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第三章 初めての普通のデート
3-7
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警備員に案内された部屋で監視カメラを確認したら、男が私の背後に立ち故意に鞄をスカートの中に差し入れているのが映っていた。
「そのバッグの中を確認させてもらっていいですか」
「い、嫌だ!
だいたい、警察でもないのに調べるとかできないだろ!」
警備員に言われてもまだ、男は必死に鞄を抱きしめて守っている。
この期に及んでも往生際の悪い男に呆れたのか、猪狩さんは面倒くさそうにため息をついた。
「その、警察なんだが」
ポケットの中から手帳を出し、開いて彼が男に見せる。
「そういうわけで鞄の中身、見せてもらうな」
「あっ」
猪狩さんが男から鞄を奪い、中を確認する。
しかし怪しいものはなにもなかった。
念のために携帯の中も確認したが、そういう画像は一枚もない。
「ほ、ほら!
なにもなかっただろ!
週刊誌に流してやろうかな、警察官に誤認逮捕されて酷い目に遭わされたって」
勝ち誇って男が笑い、唇を噛んだ。
絶対、この男がなにかしているはずなのだ。
監視カメラにだって映っているのに、なにもないはずはない。
「はぁっ」
しかし猪狩さんは取り乱すでも怒るでもなく、ただ短くため息を落としただけだった。
「こういう鞄は大抵、二重底になってるんだよ」
彼の手がなにかを引き剥がす、ベリベリという音がする。
すぐに黒い板状のものを取り出してその辺に置いた。
再び彼が鞄に手を突っ込み、掴みだしたものはなにかの機械だった。
「盗撮カメラ、あったけど?
もう言い逃れできないよな?」
「ぐうっ」
男が喉を詰まらせる。
猪狩さんのほうへと一歩、足を踏み出したものの急に標的を私に変え、殴りかかってきた。
「お前がおとなしく……」
反射的に目を閉じ、そのときを覚悟したが。
「あがーっ!」
すぐに男の悲鳴が聞こえてきて、そーっと目を開ける。
そこでは男が猪狩さんに取り押さえられていた。
「お前がおとなしくしろっ!」
「うぐぅっ」
猪狩さんに押さえつけられながらも、顔を真っ赤にして男が彼を睨み上げる。
「今、俺だと絶対に敵わないと悟ってひなに標的を変えただろっ!
弱いものに暴力を振るおうとするとか最低だな、お前っ!」
「ひ、ひぃーっ!」
猪狩さんの剣幕に男が情けない悲鳴を上げたが、そんな理由で私に襲いかかろうとした彼に同情の余地などない。
「盗撮と公務執行妨害の現行犯で逮捕だ!」
腰に手をやったものの、猪狩さんはそこにあるはずのなにかがないと気づき戸惑っている。
「あー、そうか、手錠、持ってないんだった」
困ったように彼が笑い、こんなときだというのに少しおかしくなった。
その後は警察署に行って事情聴取を受けたりと大変だった。
男の持っていたカメラからは私の他に多数の女性の画像が確認されていて、もう言い逃れはできなくなっていた。
「ひな」
事情聴取も終わって部屋を出たところで、猪狩さんが私を呼ぶ。
「怖かったな」
そっと彼の腕が私を包み込む。
ぎゅっと抱きしめられ、気持ちが緩んだ。
「こ、怖かった……」
ぽろりと落ちた涙はそこから堰を切ったかのように一気に溢れ出てくる。
泣きじゃくる私の声が静かな廊下に響いた。
「うん、怖かったな。
ごめん、怖い目に遭わせて」
猪狩さんの声には深い後悔が滲んでいる。
それを聞いて私の胸が痛んだ。
「猪狩さんは悪くない、です。
猪狩さんが助けてくれたから、怪我しないで済みました」
ひとりだったらなにもできず、帰って怖い目に遭ったと震えているだけだったかもしれない。
告発できていたとしても彼が本当に盗撮していたと証明できなかっただろうし、もしかしたら激高した男にそれこそ殴られていた可能性もある。
本当に猪狩さんが一緒でよかった。
「俺がひなから離れなきゃよかったんだ。
ごめん、本当にごめん」
それでも猪狩さんの後悔はまだ続いていく。
たぶん、私がなにを言ってもずっとこうやって後悔し続けていくのだろう。
だったら、どうしたら彼の心が軽くなるのか考える。
「猪狩さん」
「ん?」
私の顔をのぞき込んだ彼はまだ心配そうに、私の目尻に残る涙を指先で拭った。
「お詫びに私の欲しいもの、買ってくれませんか?」
