67 / 129
第10話 私の帰る場所
6.宣誓書
しおりを挟む
「は?」
「は?」
いいアイディアが思いついた、とばかりににっこりと笑う侑岐に、朋香も尚一郎も、間抜けにも同じ一音を発してまじまじと侑岐の顔を見ていた。
「仮面夫婦でかまわないわ。
尚一郎は引き続き、朋香と生活すればいい。
私だって、メグと離れるなんて嫌だし」
「できるわけないだろ、そんなこと!」
「あらどうして?
表面上、私たちが夫婦になれば、達之助おじいさまは朋香に手を出すこともないでしょうし、うちの両親も安心する。
すべてが丸く収まるわ」
侑岐の云う通りかもしれない。
表面上、尚一郎と侑岐が結婚してしまえば、達之助も満足だろう。
確かに、いいアイディアだとは思う。
けれど。
……けれど。
嘘でも、侑岐の隣で夫の顔をして、笑っている尚一郎を想像すると、胸が苦しくなった。
「僕の妻は仮面だろうがなんだろうが、朋香ただひとりだ!
なにがあろうと朋香以外の女性を、妻に迎える気なんてない!」
ぎゅっと手を握られて見上げると、レンズ越しに目のあった尚一郎が頷いた。
握り返して俯いてしまう。
嬉しくて、顔がにやけてしまいそうだ。
「へー、万理奈(まりな)の件で懲りてないの?」
「それは……」
万理奈、その名前が出た途端にさっきまでの勢いはなくなり、尚一郎は俯き、黙ってしまった。
気になる、が、聞けそうにない雰囲気。
推測するに今日、侑岐が云っていた女性のことじゃないだろうか。
「朋香も彼女のように不幸にする気?」
「……朋香は絶対に僕が守る。
今度こそ、絶対に」
朋香の手を掴む尚一郎の手に、痛いくらい力が入る。
思い詰めたような硬い表情に、思わず朋香はその手を握り返していた。
「絶対に僕は朋香を不幸にしない。
守ってみせる」
顔を上げた尚一郎の目は、揺るがない決意で満ちていた。
その目に、侑岐が嬉しそうに唇を僅かにほころばせる。
「約束、してよ?
絶対に朋香を不幸にしないって」
「神に、誓う」
尚一郎の強い言葉に、侑岐は満足げに頷いた。
「わかった。
じゃあ、例の書類をちょうだい」
尚一郎は頷くと懐から封筒を出し、その中の紙を侑岐の目の前に置いた。
「ペンは必要かい?」
「持ってるからいいわ」
さらさらとサインして侑岐から返された書類を、尚一郎はなぜか、朋香に手渡した。
「尚一郎さん?」
「朋香が確認して」
渡された書類を読むと、内容は婚約破棄についてだった。
「これで僕と侑岐は正式に、婚約を破棄した。
前は口約束だったから、つっこまれるとなんとも云えなかったけど。
これは弁護士に作らせた、正式な書類だからね。
CEOも文句は云えない」
「……はい」
「そしてこれ」
新たに手渡された書類を読む。
そこには、朋香以外の人間とは絶対に結婚しないこと、朋香との結婚を認めてもらえれば、相続の一切を放棄すると書いてあった。
「……ダメ、ですよ。
……こんな」
「僕の妻は生涯、朋香ひとりだけだって、僕なりの宣誓だよ」
目の前で開けられた指環ケースには、さっき、侑岐の指に嵌まっていた指環が入っていた。
「ごめんなさい、朋香。
私が勝手に持ち出したの」
しおらしくしょげてしまった侑岐が意外だった。
そんなところがあるなんて。
さっきのやり取りからしても、思っているよりもずっといい人なのかもしれない。
「待たせてごめん。
ちゃんとした婚約指環だよ。
じゃあ、改めて。
……僕と結婚して欲しい」
じっと、碧い瞳がレンズの向こうから自分を見つめている。
きっぱり侑岐の目の前で、自分の妻は朋香だと云い切ってくれればそれでいいと思っていた。
朋香だけを愛してるとキスしてくれて、機嫌を取るのになにか買ってくれれば、もうそれで十分だった。
なのに。
「もしかして朋香は貧乏な僕は嫌いかい?」
不安そうな尚一郎にふるふると首を横に振ると、にっこりと眼鏡の奥の目が笑う。
「よかった」
嬉しそうな尚一郎に泣きたくなる。
そんなに、尚一郎から愛されるなんて知らなかった。
だからなおさら。
「ダメですよ、こんな。
私にはそんな価値ないから……」
とうとう朋香の目から涙がこぼれ落ち、尚一郎は困った顔でその腕の中に朋香を抱きしめた。
「僕にとって、朋香はそれだけ大事な存在なんだ。
朋香を守るためだったらなんだってするよ」
「尚一郎さん……」
泣いている朋香と、朋香を愛おしそうに抱きしめる尚一郎を侑岐は黙って見守っている。
ようやく朋香の涙が落ち着いて尚一郎が離れると、苦笑いで口を開いた。
「尚一郎がそこまで決心するっていうなら、身を引くしかないし。
しっかり朋香を幸せにしなさいよ?」
「侑岐に云われなくたって」
尚一郎は朋香の目の前で書類にサインすると、婚約破棄の書類とともに封筒にしまった。
「あとはこれをCEOに渡せばおしまい。
きっと社長はクビになるだろうから、お義父さんの工場で雇ってもらおうか?
