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第二章 出会いと苦悩のチート君
出会ってしまった
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そして、パーティ当日。
ピンクの愛らしいドレスを身にまとった僕の妖精は、誰よりも存在感があった。
天使かな?って思うくらいにはいつも以上にかわいかった。
さて、今年はリリィの他に4人。付き添い含めて6人の子どもがいた。その中には知り合いもいて。
「ん、あ、ジョーン!」
「ロイ!そうか弟が同い年だったな!」
「ジョーンにいしゃま、いちゅもおせわににゃっておりましゅ」
「相変わらず堅苦しいなマシュー」
「こんにちはマシュー、元気そうだね」
マシュー・アビトラル。ロイの弟で、大人しい赤髪に黄色の瞳を持っている。
「ロイしゃん、おひしゃしぶりでしゅ。そちらはどにゃた?」
「!!え、ええと、ぼくはロイのおとーとで、マシューともうしましゅ。こうしゃくれいじょう」
「わたしはリリィ、よろしくにぇ、マシュー!」
ふわふわな天使の笑顔に顔を赤くするマシュー。
気持ちはわかるけど、もっと大人になって、僕を倒したらな。
そしてリリィは僕のエスコートで他の人たちのところへ向かうと、また愛らしい笑顔で近づいて行った。
「こんにちは、リリィこうしゃくれいじょう、ジョーンこうしゃくれいそく。ぼくはアルト」
「ぼくはオルティー」
「「メルトロデュスはくしゃくれいそくです、いごおみしりおきを」」
リリィと僕に向かって挨拶をする双子。
紫色の、闇を表す髪と瞳をした、礼儀正しいお辞儀をする伯爵令息。
ちなみに髪の分け方で見分けるらしく、アルトは右側の瞳を隠し、オルティーは左目を隠している。
でも僕には、アルトの方が真面目で、オルティーはやんちゃな性格が少しだけ見えている気がした。
そして最後。
銀の色に水色の瞳の少女。
・・・あれ、見たことある気がする。
「初めまして、私はクリスティーナ。クリスティーナ・ディオスハイド男爵令嬢です。お会いできて光栄です、リリィ様、ジョーン様」
瞳に合わせた、水色の淡いドレスを軽くつまみ、腰を落として会釈するその様子が、誰かに似ていると思った。
そしてクリスティーナ。その名前を『彼女』はよく使っていた気がする。
そう、僕の前世の妹が、乙女ゲームをするときによく使う名前だった。
ピンクの愛らしいドレスを身にまとった僕の妖精は、誰よりも存在感があった。
天使かな?って思うくらいにはいつも以上にかわいかった。
さて、今年はリリィの他に4人。付き添い含めて6人の子どもがいた。その中には知り合いもいて。
「ん、あ、ジョーン!」
「ロイ!そうか弟が同い年だったな!」
「ジョーンにいしゃま、いちゅもおせわににゃっておりましゅ」
「相変わらず堅苦しいなマシュー」
「こんにちはマシュー、元気そうだね」
マシュー・アビトラル。ロイの弟で、大人しい赤髪に黄色の瞳を持っている。
「ロイしゃん、おひしゃしぶりでしゅ。そちらはどにゃた?」
「!!え、ええと、ぼくはロイのおとーとで、マシューともうしましゅ。こうしゃくれいじょう」
「わたしはリリィ、よろしくにぇ、マシュー!」
ふわふわな天使の笑顔に顔を赤くするマシュー。
気持ちはわかるけど、もっと大人になって、僕を倒したらな。
そしてリリィは僕のエスコートで他の人たちのところへ向かうと、また愛らしい笑顔で近づいて行った。
「こんにちは、リリィこうしゃくれいじょう、ジョーンこうしゃくれいそく。ぼくはアルト」
「ぼくはオルティー」
「「メルトロデュスはくしゃくれいそくです、いごおみしりおきを」」
リリィと僕に向かって挨拶をする双子。
紫色の、闇を表す髪と瞳をした、礼儀正しいお辞儀をする伯爵令息。
ちなみに髪の分け方で見分けるらしく、アルトは右側の瞳を隠し、オルティーは左目を隠している。
でも僕には、アルトの方が真面目で、オルティーはやんちゃな性格が少しだけ見えている気がした。
そして最後。
銀の色に水色の瞳の少女。
・・・あれ、見たことある気がする。
「初めまして、私はクリスティーナ。クリスティーナ・ディオスハイド男爵令嬢です。お会いできて光栄です、リリィ様、ジョーン様」
瞳に合わせた、水色の淡いドレスを軽くつまみ、腰を落として会釈するその様子が、誰かに似ていると思った。
そしてクリスティーナ。その名前を『彼女』はよく使っていた気がする。
そう、僕の前世の妹が、乙女ゲームをするときによく使う名前だった。
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