きっとこれなら、落としどころになるはず。
そう信じて彼の顔を見上げる。
「わかった。
ひなの欲しいもの、なんでも買ってやる」
もう一度、ぎゅっと私を抱きしめて離れた彼はようやく少しだけだけれど笑ってくれて、ほっとした。
警察署を出て私が猪狩さんを連れていったのは、アクセサリーショップだった。
「ここに着ける、指環を買ってください」
猪狩さんへ、自分の右手薬指の根元を指してみせる。
「ひな?」
それを見て彼は怪訝そうな顔をした。
「まさか、ここに着ける指環の意味を知らないとかないですよね?」
「あっ、いや、一応、知ってるが。
恋人がいるとかそういう意味だろ?」
すぐに少し慌てたように彼が答えてくれる。
もし知らなかったらどうしようと不安だったが、ちゃんとわかっているようで安心した。
「でもひな、当分は俺とは兄妹付き合いで、って……」
「猪狩さんの結婚相手としてとりあえずキープされててもいいかなって、気が変わったんですよ」
赤くなっているであろう顔に気づかれたくなくて、ショーケースを見るフリをして俯く。
そもそもここしばらくの付き合いで猪狩さんが昔と変わらず……ううん。
昔よりももっと素敵な男性になっているのは確認した。
彼は今までの男と違い、見た目だけじゃなく中身もちゃんと見てくれる。
それに私が過去の男たちに取った態度を面白がってくれた。
それだけでもう、かなり彼に傾いていたといっていい。
そこに、今日の盗撮事件だ。
私を庇ってくれたのはもちろん嬉しかったし、私に殴りかかろうとした卑劣な犯人を取り押さえ怒っている彼は最高に格好よかった。
さらに私を怖い目に遭わせてしまったと彼が深く後悔しているのを知って、堪らなく愛おしくなった。
こんなにも彼は、私を深く愛してくれている。
それに猪狩さんと一緒だと、私は私らしくいられる。
いつの間にか彼は私の中で、憧れのお兄ちゃんから好きな人へと変わっていた。
「えっ、ひな、俺と結婚してくれるのか?」
眼鏡の向こうで大きく目を開き、猪狩さんが驚いた顔で私を見てくる。
「とりあえずキープされててもいいかも、です。
まだ結婚するとは決めていません」
期待に満ちている彼へ笑って訂正した。
かなり気持ちは傾いているが、そこに踏み切るには申し訳ないがまだなにかが足りない。
「まあ、可能性が上がっただけいいか」
嬉しそうに笑い、彼も肩を寄せて一緒にショーケースを見てくる。
それが、なんかいいなと思っていた。
「そのバッグの中を確認させてもらっていいですか」
「い、嫌だ!
だいたい、警察でもないのに調べるとかできないだろ!」
警備員に言われてもまだ、男は必死に鞄を抱きしめて守っている。
この期に及んでも往生際の悪い男に呆れたのか、猪狩さんは面倒くさそうにため息をついた。
「その、警察なんだが」
ポケットの中から手帳を出し、開いて彼が男に見せる。
「そういうわけで鞄の中身、見せてもらうな」
「あっ」
猪狩さんが男から鞄を奪い、中を確認する。
しかし怪しいものはなにもなかった。
念のために携帯の中も確認したが、そういう画像は一枚もない。
「ほ、ほら!
なにもなかっただろ!
週刊誌に流してやろうかな、警察官に誤認逮捕されて酷い目に遭わされたって」
勝ち誇って男が笑い、唇を噛んだ。
絶対、この男がなにかしているはずなのだ。
監視カメラにだって映っているのに、なにもないはずはない。
「はぁっ」
しかし猪狩さんは取り乱すでも怒るでもなく、ただ短くため息を落としただけだった。
「こういう鞄は大抵、二重底になってるんだよ」
彼の手がなにかを引き剥がす、ベリベリという音がする。
すぐに黒い板状のものを取り出してその辺に置いた。
再び彼が鞄に手を突っ込み、掴みだしたものはなにかの機械だった。
「盗撮カメラ、あったけど?
もう言い逃れできないよな?」
「ぐうっ」
男が喉を詰まらせる。
猪狩さんのほうへと一歩、足を踏み出したものの急に標的を私に変え、殴りかかってきた。
「お前がおとなしく……」
反射的に目を閉じ、そのときを覚悟したが。
「あがーっ!」
すぐに男の悲鳴が聞こえてきて、そーっと目を開ける。
そこでは男が猪狩さんに取り押さえられていた。
「お前がおとなしくしろっ!」
「うぐぅっ」
猪狩さんに押さえつけられながらも、顔を真っ赤にして男が彼を睨み上げる。
「今、俺だと絶対に敵わないと悟ってひなに標的を変えただろっ!