あ、アメリカに渡ってしばらく侑岐の世話になって、あっちで起業するのもいいかもね」
「なあに?
そこまで私に頼る気?
あ、朋香のお父さんの、工場のことは心配しなくていいわ。
私がちゃんと、面倒見るから」
ぱちんと侑岐にウィンクされて、驚いてしまう。
「あの、侑岐さんって……」
重広といえば、あの、日本ではロボット開発第一人者の重広工業だろうと察しはつくが、ただの婚約者だとは思えない。
「そういえば、きちんと紹介してなかったね。
侑岐は重広工業の一人娘で、僕が日本に来たときにはすでに、婚約者に決まってた。
それからの付き合いなんだ」
「酷いと思わない?
娘が同性愛者だって認めなくて、無理矢理男と結婚させようとするなんて。
まあ、表向き尚一郎と結婚するって云っておけば両親はなにも云わないし、都合がよかったの」
パチンと侑岐にウィンクされると、頬が熱くなった。
きっと侑岐は、女性からだってモテモテに違いない。
「不思議と尚一郎だと、腕を組んで歩いても、キスだってしたって嫌悪感はなかったし。
それに、押部家とは古い付き合いだから、……達之助おじいさまの性格も知ってた。
だから、尚一郎からしても都合がよかった」
ふっ、目を伏せて暗い表情をした侑岐に心がざわつく。
尚一郎が黙って、まるで話すなとでもいうかのように小さく首を振った。
「この話はやめにしましょう?
ねえ朋香、このアプリ、知ってる?」
急に話を変えてきた侑岐に違和感を覚えた。
尚一郎はほっと表情を緩ませている。
なにか聞かれてまずいことでもあるのだろうか。
しかしそれは、自分が知らなきゃいけないことのような気がする。
「このアプリ、私がアメリカで経営している会社で運営してるの」
「えっ、これって侑岐さんの会社なんですか!?
私も、料理とか参考にしてました!」
侑岐に見せられた携帯のアプリに一気に朋香のテンションが上がり、なんの話をしていたのかなんて吹っ飛んでいた。
なぜならそのアプリは最近、若い女性の間で人気のSNSアプリだったからだ。
料理やハンドメイド、DIYなどのレシピや完成画像を公開するアプリ。
手軽にレシピが検索できる上に、公開すればいいねがついて評価される。
もちろん、朋香も利用していた。
「まあこれは副業に近いけどねー。
そうだ、私のところにくる気なら、朋香、働いてみる?」
「いいんですか!?」
「いつの間に君たちはそんなに仲良くなったんだい?」
盛り上がる朋香と侑岐に、尚一郎は呆れ気味に笑っている。
そんなことすら嬉しくて、これから尚一郎と幸せになるのだと、このときの朋香は少しも疑ってなかった。
「は?」
いいアイディアが思いついた、とばかりににっこりと笑う侑岐に、朋香も尚一郎も、間抜けにも同じ一音を発してまじまじと侑岐の顔を見ていた。
「仮面夫婦でかまわないわ。
尚一郎は引き続き、朋香と生活すればいい。
私だって、メグと離れるなんて嫌だし」
「できるわけないだろ、そんなこと!」
「あらどうして?
表面上、私たちが夫婦になれば、達之助おじいさまは朋香に手を出すこともないでしょうし、うちの両親も安心する。
すべてが丸く収まるわ」
侑岐の云う通りかもしれない。
表面上、尚一郎と侑岐が結婚してしまえば、達之助も満足だろう。
確かに、いいアイディアだとは思う。
けれど。
……けれど。
嘘でも、侑岐の隣で夫の顔をして、笑っている尚一郎を想像すると、胸が苦しくなった。
「僕の妻は仮面だろうがなんだろうが、朋香ただひとりだ!
