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第一章 新しい生活の始まり
002-4
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クリフさんとノエルさんに挟まれ、鞄の上にコッコを乗せ、森の道なき道を進んでいると、突然目の前の世界が開けた。
平野の真ん中に、城壁に囲まれた大きな街!
村にある、木の囲みなんかの比ではない、二階建てのお家よりも高さがあるんじゃないだろうか?!
全然、街の中が見えない!
行列が見える。
王都に入る為の検問所だと思う。
初めて王都に入る僕は、最後尾に並んで検問を受けねば。
そう思って行列の最後尾方面に向かおうとした所、クリフさんが言った。
「アシュリー? 何処に行くんだ?」
「えっ? 列の最後尾に……」
ノエルさんが笑って言った。
「アシュリーには必要ないよ。僕達がいるもの」
「えっ? でも、あの?」
有無を言わさずクリフさんが僕を抱き上げると肩に乗せ、ずんずん検問所に向かう。
えぇ?!
そんな、皆並んでるのに、いいのかな?!
検問所に立つ兵士の人が、クリフさんとノエルさんを見て、敬礼をした。
「お疲れ様です! ご無事のご帰還何よりです!」
さすが騎士団の副団長達! 有名なんだ!
兵士の人はちらりと僕を見た。
「訳あって保護した。身元は保証する」
「分かりました。お二人がそうおっしゃるのであれば、お通りいただいて結構です」
まさかの! 顔パス?!
クリフさんはそのまま僕を下ろしてくれない。街の人達がジロジロ見てくるから恥ずかしい!
「クリフさん、下ろして下さいっ! 僕、自分で歩けますからっ! 重いでしょうし!」
「全然重くない。っていうか軽すぎる。アシュリーは痩せすぎじゃないか?」
「街中は色んな人がいるからね。保護の為にも、このままでいさせてくれると嬉しいな」
そう言われてしまっては、これ以上我儘は言えない。
二人のお陰で検問を通らずに入れたのだもの。
街の中央の広場を抜けると、巨大な建造物が見えた。
お城だ……!
クリフさんの肩にのったまま、お城の門の前まで辿り着くと、ようやく下ろしてもらえた。
胸に手を当てたクリフさんは両足を揃えた。
城門の前の兵士さん達も、同じように足を揃え、胸に手を当てる。
「任務完了につき、クリフォード・フォン・ジャーメイン、帰還した」
「ご無事のご帰還、お待ち申し上げておりました」
「副団長、あの、この子供は?」
「アシュリーという。途中の村で保護した。
第一級危険スキル持ちの子供だ」
兵士さん達の顔色が悪くなる。
第一級危険スキル?
ダンジョンメーカーの事?
でも僕、魔力がないよ?
あぁ、でもノエルさんが、悪い奴が僕の力を悪用するかも知れないって言ってた。
兵士さん達は恐々した顔で僕を見ると、城門を開けてくれた。
中を少し進んだ所で、クリフさんが足を止めた。
「ノエル、師長に至急取り次いでくれ」
ノエルさんは僕の頭を撫でると、また後でね、と言って去って行った。
「さ、アシュリー、厨房に案内しよう」
「はい!」
平野の真ん中に、城壁に囲まれた大きな街!
村にある、木の囲みなんかの比ではない、二階建てのお家よりも高さがあるんじゃないだろうか?!
全然、街の中が見えない!
行列が見える。
王都に入る為の検問所だと思う。
初めて王都に入る僕は、最後尾に並んで検問を受けねば。
そう思って行列の最後尾方面に向かおうとした所、クリフさんが言った。
「アシュリー? 何処に行くんだ?」
「えっ? 列の最後尾に……」
ノエルさんが笑って言った。
「アシュリーには必要ないよ。僕達がいるもの」
「えっ? でも、あの?」
有無を言わさずクリフさんが僕を抱き上げると肩に乗せ、ずんずん検問所に向かう。
えぇ?!
そんな、皆並んでるのに、いいのかな?!
検問所に立つ兵士の人が、クリフさんとノエルさんを見て、敬礼をした。
「お疲れ様です! ご無事のご帰還何よりです!」
さすが騎士団の副団長達! 有名なんだ!
兵士の人はちらりと僕を見た。
「訳あって保護した。身元は保証する」
「分かりました。お二人がそうおっしゃるのであれば、お通りいただいて結構です」
まさかの! 顔パス?!
クリフさんはそのまま僕を下ろしてくれない。街の人達がジロジロ見てくるから恥ずかしい!
「クリフさん、下ろして下さいっ! 僕、自分で歩けますからっ! 重いでしょうし!」
「全然重くない。っていうか軽すぎる。アシュリーは痩せすぎじゃないか?」
「街中は色んな人がいるからね。保護の為にも、このままでいさせてくれると嬉しいな」
そう言われてしまっては、これ以上我儘は言えない。
二人のお陰で検問を通らずに入れたのだもの。
街の中央の広場を抜けると、巨大な建造物が見えた。
お城だ……!
クリフさんの肩にのったまま、お城の門の前まで辿り着くと、ようやく下ろしてもらえた。
胸に手を当てたクリフさんは両足を揃えた。
城門の前の兵士さん達も、同じように足を揃え、胸に手を当てる。
「任務完了につき、クリフォード・フォン・ジャーメイン、帰還した」
「ご無事のご帰還、お待ち申し上げておりました」
「副団長、あの、この子供は?」
「アシュリーという。途中の村で保護した。
第一級危険スキル持ちの子供だ」
兵士さん達の顔色が悪くなる。
第一級危険スキル?
ダンジョンメーカーの事?
でも僕、魔力がないよ?
あぁ、でもノエルさんが、悪い奴が僕の力を悪用するかも知れないって言ってた。
兵士さん達は恐々した顔で僕を見ると、城門を開けてくれた。
中を少し進んだ所で、クリフさんが足を止めた。
「ノエル、師長に至急取り次いでくれ」
ノエルさんは僕の頭を撫でると、また後でね、と言って去って行った。
「さ、アシュリー、厨房に案内しよう」
「はい!」
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