弱いものに暴力を振るおうとするとか最低だな、お前っ!」
「ひ、ひぃーっ!」
猪狩さんの剣幕に男が情けない悲鳴を上げたが、そんな理由で私に襲いかかろうとした彼に同情の余地などない。
「盗撮と公務執行妨害の現行犯で逮捕だ!」
腰に手をやったものの、猪狩さんはそこにあるはずのなにかがないと気づき戸惑っている。
「あー、そうか、手錠、持ってないんだった」
困ったように彼が笑い、こんなときだというのに少しおかしくなった。
その後は警察署に行って事情聴取を受けたりと大変だった。
男の持っていたカメラからは私の他に多数の女性の画像が確認されていて、もう言い逃れはできなくなっていた。
「ひな」
事情聴取も終わって部屋を出たところで、猪狩さんが私を呼ぶ。
「怖かったな」
そっと彼の腕が私を包み込む。
ぎゅっと抱きしめられ、気持ちが緩んだ。
「こ、怖かった……」
ぽろりと落ちた涙はそこから堰を切ったかのように一気に溢れ出てくる。
泣きじゃくる私の声が静かな廊下に響いた。
「うん、怖かったな。
ごめん、怖い目に遭わせて」
猪狩さんの声には深い後悔が滲んでいる。
それを聞いて私の胸が痛んだ。
「猪狩さんは悪くない、です。
猪狩さんが助けてくれたから、怪我しないで済みました」
ひとりだったらなにもできず、帰って怖い目に遭ったと震えているだけだったかもしれない。
告発できていたとしても彼が本当に盗撮していたと証明できなかっただろうし、もしかしたら激高した男にそれこそ殴られていた可能性もある。
本当に猪狩さんが一緒でよかった。
「俺がひなから離れなきゃよかったんだ。
ごめん、本当にごめん」
それでも猪狩さんの後悔はまだ続いていく。
たぶん、私がなにを言ってもずっとこうやって後悔し続けていくのだろう。
だったら、どうしたら彼の心が軽くなるのか考える。
「猪狩さん」
「ん?」
私の顔をのぞき込んだ彼はまだ心配そうに、私の目尻に残る涙を指先で拭った。
「お詫びに私の欲しいもの、買ってくれませんか?」
きっとこれなら、落としどころになるはず。
そう信じて彼の顔を見上げる。
「わかった。
ひなの欲しいもの、なんでも買ってやる」
もう一度、ぎゅっと私を抱きしめて離れた彼はようやく少しだけだけれど笑ってくれて、ほっとした。
警察署を出て私が猪狩さんを連れていったのは、アクセサリーショップだった。
「ここに着ける、指環を買ってください」
猪狩さんへ、自分の右手薬指の根元を指してみせる。
「ひな?」
それを見て彼は怪訝そうな顔をした。
「まさか、ここに着ける指環の意味を知らないとかないですよね?」
「あっ、いや、一応、知ってるが。
恋人がいるとかそういう意味だろ?」
すぐに少し慌てたように彼が答えてくれる。
もし知らなかったらどうしようと不安だったが、ちゃんとわかっているようで安心した。
「でもひな、当分は俺とは兄妹付き合いで、って……」
「猪狩さんの結婚相手としてとりあえずキープされててもいいかなって、気が変わったんですよ」
赤くなっているであろう顔に気づかれたくなくて、ショーケースを見るフリをして俯く。
そもそもここしばらくの付き合いで猪狩さんが昔と変わらず……ううん。
昔よりももっと素敵な男性になっているのは確認した。
彼は今までの男と違い、見た目だけじゃなく中身もちゃんと見てくれる。
それに私が過去の男たちに取った態度を面白がってくれた。
それだけでもう、かなり彼に傾いていたといっていい。
そこに、今日の盗撮事件だ。
私を庇ってくれたのはもちろん嬉しかったし、私に殴りかかろうとした卑劣な犯人を取り押さえ怒っている彼は最高に格好よかった。
さらに私を怖い目に遭わせてしまったと彼が深く後悔しているのを知って、堪らなく愛おしくなった。
こんなにも彼は、私を深く愛してくれている。
それに猪狩さんと一緒だと、私は私らしくいられる。
いつの間にか彼は私の中で、憧れのお兄ちゃんから好きな人へと変わっていた。
「えっ、ひな、俺と結婚してくれるのか?」
眼鏡の向こうで大きく目を開き、猪狩さんが驚いた顔で私を見てくる。
「とりあえずキープされててもいいかも、です。
まだ結婚するとは決めていません」
期待に満ちている彼へ笑って訂正した。
かなり気持ちは傾いているが、そこに踏み切るには申し訳ないがまだなにかが足りない。
「まあ、可能性が上がっただけいいか」
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