なにがあろうと朋香以外の女性を、妻に迎える気なんてない!」
ぎゅっと手を握られて見上げると、レンズ越しに目のあった尚一郎が頷いた。
握り返して俯いてしまう。
嬉しくて、顔がにやけてしまいそうだ。
「へー、万理奈(まりな)の件で懲りてないの?」
「それは……」
万理奈、その名前が出た途端にさっきまでの勢いはなくなり、尚一郎は俯き、黙ってしまった。
気になる、が、聞けそうにない雰囲気。
推測するに今日、侑岐が云っていた女性のことじゃないだろうか。
「朋香も彼女のように不幸にする気?」
「……朋香は絶対に僕が守る。
今度こそ、絶対に」
朋香の手を掴む尚一郎の手に、痛いくらい力が入る。
思い詰めたような硬い表情に、思わず朋香はその手を握り返していた。
「絶対に僕は朋香を不幸にしない。
守ってみせる」
顔を上げた尚一郎の目は、揺るがない決意で満ちていた。
その目に、侑岐が嬉しそうに唇を僅かにほころばせる。
「約束、してよ?
絶対に朋香を不幸にしないって」
「神に、誓う」
尚一郎の強い言葉に、侑岐は満足げに頷いた。
「わかった。
じゃあ、例の書類をちょうだい」
尚一郎は頷くと懐から封筒を出し、その中の紙を侑岐の目の前に置いた。
「ペンは必要かい?」
「持ってるからいいわ」
さらさらとサインして侑岐から返された書類を、尚一郎はなぜか、朋香に手渡した。
「尚一郎さん?」
「朋香が確認して」
渡された書類を読むと、内容は婚約破棄についてだった。
「これで僕と侑岐は正式に、婚約を破棄した。
前は口約束だったから、つっこまれるとなんとも云えなかったけど。
これは弁護士に作らせた、正式な書類だからね。
CEOも文句は云えない」
「……はい」
「そしてこれ」
新たに手渡された書類を読む。
そこには、朋香以外の人間とは絶対に結婚しないこと、朋香との結婚を認めてもらえれば、相続の一切を放棄すると書いてあった。
「……ダメ、ですよ。
……こんな」
「僕の妻は生涯、朋香ひとりだけだって、僕なりの宣誓だよ」
目の前で開けられた指環ケースには、さっき、侑岐の指に嵌まっていた指環が入っていた。
「ごめんなさい、朋香。
私が勝手に持ち出したの」
しおらしくしょげてしまった侑岐が意外だった。
そんなところがあるなんて。
さっきのやり取りからしても、思っているよりもずっといい人なのかもしれない。
「待たせてごめん。
ちゃんとした婚約指環だよ。
じゃあ、改めて。
……僕と結婚して欲しい」
じっと、碧い瞳がレンズの向こうから自分を見つめている。
きっぱり侑岐の目の前で、自分の妻は朋香だと云い切ってくれればそれでいいと思っていた。
朋香だけを愛してるとキスしてくれて、機嫌を取るのになにか買ってくれれば、もうそれで十分だった。
なのに。
「もしかして朋香は貧乏な僕は嫌いかい?」
不安そうな尚一郎にふるふると首を横に振ると、にっこりと眼鏡の奥の目が笑う。
「よかった」
嬉しそうな尚一郎に泣きたくなる。
そんなに、尚一郎から愛されるなんて知らなかった。
だからなおさら。
「ダメですよ、こんな。
私にはそんな価値ないから……」
とうとう朋香の目から涙がこぼれ落ち、尚一郎は困った顔でその腕の中に朋香を抱きしめた。
「僕にとって、朋香はそれだけ大事な存在なんだ。
朋香を守るためだったらなんだってするよ」
「尚一郎さん……」
泣いている朋香と、朋香を愛おしそうに抱きしめる尚一郎を侑岐は黙って見守っている。
ようやく朋香の涙が落ち着いて尚一郎が離れると、苦笑いで口を開いた。
「尚一郎がそこまで決心するっていうなら、身を引くしかないし。
しっかり朋香を幸せにしなさいよ?」
「侑岐に云われなくたって」
尚一郎は朋香の目の前で書類にサインすると、婚約破棄の書類とともに封筒にしまった。
「あとはこれをCEOに渡せばおしまい。
きっと社長はクビになるだろうから、お義父さんの工場で雇ってもらおうか?
