、どうやって?

 仕方なくデッキに出て、拝む。すると急におとなしくなって海の底に沈んでいった。
 船員も他の乗客も「聖女様」と言って、跪かれるが、3人の侯爵令嬢には自覚なし。

 次に向かったのは、ベルトライアングル国、ここは名物がないのが名物らしい。なんだかよくわからないが、船の中に座りっぱなしというのも体に悪いから、降りてみることにしたら、やっぱり美女3人組は、取り囲まれることになったのである。

 鬱陶しいわね。美しいって、罪なのかしらね。

 もう戻ろうかと思っていたところ、ここは王子様が3人いらっしゃるということを小耳にはさむ。

 船から3人の王子様に連絡がいってたみたいで、港には立派な馬車が公爵令嬢3人を迎えに来ていたのである。

 やっぱり、さっきのクラーケンをやっつけたことと関係ある?

 王城に招かれた3人は、そのまま国王陛下とそのご家族である王子様3人と集団見合いみたいな恰好になる。

 第1王子様がアルフレッド様と言われ、長身で落ち着いた雰囲気、エルメスティーヌ様が時々、顔を赤らめてはいらっしゃるが、なかなかいい雰囲気です。

 第2王子様はブライアン様、軍服がよくお似合いでガタイが立派でいらっしゃる。華やかなダイアナ様とニコニコして、おしゃべりが弾んでいるように見える。

 第3王子様はリチャード様、お優しそうな雰囲気でクラリス様を気遣っていらっしゃるご様子、クラリス様も今まで妹のことでさんざんな目に遭ってこられたので嬉しそうに応じていらっしゃる。

 3人3様の幸せが待っています。もう誰も船に戻りたいとは言わず、このままベルトライアングル国で結婚式を同時にトリプル婚式が行われることになります。

 お幸せに。
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