あ、アメリカに渡ってしばらく侑岐の世話になって、あっちで起業するのもいいかもね」
「なあに?
そこまで私に頼る気?
あ、朋香のお父さんの、工場のことは心配しなくていいわ。
私がちゃんと、面倒見るから」
ぱちんと侑岐にウィンクされて、驚いてしまう。
「あの、侑岐さんって……」
重広といえば、あの、日本ではロボット開発第一人者の重広工業だろうと察しはつくが、ただの婚約者だとは思えない。
「そういえば、きちんと紹介してなかったね。
侑岐は重広工業の一人娘で、僕が日本に来たときにはすでに、婚約者に決まってた。
それからの付き合いなんだ」
「酷いと思わない?
娘が同性愛者だって認めなくて、無理矢理男と結婚させようとするなんて。
まあ、表向き尚一郎と結婚するって云っておけば両親はなにも云わないし、都合がよかったの」
パチンと侑岐にウィンクされると、頬が熱くなった。
きっと侑岐は、女性からだってモテモテに違いない。
「不思議と尚一郎だと、腕を組んで歩いても、キスだってしたって嫌悪感はなかったし。
それに、押部家とは古い付き合いだから、……達之助おじいさまの性格も知ってた。
だから、尚一郎からしても都合がよかった」
ふっ、目を伏せて暗い表情をした侑岐に心がざわつく。
尚一郎が黙って、まるで話すなとでもいうかのように小さく首を振った。
「この話はやめにしましょう?
ねえ朋香、このアプリ、知ってる?」
急に話を変えてきた侑岐に違和感を覚えた。
尚一郎はほっと表情を緩ませている。
なにか聞かれてまずいことでもあるのだろうか。
しかしそれは、自分が知らなきゃいけないことのような気がする。
「このアプリ、私がアメリカで経営している会社で運営してるの」
「えっ、これって侑岐さんの会社なんですか!?
私も、料理とか参考にしてました!」
侑岐に見せられた携帯のアプリに一気に朋香のテンションが上がり、なんの話をしていたのかなんて吹っ飛んでいた。
なぜならそのアプリは最近、若い女性の間で人気のSNSアプリだったからだ。
料理やハンドメイド、DIYなどのレシピや完成画像を公開するアプリ。
手軽にレシピが検索できる上に、公開すればいいねがついて評価される。
もちろん、朋香も利用していた。
「まあこれは副業に近いけどねー。
そうだ、私のところにくる気なら、朋香、働いてみる?」
「いいんですか!?」
「いつの間に君たちはそんなに仲良くなったんだい?」
盛り上がる朋香と侑岐に、尚一郎は呆れ気味に笑っている。
そんなことすら嬉しくて、これから尚一郎と幸せになるのだと、このときの朋香は少しも疑ってなかった。
11
あなたにおすすめの小説
ホストと女医は診察室で
星野しずく
恋愛
町田慶子は開業したばかりのクリニックで忙しい毎日を送っていた。ある日クリニックに招かれざる客、歌舞伎町のホスト、聖夜が後輩の真也に連れられてやってきた。聖夜の強引な誘いを断れず、慶子は初めてホストクラブを訪れる。しかし、その日の夜、慶子が目覚めたのは…、なぜか聖夜と二人きりのホテルの一室だった…。
あまやかしても、いいですか?
藤川巴/智江千佳子
恋愛
結婚相手は会社の王子様。
「俺ね、ダメなんだ」
「あーもう、キスしたい」
「それこそだめです」
甘々(しすぎる)男子×冷静(に見えるだけ)女子の
契約結婚生活とはこれいかに。
ストーカーに狙われたので歳上騎士様に護衛をお願いしました。
ねーさん
恋愛
「氷の彫刻」と呼ばれる美貌の兄を持つ公爵令嬢のクラリッサは不審な視線に悩まされていた。
卒業を二日後に控えた朝、教室のクラリッサの机に置かれた一通の偏執狂者からの手紙。
親友イブを通じてイブの婚約者、近衛騎士団第四分団員のジョーンズに相談すると、第四分団長ネイトがクラリッサのパートナーとして卒業パーティーに出席してくれる事になって───
〈注〉
このお話は「婚約者が記憶喪失になりました。」と「元騎士の歳上公爵様がまさかの××でした!?」の続編になります。
【完結】もう一度やり直したいんです〜すれ違い契約夫婦は異国で再スタートする〜
四片霞彩
恋愛
「貴女の残りの命を私に下さい。貴女の命を有益に使います」
度重なる上司からのパワーハラスメントに耐え切れなくなった日向小春(ひなたこはる)が橋の上から身投げしようとした時、止めてくれたのは弁護士の若佐楓(わかさかえで)だった。
事情を知った楓に会社を訴えるように勧められるが、裁判費用が無い事を理由に小春は裁判を断り、再び身を投げようとする。
しかし追いかけてきた楓に再度止められると、裁判を無償で引き受ける条件として、契約結婚を提案されたのだった。
楓は所属している事務所の所長から、孫娘との結婚を勧められて困っており、 それを断る為にも、一時的に結婚してくれる相手が必要であった。
その代わり、もし小春が相手役を引き受けてくれるなら、裁判に必要な費用を貰わずに、無償で引き受けるとも。
ただ死ぬくらいなら、最後くらい、誰かの役に立ってから死のうと考えた小春は、楓と契約結婚をする事になったのだった。
その後、楓の結婚は回避するが、小春が会社を訴えた裁判は敗訴し、退職を余儀なくされた。
敗訴した事をきっかけに、裁判を引き受けてくれた楓との仲がすれ違うようになり、やがて国際弁護士になる為、楓は一人でニューヨークに旅立ったのだった。
それから、3年が経ったある日。
日本にいた小春の元に、突然楓から離婚届が送られてくる。
「私は若佐先生の事を何も知らない」
このまま離婚していいのか悩んだ小春は、荷物をまとめると、ニューヨーク行きの飛行機に乗る。
目的を果たした後も、契約結婚を解消しなかった楓の真意を知る為にもーー。
❄︎
※他サイトにも掲載しています。
財閥御曹司は左遷された彼女を秘めた愛で取り戻す
花里 美佐
恋愛
榊原財閥に勤める香月菜々は日傘専務の秘書をしていた。
専務は御曹司の元上司。
その専務が社内政争に巻き込まれ退任。
菜々は同じ秘書の彼氏にもフラれてしまう。
居場所がなくなった彼女は退職を希望したが
支社への転勤(左遷)を命じられてしまう。
ところが、ようやく落ち着いた彼女の元に
海外にいたはずの御曹司が現れて?!
雨の日にやさぐれお姉さんを拾ったと思ったら胃袋も心も掴んでくるスーパーお姉さんだった
九戸政景
恋愛
新人小説家の由利美音は、ある日の夜に一人の女性を拾う。太刀川凛莉と名乗る女性との共同生活が始まる中、様々な出会いを果たしながら美音は自身の過去とも向き合っていく。
夜の帝王の一途な愛
ラヴ KAZU
恋愛
彼氏ナシ・子供ナシ・仕事ナシ……、ないない尽くしで人生に焦りを感じているアラフォー女性の前に、ある日突然、白馬の王子様が現れた! ピュアな主人公が待ちに待った〝白馬の王子様"の正体は、若くしてホストクラブを経営するカリスマNO.1ホスト。「俺と一緒に暮らさないか」突然のプロポーズと思いきや、契約結婚の申し出だった。
ところが、イケメンホスト麻生凌はたっぷりの愛情を濯ぐ。
翻弄される結城あゆみ。
そんな凌には誰にも言えない秘密があった。
あゆみの運命は……
結婚結婚煩いので、愛人持ちの幼馴染と偽装結婚してみた
夏菜しの
恋愛
幼馴染のルーカスの態度は、年頃になっても相変わらず気安い。
彼のその変わらぬ態度のお陰で、周りから男女の仲だと勘違いされて、公爵令嬢エーデルトラウトの相手はなかなか決まらない。
そんな現状をヤキモキしているというのに、ルーカスの方は素知らぬ顔。
彼は思いのままに平民の娘と恋人関係を持っていた。
いっそそのまま結婚してくれれば、噂は間違いだったと知れるのに、あちらもやっぱり公爵家で、平民との結婚など許さんと反対されていた。
のらりくらりと躱すがもう限界。
いよいよ親が煩くなってきたころ、ルーカスがやってきて『偽装結婚しないか?』と提案された。
彼の愛人を黙認する代わりに、贅沢と自由が得られる。
これで煩く言われないとすると、悪くない提案じゃない?
エーデルトラウトは軽い気持ちでその提案に乗った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる